Re:盤について教えていただけないでしょうか?

enoeno(2007/04/05 20:03:06)


 こんばんは。え〜のさんが言うように 私も寄せ場の考え方が甘いのでしょうね。日曜日に同行させていただくことになったので、いろいろ勉強させてもらってきます。やはり、本やネットで文で見てるより数段早く砂金を採ることが出きるんではと思っています。日曜日、私にも採れればよいのですが。

──────────────────────────

黄金

ヒロです(2007/04/01 04:37:34)


 昨日は増水と強風に泣かされました。砂金掘りをしていると腰が90度くらいに曲がったおばぁさんが来られて『散歩していたらずぅーといてはるんで何しとるんかのー』って聞かれて、私は例のごとく珍妙な装置《二号》を川原で店開きしていたので、砂金掘りとはよう言わず・・・『鉱物の採取です』と言ってしまいました、おばぁさんすみません。おばぁさんは『研究は人の為にエエもんじゃ』と言われて『これ食べて頑張りなさい』とこれを下さりました。なんと、これが黄金飴・・・。はっらー!!スゴイ偶然・・・。その後二号と格闘しながらこんなモノをゲットしました。これがかの有名な(貧者の黄金)黄銅鉱ですか・・・。いやー初めて見ました。

──────────────────────────Re:黄金

KABA(2007/04/01 13:13:44)


 黄銅鉱ですか? なんか違うような、黄銅鉱ならばサイコロ状の結晶が確かあるのでは。タイルの裏側とかの素焼きの瀬戸物なんかとこすってできる線状痕は何色が出てますか?

──────────────────────────

Re:黄金

ひよこ(2007/04/01 18:15:10)


 でか!

──────────────────────────

Re:黄金

野村(2007/04/01 19:01:05)


 金箔を使ったエイプリルフールネタと見ました。此処の掲示板は過去ログも資料として見に来る人が多いですから、あまり冗談ネタはお勧めしません。1年に一度のことで信じる人も少ないと思われますが、何年後かに初めて見た人は??

──────────────────────────

Re:黄金

広瀬(2007/04/01 22:25:45)


 後で「ネタ」である旨書いておけば問題ないと思いますが。それはさておき、黄銅鉱の新鮮な割れ口は白っぽい金色をした黄鉄鉱より「黄金」と言った感じがするので騙される人もいるかもしれませんね。サイコロ状の形で産出しやすいのは黄鉄鉱の方で黄銅鉱はサイコロ状などの所謂「自形」を示すことは少ないです。産出自体も黄鉄鉱に比較すれば稀です。自形の黄銅鉱が採れる所へ行ってみたいな〜。

──────────────────────────

Re:黄金

ヒロです(2007/04/02 01:53:21)


 こんばんは。そうです後半はエイプリルフールのネタです。前半は本当です。

 KABAさん、すみませんです。そしてありがとうございました。

 ひよこさん、てかっ! ・・・は笑えました。黙っていていただいてありがとうございました。

 野村先生、すみません。

 広瀬さん、勿論ネタばらしはするつもりでした。過去ログにもあったように・・・。あれは楽しかったです。

 今回のエイプリルフールではこのネタを友人達に使いました。さすがに砂金掘りをしていない友人達には効果がありましたが。《酒場》ですので・・・まぁー、一杯やって許して下さいネ。

──────────────────────────

Re:黄金

野村(2007/04/03 16:35:38)


 いや、別に謝られるほどのことでは・・・。アラスカゴールドフォーラムでは3月31日にこんな写真が載せられていました。

──────────────────────────

千葉県内の砂金掘りの情報が欲しい

山神(やまがみ)(2007/04/01 21:33:06)


 千葉県四街道市に在住する定年退職者です。「趣味の砂金採り入門」(文葉社)と「北海道砂金掘り」(北海道新聞社)を読み、自分も砂金掘りをやってみたくなり初めて投稿します。「趣味の砂金採り入門」には東京都、茨城県で砂金の採れる川が記載されていますが、千葉県についての記述はありません。それで千葉県立中央博物館へでかけて、地学資料「千葉県の鉱物」を購入、展示の鉱物標本リストなどを調査しましたが、砂金に関する記述は見当たりません。木更津市立金鈴塚遺物保存館には副葬品として出土した金の鈴が展示されており、また同市内を流れる矢那川で明治時代に砂金採取がなされたとのネット情報を見つけました。東京の多摩川で砂金が採れるのなら利根川はどうだろうかと、先日香取市内にある県立中央博物館大利根分館へ出かけ学芸員に質問しました。しかし利根川で砂金が採取されたとの情報は聞いていないとの回答でした。川砂金がダメなら浜砂金でもとネット検索しましたが、確度の高い情報は得られていません。埋蔵金伝説は豊富で5件以上あるようです。現在砂金掘りがおこなわれている河川、地域の情報があれば教えてください。採取用具はこれから調達します。

──────────────────────────

Re:千葉県内の砂金掘りの情報が欲しい

ヒロです(2007/04/02 03:21:39)


 山神さん、こんにちは。私もまだ初心者ですが、最初は戦国時代の鉱山あたりから調べました。千葉県と同じく大阪も金山がナイみたいで結局近県への遠征になってます。この《酒場》の過去ログはスゴク参考になりますのでぜひ読んでみて下さい。色々な方のHPも判ります。魚釣りと同じで、初めての一粒が採れた時は・・・はまりますヨ。遊び心で頑張って下さい。

──────────────────────────

Re:千葉県内の砂金掘りの情報が欲しい

山神(やまがみ)(2007/04/02 19:48:28)


 千葉の山神です。迅速なレスポンスに感謝いたします。早速過去ログを「千葉県」で検索したら2件ヒットしました。千葉県長生村七井土にある「磯部鉱石資料館」(合同資源産業株式会社)に展示されている「日本金山総覧」と約5,000に及ぶ鉱石標本の存在が分かりました。地元千葉県の砂金、金鉱石が記載、展示されているかはまだ不明です。「日本金山総覧」は県内の全図書館および国会図書館にもない貴重な本です。もう1件は北海道・歴舟川砂金掘探訪会(2004-07-25)の参加者約80人の中に、千葉県からの参加者があったとの記載です。北海道まで遠征されるとは相当熱心な砂金マニアだと推察します。ぜひ地元での活動状況を聞かせてください。

──────────────────────────

Re:千葉県内の砂金掘りの情報が欲しい

ねこ@PDA(2007/04/02 08:13:26)


 おはようございます私も大阪なので千葉県の情報は持ち合わせて居ません。私の調査方法はネットで調べる事をします。もちろん質問することも入りますが、ネット上で公開されている情報から。捜し出す事も結構当たりがあったりします。既にされているかも分かりませんがgoogleなどで「千葉 砂金」などキーワードをいれてみて下さい。但し砂金と言う方の名前でヒットが多いので苦労しますけど、砂利の中から砂金を見つけだすような気持ちになります(笑)。的確な解答ができずに申し訳ありません、頑張ってくださいね(千葉からなら山梨が近いのでは)。

──────────────────────────

Re:千葉県内の砂金掘りの情報が欲しい

ヒロです(2007/04/02 20:06:19)


 そうですネ。私もそう思いますが・・・この砂金掘りには、なんか底知れない魅力があるみたいです。

──────────────────────────

Re:千葉県内の砂金掘りの情報が欲しい

三木(2007/04/04 22:24:49)


 はじめまして、山神さん。私も残念ながら、千葉県の確度の高い砂金産地の情報は、寡聞にして知りません。ただ、「かつて鉱区設定されていた」という話や、真偽の程は定かではありませんが「海砂(砂鉄?)採掘時に混じっていた」という話は聞いたことがあります。この3月に東京へ出張した折、脚を伸ばそうと画策した(天候不順で結局行けませんでしたが)際にも、山神さん同様、情報不足で苦労しました(その際は、川相を見て探見掘りをする予定でした。当然ボウズ覚悟でです。)。

 ところで、これから始められるのであれば、まず砂金掘りができる体験場(関東ですと山梨の湯の奥金山博物館でしょうか)へ行ってみることをお勧めします。パンニングの感じを掴み、近隣県の採れる川で実際に採取した上で、千葉県に挑戦された方が良いかと思います。一見遠回りに思えますが、初めての場合、その方が闇雲に掘るよりも近道だと思います。上達も判って自信もつきますし、なにより、砂金を採取しつつですから楽しいですしね。情報不足で大変でしょうが、千葉県の砂金採取目指して頑張って下さい。

──────────────────────────

Re:千葉県内の砂金掘りの情報が欲しい

(2007/04/05 09:07:30)


 三木さん、しばらくぶり(お元気?)。私も同じく体験場を取っ掛かりにするか、体験者に同行するかが近道だと思います(急がば回れ)(百聞は一見に如かず)。じゃないと私みたいに大きく遠回りしてしまいます(まぁ遠回りも捨てたモノではないですけどね)。

──────────────────────────

Re:千葉県内の砂金掘りの情報が欲しい

山神(やまがみ)(2007/04/07 10:48:05)


 三木さん、投稿ありがとうございます。昨日自宅から約60kmの所にある金銀鉱石の展示で知られた「磯部鉱石資料館」(合同資源産業(株)千葉事業所構内、見学予約制)へ出かけ、金鉱石標本の見学、情報収集をさせて頂きました。結論を言うと、千葉県、東京都には金山はありません。多摩川で砂金が採取されるので県内の河川でも砂金の採れる可能性は否定できません。帰宅後入手した「きみも金鉱を発見できる」(石井康夫著、土木工学社、1986年)の127頁に”千葉県の銚子沖に砂金地帯があるといわれている”との記述を見つけました。浜砂金の可能性を示唆する情報と受けとめネット検索したのですが、まだヒットなしです。浜小判発見の情報は時々あり、昨年も館山市塩見海岸で一両小判が見つかり、半年後に時価20万円の小判は拾得者のものとなりました。河川から海浜へ展開させてもう少し情報収集するつもりです。

──────────────────────────

Re:千葉県内の砂金掘りの情報が欲しい

三木(2007/04/07 19:31:57)


 剛さん、ご無沙汰しております。お変わりありませんか?こちらは、相変わらずの出張暮らし(現在も出張中)です。

 こんばんは、山神さん。確かに千葉県に金山はありませんが、金山だけが砂金の供給源というわけではありません。他の鉱山が供給源になっていたり、およそ鉱山等の無い所でも採れたりしますので、他の鉱山や地質等についても調査・情報収集してみて下さい。また、皆さんのホームページや過去ログを(関係ない地域であっても)、じっくり見て、読まれることをお勧めします。情報収集や採取に際してのヒント、注意点等がきっと見つかりますよ。

──────────────────────────

訂正 矢那川の砂金掘り(Re:千葉県内の砂金掘りの情報が欲しい)

山神(やまがみ)(2007/05/06 20:05:27)


 下記の投稿において「矢那川で明治時代に砂金採取がなされたとのネット情報を見つけました」と記述しましたが、これは誤情報であることが判明しました。間違いであることが分かりましたので、この個所を取り消しとさせて頂きますとともに、皆様にご迷惑をお掛けしたことをお詫び致します。なお、現在千葉県内の川砂金に関する情報はまだ得られておりません。


>千葉県四街道市に在住する定年退職者です。「趣味の砂金採り入門」(文葉社)と「北海道砂金掘り」(北海道新聞社)を読み、自分も砂金掘りをやってみたくなり初めて投稿します。「趣味の砂金採り入門」には東京都、茨城県で砂金の採れる川が記載されていますが、千葉県についての記述はありません。それで千葉県立中央博物館へでかけて、地学資料「千葉県の鉱物」を購入、展示の鉱物標本リストなどを調査しましたが、砂金に関する記述は見当たりません。木更津市立金鈴塚遺物保存館には副葬品として出土した金の鈴が展示されており、また同市内を流れる矢那川で明治時代に砂金採取がなされたとのネット情報を見つけました。東京の多摩川で砂金が採れるのなら利根川はどうだろうかと、先日香取市内にある県立中央博物館大利根分館へ出かけ学芸員に質問しました。しかし利根川で砂金が採取されたとの情報は聞いていないとの回答でした。川砂金がダメなら浜砂金でもとネット検索しましたが、確度の高い情報は得られていません。埋蔵金伝説は豊富で5件以上あるようです。現在砂金掘りがおこなわれている河川、地域の情報があれば教えてください。採取用具はこれから調達します。

──────────────────────────

ポットホールに挑戦

ねこ(2007/04/07 21:42:52)


 京都のとある場所(この間行った場所です)に足を伸ばしてみました。最近掘った跡がありましたので、周辺を散策すると大きなポットホールがありました。2時間近く格闘しましたが、粉みたいな物が3個しかなかった。この場所は通ってくれないんですね。

──────────────────────────

Re:ポットホールに挑戦

momo3(2007/04/07 22:25:36)


 まわりの状況からすると流れ易い穴の可能性もありますね。流れが元気過ぎて穴に留まれないとか。移植ゴテの大きさからすると深さはまあまあありそうですが。金属くずが充分入っていれば、おっしゃるように砂金が通ってないのでしょうか。

──────────────────────────

Re:ポットホールに挑戦

s原(2007/04/08 00:06:32)


 初めまして。鹿児島の者です。経験的には、もっと小さめの穴で、穴の中にがっちりと石が咬み合って容易には外せないような感じの方が取れるみたいです。

──────────────────────────

Re:ポットホールに挑戦

ねこ(2007/04/08 20:05:46)


 momo3さん、金属屑も無かったので、流れて行く穴でしょうね。あの川ですからかなりの流速がありそうです。表面だけ石が硬くしまってましたが、それをすぎるとサクサク掘れましたが、底は膝あたりまでありましたので最後は大変でした(汗)。

 s原さん初めまして、小さめの穴がよろしいですか、見つかると良いのですが。

──────────────────────────

Re:ポットホールに挑戦

s原(2007/04/09 02:05:25)


 確かにポットホールは外れが多いですね。採れる穴は年に2〜3個くらいのものですね。なお、岩盤質から言うと、堅くて滑らかな岩盤よりも、砂岩・凝灰岩などの柔らかい岩盤のポットホールの方が断然当たりがよいです!また、ポットホールの多いところでは、1個の石がスッポリとはまり込んでいるような穴を先に試す方が効率がよいようです。ガンバってください!

──────────────────────────

Re:ポットホールに挑戦

野村(携帯)(2007/04/08 09:36:38)


 木曜日に生徒たちと鉱物砂金採集に行きました。その時の跡では?この日KABAさんもお誘いしたら、お花見とのことでした。

──────────────────────────

Re:ポットホールに挑戦

KABA(2007/04/08 16:09:14)


 あいたた、すいません先生。日頃の悪行がたたりまして、家族奉仕に午前中は当てていたんです。昼過ぎにようやく終わり、すこしだけ北部方面!へ出かけましたら手ごろなポットホールがあり、その中から数個の砂金が出たんです。ルーペで捜さないといけないような奴でなく、砂鉄の中にしっかりと存在がある奴が。 近くにはまだ基盤岩もあり、夏の減水が期待できます。先生の御誘いを断ってこういう結果になってしまい、罪滅ぼしにいつかご案内します。

──────────────────────────

Re:ポットホールに挑戦

ねこ(2007/04/08 20:09:14)


 そうでしたか、今回は脚立持参でいきましたので上り下りは楽でしたよ。

──────────────────────────

Re:ポットホールに挑戦

ヒロです(2007/04/08 17:41:33)


 このくらいの大きさのポットホールでも結構時間かかりますよね。ましてや水流のあるトコロでは。とうとう秘密兵器・二号が完成しました。今日テストに行ってサンクション・ノズルなしで、軽量ポンプで土砂の吸い込み吐き出しが出来ました。掃除機でズッズッって吸う感じでいけます(240L/分)。土砂の 搬送距離は 今日のテストでは3Mでしたが、次回のテストでは7M13Mに挑戦します。また、この二号をパワーアップしたモノを作製中です。成果が出るようになったらまたご報告します。

──────────────────────────

発行日4月10日

morimori(2007/04/10 16:10:53)


 写真版北海道の砂金堀り(復刻版)¥1500

 北海道砂金堀り(復刻版)¥1500

 農閑漫歩(新刊)¥1500

 いずれも著者加藤公夫。が4月10日に発行されました。

3冊セットで販売するそうです、¥4500プラス送料、購入希望の方、直接本人に電話で注文して下さい。

 電話0155−62−5138 加藤公夫

これは本人の許可を頂いて載せたものです。

──────────────────────────

Re:発行日4月10日

morimori(2007/04/10 19:28:24)


 書き忘れましたが、著者加藤公夫さんは北海道砂金史研究会の会長です。

──────────────────────────

日曜日に同行させていただき 砂金堀に・・・

enoeno(2007/04/10 20:04:21)


 日曜日にねこさんに同行させていただき 初砂金を手にすることが出来ました。やはり寄せ場を絞るのがあまかった見たいです。少しだけですが寄せ場の選び方もわかりました。次は自分の力で見つけ出したいとおもいます。ねこさん、ありがとうございました。

──────────────────────────

Re:日曜日に同行させていただき 砂金堀に・・・

ねこ@PDA(2007/04/10 20:36:22)


 お疲れさまでした。私も最初は見当違いな場所ばかり漁っていた事がありますから。頑張ってくださいね。

──────────────────────────

ユーコン砂金物語改訂版

ATSUSHI GOMI(2007/04/11 23:13:19)


 皆様、御無沙汰しています。3年ほど前に「ユーコン砂金物語」として、世界的な砂金地であるカナダのユーコン準州クロンダイク砂金地を中心に、砂金地の歴史や現況、スルースボックスの研究などの内容を、カナダで入手した資料を基に書き込みさせて頂きました。その後新規にカナダやオーストラリアでいくらかの資料が入手できましたので、内容を少し改訂して再度書き込みさせて頂きたいと思います。各位の御批判、御意見などよろしくお願いします。

──────────────────────────

Re:ユーコン砂金物語改訂版

広瀬(2007/04/12 12:20:37)


 この夏初めてドーソンを訪れる予定なので興味深い話になりそうです。

──────────────────────────

ユーコン砂金物語 まえがき

ATSUSHI GOMI(2007/04/15 23:40:24)


 一般にゴールドラッシュといえば、1848年の米国カリフォルニア州、1851年の豪州ビクトリア州、1896年のカナダ、ユーコン準州クロンダイク(KlondikeまたはKlondyke)が有名です。クロンダイクは米国アラスカ州に近く、その玄関口がアラスカ州側のスカグウェイ(Skagway)港だったために、また、チャーリー・チャップリンの映画「黄金狂時代」の影響もあってか、ゴールドラッシュの舞台がアラスカだと思われがちですが、実際にはカナダ領です。

 砂金鉱業は現在でもユーコン準州の重要な産業のひとつで、1896年のクロンダイク砂金地の発見から今日までに約1,660万オンス(517トン)の砂金を産出し、2005年にはまだなお128箇所の砂金地で約450名の砂金掘師が70,322オンス(2,187kg)の砂金を採掘しました。ユーコン地質調査所ではクロンダイク砂金地を始めとする準州内の砂金地の稼行実績をまとめていて、1998年から2002年の5年間については下記で詳しく参照することができます。

  http://www.geology.gov.yk.ca/public

           ations/placer_industry/index.html

 また、ユーコン準州内の砂金地の地図については下記で概観することができます。

  http://mapsyukon.gov.yk.ca/webmaps

           /mining/placer_atlas/viewer.htm

 なお、カリフォルニア州のゴールドラッシュについて興味のある方は、石原舜三(1986):カリフォルニアの金鉱床.地質ニュース379号、p.6−21.をご参照ください。

  http://www.gsj.jp/Pub/News/n_index/index.html

 それでは、ユーコン準州の砂金発見の歴史から書き込みを始めます。

──────────────────────────

Re:ユーコン砂金物語 まえがき

大森(2007/04/16 18:58:06)


 GOMI様、お預かりしている画像、まだ半分ぐらいですが登録を開始しましたので、タグの使用、その他については後ほどメールさせていただきます。改訂版ユーコン砂金物語、楽しみにしています。

──────────────────────────

ユーコン砂金物語1.初期のユーコン地方

ATSUSHI GOMI(2007/04/21 11:20:33)


 ユーコン地方のゴールドラッシュの幕開は、1897年夏のことで、この舞台となったクロンダイク(KlondikeまたはKlondyke)とは、アラスカ州に近いカナダのユーコン準州(Yukon Territory)、ドーソン(Dawson)の南方一帯のことです。この付近は森林ツンドラで、冬は−60℃にもなり、夏は白夜が続き蚊が大発生するような、自然環境の厳しいところです。

 カナダ北部は15世紀末の白人移民の初期当時から、インディアンとの毛皮交易によってかなり奥地まで探検されていたらしく、ユーコン地方ではすでに1850年頃に砂金が発見されていたといわれます。しかし、毛皮交易を優先保護するために、砂金の存在は極秘にされていました。当時は毛皮交易のハドソンズ・ベイ社(Hudson’s Bay Company)が北部の権益を独占しており、オタワの自治政府の影響は辺地まで届かなかった時代でした。なお、毛皮交易で成長したハドソンズ・ベイ社は現在もデパートを経営しており、「ベイ」の名で親しまれています。カナダ国民はハドソンズ・ベイ社を自国の歴史のパイオニアと考えているのです。

 1867年に米国がアラスカ州をロシアから購入したことが契機となって、カナダ自治政府は1870年にハドソンズ・ベイ社からすべてのカナダ北部の権益を買収し、ようやく一般の鉱業権設定が可能となって、主に西のアラスカ州側から探鉱者が入り始めたのです。探鉱者の半分は米国国籍、半分はカナダ国籍でした。

 ユーコン準州と1998−2002年生産の砂金地位置図(ユーコン地質調査所資料)

──────────────────────────

ユーコン砂金物語2.ゴールドラッシュ前夜(1) スチュアート河砂金地の発見

ATSUSHI GOMI(2007/04/21 11:47:43)


 どこの世の中でも自然の困難さにもめげず、先駆的なアイデアを実行に移す人達はいるものです。アイルランド人のアーサー・ハーパー(Arthur Harper)は英国領北米の地図を見て、マッケンジー河(Mackenzie River)支流のリアード河(Liard River)とピース河(Peace River)のあるユーコン地方が、すでに発見されていたブリティシュ・コロンビア(British Columbia)州のカリブー(Cariboo)砂金地域に似ており、ユーコン地方に砂金が存在すると考えました。それで数人の仲間とともに18729月にピース河上流を出発しました。途中で同じように砂金を探しているレロイ・マクエステン(LeRoy McQuesten)、アルフレッド・メイヨ(Alfred Mayo)などの探鉱者たちと会いました。ようやく40マイル・クリークで最初の砂金の徴候を得ました。1875年、ハーパーはついに60マイル・クリークで砂金を発見し、しばらくここで砂金掘りを行うことを決めました。

 18834月、トーマス・ボスウェル(Thomas Boswell)と仲間は、スチュアート河(Stewart River)を橇で90マイル遡上し、チャップマンズ砂州(Chapman’s bar)で焚き火をして砂礫を融かしてパンニングしたところ、多量の砂金を発見、1日で200ドル相当の砂金を回収することに成功しました。別の一団はさらに7マイル上流のスチームボート砂州(Steamboat bar)で、1人1日でロッカーにより140ドル分の砂金を回収し、ひと夏に35,000ドル相当の砂金を採取しました。翌1884年には100名の砂金掘り師たちがスチュアート河にやってきましたが、ひと夏で1人約1,000ドル相当の砂金を回収していました。1886年には乗って来た小型蒸気船ニュー・ラケット(New Racket)号を砂州に乗り上げ、その蒸気エンジンをポンプに転用して砂礫をスルースボックスで処理し、1箇月足らずで1人当り1,000ドル以上を稼ぎました。砂金は細粒で砂州の上流に位置し、厚さは60cm以下だったといわれます。

 砂金 ユーコン準州、60マイル・クリーク支流ミラー・クリーク(Miller Creek)産1目盛=1mm

──────────────────────────

ユーコン砂金物語3. ゴールドラッシュ前夜(2) 40マイル・クリーク砂金地の発見

ATSUSHI GOMI(2007/04/27 01:19:08)


 1894年頃までに既に約200名の先駆的な砂金掘り師たちが太平洋岸から海岸山脈を越えてユーコン河を300マイル下り、スチュワート河まで達していて、一年で10万ドル相当の砂金を採掘していました。こうした砂金掘り師たちのために、マクエステンとハーパーはスチェワート河口に交易所(Trading Post)を開設しますが、さらに事業が拡大するものと予想し、マクエステンは必要物資を仕入れにサンフランシスコへ向かいました。

 189577日、砂金掘り師のひとりだったハワード・フランクリン(Howard Franklin)は探検掘りを試みようと、スチュワート河からさらに100マイル下り、かつてハーパーが探鉱したことのある40マイル・クリークに至り、露出した基盤岩の堆積物をパンニングして、粗粒のナゲット(Nugget)を発見しました。それまでスチュワート河で採掘されていた砂金は細粒(Gold dust)だったため、粗粒のナゲットは採取が容易で金量も多くて魅力的でした。そのため、殆どの砂金掘り師が一瞬にうちに40マイル・クリークへ移動し、ひと夏で20万ドル分もの砂金が回収されました。

 ハーパーはこの発見を事業拡大の好機と考え、40マイル・クリークへ交易所を移しましたが、一方では砂金掘り師に供給できるほど充分な物資が、全く不足しているという大問題が浮上しました。そのため、サンフランシスコにいるマクエステンにもっと物資を仕入れるよう連絡をとりたかったのですが、ユーコンは既に冬期に入り、ユーコン河は結氷して交通は途絶していました。当時の最も近い白人居住地は、チルクート峠をアラスカ州側に下ったダイアの交易所だけでした。

 ジャック・マクエステン("Jack" McQuesten)

──────────────────────────

ユーコン砂金物語4. ゴールドラッシュ前夜(3) 40マイル・クリーク交易所

ATSUSHI GOMI(2007/04/28 21:53:31)


 トーマス・ウィリアムス(Thomas Williams)はアラスカ商業会社(Alaska Commercial Company)に雇われた河川蒸気船の船長でしたが、この危険な連絡業務を買って出ました。1985123日にウィリアムスは略地図と、ひとりのインディアンの少年の助手を連れ、犬橇で出発しました。郵便袋にはアラスカ商業会社からサンフランシスコの本社への手紙と、約3,000ドル分の砂金が入っていました。

 厳寒の中で凍てついた森林や藪を越える旅は予想以上に困難で、犬は寒さと食料不足で死に、ウィリアムスたちはその死骸を食料にして進みました。チルクート峠に達したときにはブリザードが吹き荒れ、疲労と空腹でウィリアムスはとうとう一歩も進めなくなり、雪に穴を掘って晴れ間を待つことになりました。4日目にブリザードがやや治まったため、再び歩き始めましたが、ウィリアムスにもう歩く力は無く、砂金の入った郵便袋を置いていかざるを得ない状態でした。しばらくインディアンの少年の肩に負われて歩き続けましたが、少年も力尽き、ウィリアムスを置いてひとりでダイアを目指しました。途中のシープ・キャンプ(Sheep Camp)で砂金掘り師の一団と出会うことができたため、橇を借りてウィリアムスを収容し、26マイル離れたダイアの交易所にようやく辿り着きました。しかし、すでに遅く、ウィリアムスは2日後に死亡、インディアンの少年はカヌーでジュノー(Juneau)へ運ばれ、凍傷のつま先の切断手術を受けました。少年は英語が良く話せなかったので、豆を床にばら撒いて「金、全部これと同じ!」と叫んで置いてきた砂金のことを語ったそうです。

 こうしてウィリアムスが置いてきた砂金が、今もなおチルクート峠のどこかに埋まっていると信じられています。もっとも郵便袋は後で回収され、砂金も回収され、手紙も開封されたという現実的な説もあります。

 ウィリアムスの遺体が携えていた手紙の一部に、40マイル・クリークでの砂金発見が書かれていたため、ブリティシュ・コロンビア州のビクトリア(Victoria)から500人がユーコン準州を目指し、クロンダイク発見に先駆けて小さなゴールドラッシュが起こりました。

 1894年から1895年にかけて、クロンダイクに先駆けて、40マイル・クリークを中心に9箇所の砂金場が発見され、約40万ドル分の砂金が回収されました。ハーパーとマクエステンが40マイル・クリークに開設した交易所は、この一帯の唯一の物資補給所として、初期のユーコンの探鉱者に大きな便宜を与え続けました。

 1897年当時の砂金掘り師たちの探検

 ナゲットを示す砂金掘り師たち

──────────────────────────

ユーコン砂金物語5.ゴールドラッシュ前夜(3) ゴールド・ボトム・クリーク砂金地の発見

ATSUSHI GOMI(2007/04/30 22:26:09)


 当時ユーコン準州側の砂金採取の中心は40マイル・クリークと60マイル・クリーク地区で、40マイル・クリークにはハーパーとマクウェステンの交易所や鉱業登記所ができて小集落を形成していました。ユーコン準州側の治安と鉱業権管理は北東騎馬警官(NWMP: North West Mounted Police)が、急造のロッグハウスを造って担当していました。現地での砂金掘り作業者の日給基準が610ドルだったのに対して、騎馬警官の給料はたったの50セントでしたが、辺地での彼等の治安と米国に対するカナダ権益保全に果たした役割は献身的で目覚しく、現在でもカナダ国民の誇りとなっています。当時、鉱区は18年期限、新しい砂金河川を発見した探鉱者には長さ500フィートの鉱区を2つ登記する権利が与えられていました。

 この探鉱者のなかに、カナダ東部のノバスコティア(Nova Scotia)州出身のロバート・ヘンダーソン(Robert Henderson)という人物がいました。彼はすでに40マイル・クリークや60マイル・クリーク地域に鉱区を設定する余地が殆どないことから、インディアン・リバー(Indian River)支流のクオーツ・クリーク(Quartz Creek:下図参照)で採掘していましたが、ひと夏に40オンス(1240g)回収したのみだったので、ここにも見切りをつけて、1896年春にさらに奥地に探検掘りに出かけます。これが今世紀最大のゴールドラッシュを引き起こすきっかけとなることを、まったく誰も知り得ませんでした。

 クロンダイクの河川図(University of Washington Press 1967)

──────────────────────────

ユーコン砂金物語6.本命ボナンザ・クリークの発見

ATSUSHI GOMI(2007/04/30 23:41:56)


 ヘンダーソンはクオーツ・クリークでの砂金掘りを止め、さらに上流に遡って分水嶺(ザ・ドーム(The Dome):前回の地図参照)を越え、1896年初夏に彼がゴールド・ボトム・クリーク(Gold Bottom Creek)と名付けた川に達します。ここでは1パンニングパンで2セント分の砂金を回収できたに過ぎませんが、それまでに見てきた砂金地よりは良好でした。

 これとは別に、ジョージ・カーマック(George Carmack)はインディアンの妻、そして2人のインディアン仲間のスクーカム・ジム(Skookum Jim)とタジッシュ・チャーリー(Tagish Charlie)とともにクロンダイク河口で鮭漁をして生活していました。彼は砂金掘りよりも狩猟や鮭漁と静かな生活に興味がありましたが、これは彼の父親が1849年のカリフォルニアのゴールドラッシュに参加して失敗したことが影響していたようです。たまたま40マイル・クリークまで生活用品を買出しに下山してゴールド・ボトム・クリークへ戻るヘンダーソンが、カーマックのキャンプに立ち寄りました。ヘンダーソンはベテラン探鉱者としてカーマックに言いました。「ユーコン河の東の新しい地域には良い砂金地があるので、一度来て鉱区を設定してみたらどうだ。ただしインディアンは来るな。」この言葉はインディアンに差別的であり、カーマックには親切というよりも侮辱と受け取れるものだったのと、カーマックは砂金よりも森林資源に興味があったため、すぐにヘンダーソンの所を訪ねませんでした。

 ボナンザ・クリーク(Bonanza Creek)は、当初はラビット・クリーク(Rabbit Creek)と呼ばれており、探鉱者は入っていませんでした。カーマックはまず森林資源の調査のついでに、インディアン仲間を同行し、ボナンザ・クリークを遡ってヘンダーソンに会いに行きました。相変わらずインディアンに対して差別的なヘンダーソンに失望し、1896814日、再びボナンザ・クリークを下る途中、スクーカム・ジムはエルドラド・クリーク(Eldorado Creek)との合流地点付近で基盤岩が露出し、割れ目に親指大のナゲットが刺さっているのを発見しました。ここで2日間砂金を掘り続けた結果、1パンニングパンで4ドル分の砂金を回収でき、周辺は非常に高品位の砂金地であることが判明、1896817日、直ちに40マイル・クリークに下山し、鉱区を登録しました。2人のインディアンも権益の半分を得ることができました。

 カーマックは40マイル・クリークで会う人々毎に、この砂金地のことを話しましたが、辺鄙なゴールド・ボトム・クリークに居たヘンダーソンの元には遂にこの情報は伝わることがありませんでした。

 ロッグ・キャビン前のジョージ・カーマック

 ジョージ・カーマックと妻ケイトと娘

 後のボナンザ・クリーク(1898年)画面左手前がカーマックの砂金発見場所。右手の丘がゴールドヒル(Gold Hill)、その向こう側がエルドラド(Eldorado)・クリーク河口。(E.A.Hegg撮影, University of Washington Press)

 グランド・フォークス(Grand Forks) ボナンザ・クリークとエルドラド・クリークの合流点はグランド・フォークスと呼ばれて一大砂金地となった。立坑とスルース・ボックスが所狭しと分布する。(National Archives of Canada photo C-14544)

──────────────────────────

初めまして。

(2007/04/30 01:04:23)

http://park12.wakwak.com/~kosenkan/index.html


 皆さま、初めまして。3月の下旬に、旅行の途中に身延の金山博物館に立ち寄って以来、どうしても自然金を自分の手でゲットしたいと思い、明日30日に初砂金掘りに出かけることにしました。わたしは愛知県在住で木曽川のほとりに住んでいますから、練習がてらに木曽川でパンニングをしてみました。案の定、砂鉄しか採れませんでしたが。明日は、荘川の六厩に出かけて初掘りにトライしてみたいと思っています。初心者には難しい砂金掘りに、妻は大笑いしながら、「きっと採れないよ。美味しいお弁当を作って付き合うからね。でも、きっと採れないでしょう。」と言っていました。

──────────────────────────

Re:初めまして。

KABA(2007/04/30 06:27:19)


 こんにちは、採れるといいですね。この掲示板の以前書き込みに砂金が集まる場所が出てますからじっくり丁寧に そして真剣に過去の書き込みを 読んでください。

──────────────────────────

Re:初めまして。

ヒロです(2007/04/30 06:38:54)


 素晴らしい奥さんですネ。最初の一粒が難しいかもしれませんが、色々なHPとここの過去ログを参考にされて、一度近くの方にご一緒してもらうとイイですヨ。くれぐれも腰にご用心。

──────────────────────────

Re:初めまして。

野村(2007/04/30 09:52:03)


 神戸の野村です。木曽川なら鵜沼のチャートの基盤岩を盤叩きすると出ます。最大で2mmくらいでした。坂祝のポットホールも浚えると多少出ます。六厩は知りません。頑張ってください。HP拝見しました。古銭のご趣味ですか。私も砂金掘りをしていて寛永通宝などが何枚か出てきたことがあります。

──────────────────────────

Re:初めまして。

(2007/04/30 18:41:23)


 石川の砂金堀り師?です。この前(昨年11月24日)に六厩に行きました。細かい物でしたが採れました。初めてだったのでいまいち場所取りがうまくいきませんでした。今度時間を作って行こうと思っています。宜しければ都合をセッティングして一緒に行きませんか。

──────────────────────────

ただいま帰宅しました。

(2007/04/30 22:31:24)


 こんばんは。蒼です。初砂金、ゲットしました!薄っぺらく細長いものでした。質量は0.01〜0.02g、最大長は3.8mmです。

──────────────────────────

Re:ただいま帰宅しました。

(2007/04/30 22:59:37)


 皆さま、レスをありがとうございました!!! 夕食を居酒屋で済ませて帰宅しました。仕事柄、朝に弱く、それでも早起きをして10時半に出発。渋滞もあり道にも迷い、1時過ぎになんとか六厩川に到着しました。妻の弁当にも心は川に・・・落ち着かないまま食べながら川を歩いていました。ポイントなど分かるはずもなく、とりあえずネットで収集したポイント(らしきところ)の砂をバケツに取りご婦人たちのもとへ運び、パンニングをしてもらいました(皿は2つしか準備していなかった)。彼女らが適当に飽きてきた頃、妻から皿を奪ってしばしパンニング。2時間ほど試し、あきらめかけた頃、皿の底に動かない黄色い物体を見つけました!びっくりでした!

  http://park12.wakwak.com/~kosenkan/temp/sakin.jpg

その他、埃のような小さなものも一粒ビンに入っています。

 KABAさま、採れました〜!ありがとうございました!

 ヒロさま、腰はなんとか持ちました。明日は分かりませんが。

 野村先生のHPも見せて頂きました!驚きました。わたしは鵜沼の対岸、犬山(犬山橋の近く)に住んでいます。坂祝も近いです!いちど挑戦してみます!古銭は北宋銭を中心にのんべんだらりと収集しています。

 Sさま、どうもありがとうございます!わたしは休みも少なく夕方から深夜まで働く自営業者です。時間が合うかどうか分かりませんが、もし合うようでしたらよろしくお願い致します!

──────────────────────────

Re:おめでとうございます

(2007/05/01 00:42:28)


 4粍くらいですか?よかったですね。私の場合は細かな物でしたし、熊の事も考えて高山までスズを買いに行ったりでまともに採取する時間もなかったです。野生動物とかは出没しませんでしたか?是非とも時間を作って一緒にいきたいものですね。で、私の場合は能登から行く時は能登有料道路・能越自動車道経由で2時間半で荘川まで行けます。曜日的には土曜でしょうか?貴方のご都合に合わせられますので宜しくお願い致します。

──────────────────────────

Re:おめでとうございます

(2007/05/01 13:48:20)


 Sさま、ご親切にありがとうございます。わたしは仕事柄、土曜も遅くまで仕事です。土曜は年に1度か2度くらいしか休めません。基本的には日曜・祝日が休みです。今度の土曜は5日ですね。その日、わたしは50歳になります。

──────────────────────────

Re:おめでとうございます

KABA(2007/05/01 14:49:02)


 3.8mmいやそれは凄い、最初から良いサイズに当りましたね。私の最初の奴は0.5mmでルーペで砂鉄の中から拾い出しましたから。採取された砂がかなり濃い砂だったんですね。よく勉強されたからでしょう。案外まだその砂に極微量クラスがまだ有るかもしれません。その諦めないという根性に敬意申し上げます。これからも頑張ってください。

──────────────────────────

Re:おめでとうございます

(2007/05/01 15:35:03)


 KABAさま、どうもありがとうございます!単なるビギナーズラックです。


>案外まだその砂に極微量クラスがまだ有るかもしれません


 実は、帰り際に皿に残った砂鉄を百円ショップで買った蓋のできる調味料入れ?に吸い取っておきました。先ほどもう一度パン皿に出して見てみると、細かいものが数粒ありました。ホントに細かいものでしたがビンに入れておきました。


>野生動物とかは出没しませんでしたか???


 Sさま、お返事を忘れておりました。申し訳ございませんでした。出会った野生動物は、顔の周りで飛んでいるうるさい羽虫だけでした。今から遅い出勤です。

──────────────────────────

Re:おめでとうございます

S(2007/05/02 12:47:24)


>基本的には日曜・祝日が休みです。


 では7月15日日曜の線では如何でしょうか?翌日は振り替え休日です。

──────────────────────────

Re:おめでとうございます

(2007/05/04 18:46:04)


 Sさま、こんばんは蒼です。了解です!その日はたぶん仕事はないと思います。よろしくお願い致します!今日は木曽川をもう一度試してみました。しかし砂鉄のみ。初心者は“たくさん出る場所”から始めないといけませんね。東海北陸自動車道の混雑が予想されていますが、明日、もう一度六厩に出かけられるかもしれません。腰は・・・ちょっと痛い〜。

──────────────────────────

Re:如何でしたか??

(2007/05/06 17:23:41)


 六厩には行かれましたか?私は揺り板の最終仕上げに専念したので何処にも行けませんでした・・・。そして今はこの前完成しましたカッチャスルース(滝壺や深みのそこの土砂を漁る為に考案したスルース機能を付加したカッチャです)の柄の製作に入っています。何せ柄は4mあります(金具固定用の角材の加工と柄となる竹の採取を終えて今は乾燥中です)のでなかなか・・・。

──────────────────────────

Re:Sさま、こんばんは。

(2007/05/06 22:35:32)


 Sさま、こんばんは。蒼です。行って参りました。4日には木曽川の犬山側のチャートを探ってみても砂鉄のみ。5日は、妻に「こないだのような砂金がたくさん採れるゾ!」と言って誘い、六厩の前回の場所を掘ってみましたが、粉金さえも出ませんでした。前回採れたあの一粒は何だったんでしょう。やはり、知識と技術が足りないように思いました(予想できたことではありますが)。それでも、盤たたきのまねごとを試し、はたまた、めがね掘り(これもまねごと)を体験でき、そこそこ満足して帰って参りました。自宅の物置にあったカッチャに似た器具も持参致しました。とにかく、経験を積まないと結果は出ないものと実感した次第です(気力があれば、飛騨金山にも行ってみたいと思う今日この頃です)。

──────────────────────────

Re:Sさま、こんばんは。

(2007/05/06 23:17:43)


 お疲れ様です。いきなりヒット連発とは行かない物ですね。

──────────────────────────

Re:Sさま、こんばんは。

(2007/05/06 23:28:53)


 はあ。疲れました。腰を鍛えられそうです。砂金、はまりそうです〜。Sさまの砂金掘りはレベルが高いですね。わたしはパンニングの練習中のみです。あせらず楽しんでいきたいです。静岡・清水の古銭の先輩が「富士川や安倍川に掘りにおいで」と言ってくださっています。機会を見て静岡や山梨にも出かけたくなってきました。

──────────────────────────

Re:蒼さま、ご苦労様です

(2007/05/06 23:55:17)


 体も大事にしませんと、いざというときに行けませんよ〜〜!私は砂金のキャリアはまだ半年で素人です!道具に拘るばかりでまだいい戦果はありません。砂金掘りはまるで下水道工事のような物と思っています!下水道にはマンホールがありましてその中にはインバートと言う箇所があります。それはまさしく川の流れなのです。いいインバートの形状を考えるうちに良く川を見に行ったものです。その中で、川の堆積状況(インバート内の汚物の堆積状況を比較しました)を色々見ており、その折、去年ですが砂金掘りに出会いまして今に至ります(まあ、砂金にはまる前からも鉱物採集が趣味なのでそれほど鉱物には困りませんでした)。私もいつかはナゲットをつかみ取りたいと思っています!

──────────────────────────

初めまして。これから始めます。

琥珠(2007/05/01 16:24:19)


 初めまして、兵庫県の中南部に暮らしております46歳の男性です。生野銀山の土産物屋で砂金取りの体験をしてから一度自然な川でして見たいと思っていました。他の趣味で知り合った蒼さんから我が家からそんなに遠くない加古川で砂金が取れると教えて頂き、パンニング皿を買い求めこんど行く予定を立てています。

──────────────────────────

Re:初めまして。これから始めます。

KABA(2007/05/01 21:27:19)


 こんにちは琥珠さん、兵庫県中南部とは案外近いかもしれませんね。私は、京都は亀岡です。関西はなかなか砂金密度が薄いといいましょうか、かなり苦戦していますが量と大きささえこだわらなければ採れますよ。量と大きさがどうしてもとなるとそれなりの場所に遠征しないといけないでしょうが、経験の浅い私が言うのもなんですが、ネット上には大変貴重な情報が公開されています。勿論ここにも、其処をじっくりと真剣に読んで勉強してください。努力された上でどうしてもわからないことを素直にお尋ねになられたら、必ずどなたかが教えてくださいますよ。

 これから始められる方への私なりのアドバイスは、砂金は川に満遍なく存在しているのではなく極めて限定された場所にしかないということです。それを寄せ場と皆さんは表現されます。寄せ場もまた一定では有りません、様々です。ただある原理があります。「砂金の比重は重い!その為動けないような場所に溜まる」です。ネットで先輩方のHPを見られる時も砂金の写真にばかり気を足られずに、川のどういう所で採られたのかを、その種類をどんな場所かを考えてください。頑張ってね。

 あ、そうそう。関西の砂金といいましょうか私がチャレンジしている場所の砂金はごく微小で、土砂をパニングしても残りません。しっかりと土にまぎれて流れてしまうんです。それで根気よく土を揉んで細かく細かく揉んでから慎重にパニングしています。

──────────────────────────

Re:初めまして。これから始めます。

琥珠(2007/05/02 20:54:16)


 KABAさん、アドバイスありがとうございます。凄く簡単に考えていました。単なるレジャー気分でおりましたが甘いもんではなさそうですね。もっと勉強してみます。

──────────────────────────

Re:初めまして。これから始めます。

KABA(2007/05/02 21:39:31)


 ははは、ごめんごめん、レジャーですよ。それでいいんですが、ネットで公開されている情報は大変貴重ですし、折角公開してくださっている方がたには感謝してほしいなという事です。それとやるなら拾って欲しいですしね。

──────────────────────────

Re:初めまして。これから始めます。

琥珠(2007/05/03 10:23:34)


 もちろん感謝いたしますよ。もっと研究させて頂きます。

──────────────────────────

Re:初めまして。これから始めます。

enoeno(2007/05/01 21:58:42)


 琥珠さん、始めましてこんばんは。私も少し前から砂金堀にはまり休みのたびに掘りに行っています。豊中市に住んでいるので、もしよろしければ御一緒しましょう。

──────────────────────────

Re:初めまして。これから始めます。

琥珠(2007/05/02 21:02:34)


 enoenoさん、始めましてこんばんは。まったくの素人ですが、機会があれば宜しくお願いします。ただ仕事でなかなか休みが取れず遠出はなかなか出来ません。小野市に近いところに住んでいますので夕方に加古川に行ってみようと思っています。

──────────────────────────

Re:初めまして。これから始めます。

(2007/05/04 18:52:37)


 琥珠さん、こんばんは。こちらでもよろしくお願いします!砂金掘りは雑銭ロットからの選銭とちょっと似ています。ただし、論理的に“砂金の集まる場所”を考えるのが違うかもしれません。ビギナーズラックのおかげで“初掘りで初ゲット”できましたが、わたしには次の一粒が課題です。朗報を楽しみにしています!

──────────────────────────

ユーコン砂金物語7. ボナンザ・クリークの含砂金層

ATSUSHI GOMI(2007/05/01 20:57:57)


 ボナンザ・クリークでカーマックが採取した砂金が、40マイル・クリークで衆目に曝されたその日の午後、人々は40マイル・クリークからボナンザ・クリークに殺到、その結果40マイル・クリークは一日でゴーストタウンになってしまいました。代わりにクロンダイク河がユーコン河に合流する地点にドーソン・シティ(Dawson City)が新しくできあがります。そして3箇月間で500鉱区が設定されました。

 カーマックが砂金を発見した地点は、たまたま基盤岩が露出していたところで、基盤直上に豊富な砂金を含む重砂層があったと考えられます。エルドラド・クリークでは、一般に基盤の上に厚さ1.5フィートの細粒黒砂層(1パンニングパンで50ドル分の砂金を含有)、その上に1.5フィートの小礫層(1.25ドル)、さらに4フィートの小礫ないし粗礫層(25ドル)16フィートの砂礫層(0.52ドル)、そして表土の順で堆積物が載っていました。

 エルドラド・クリークの砂金層柱状図(University of Washington Press, 1986) *立坑堀下りの堆積物のみから$40,000相当の砂金を産出したという。

 ですから地表付近では砂金の痕跡しかなく、殆どの場所では立坑を降ろして基盤までの525フィートを掘り下げる必要がありました。地面は夏でも凍結しているため、砂金掘り師達は周囲から切り出した木で焚き火をし、凍土を溶かしながら1日1フィートの割合で掘進したといわれます。しかし立坑を掘下げて出た土砂のみから、4万ドルもの砂金を採取したという記録もあるほど、非常に豊富な砂金を含有していました。

 立坑が基盤に到達したら、基盤直上の砂金濃集部を追いかけながら横坑を掘り進めますが、これも常に凍っているため、坑内で焚き火をしながら少しずつ掘ったといわれます。この作業は温度差によって煙が坑外に自然排気されるため、冬場に行われました。

 立坑下底で凍結した含金層を掘る砂金掘り師たち(E.A. Hegg撮影University of Washington Press, 1986)

 坑内でパンニングによって含金層の品位を確認する砂金掘り師(E.A. Hegg撮影University of Washington Press, 1986)*ホースとノズルは後年導入された装置で、蒸気によって凍結した砂金層を融かすもの。

 掘った土砂は竪坑を巻き上げ、ロッカーで砂金を分離するのですが、もう現場は-60℃の冬で水は凍りついて一適もなく、貯鉱して1897年春まで辛抱強く待たねばなりませんでした。ロッカーは選鉱用水が乏しいところで使用されましたが、河から水を背負って持ち上げなくてはならず、2人で1日に13m3を処理する程度でした。しかしスチュアート河など豊富な砂金地では2人が1100ドル分の砂金を得たということです。

 クロンダイク、ハンカー・クリーク(Hunker Creek)産砂金 1目盛1mm

 当時ドーソン付近で冬を越した人は1,500人程度だったといわれています。こうした先駆的な砂金掘り師たちは辛苦をなめたものの、本格的ゴールドラッシュの前にそれなりの収穫を収めた人達でもありました。

 クロンダイク地方の地質図(渡邊萬次郎、金礦及金礦床、1933)*カンブリア紀或いはそれ以前の珪岩、雲母片岩、角閃岩、絹雲母片岩等よりなり、多数の若い岩脈並びに花崗岩塊に貫かれ、金は主として絹雲母片岩帯に源を発しているという。

──────────────────────────

ユーコン砂金物語8. 米国本土に到着した砂金

ATSUSHI GOMI(2007/05/02 22:07:55)


 1896年の冬に採掘された砂金を含む砂礫は、1897年春の雪解けとともに河川が流れ出してから、一斉にスルースやロッカーにかけて砂金が回収されました。回収された砂金はアラスカ州側に運ばれ、米国本土に渡る船舶に積み込まれました。

 ロッカーを直列に並べ貴重な水で砂金を回収(E.A.Hegg撮影、University of Washington Press, 1967)

 1897714日にサンフランシスコ港に入港した汽船エクスセルシオール(Excelsior)号には砂金1トン以上が積み込まれていました。砂金掘り師達が持ち帰ったのは、いろいろなサイズの砂金でした。ナゲットは大きなものはヘーゼルナッツ大、小さなものは細かいダスト状砂金に至るまで、無造作にポケットやたばこ缶、カンバスバック、木箱、紙片に包まれたりして運ばれてきたといわれます。2日後にシアトル港に入港したポートランド(Portland)号にはさらに砂金2トンがありました。18977月のシアトル・ポスト-インテリジェンサー紙(The Seattle Post-Intelligencer)は、68人の砂金掘り師が金を持って入港、ある者は5千ドル、ある者は10万ドル相当の金を持ち帰り、ポートランド号だけで70万ドル相当(当時)の金が運ばれたと報じています。これで人々はユーコン州で発見された金鉱床が今までに例を見ないほど非常に豊富であることを知りますが、引き続いて8月から10月に入港する汽船には、それぞれに金を携えた成功組が凱旋するのが連続しました。

 1890年代にシアトルに到着した船に積載されていた砂金を詰めた木箱

 ゴールドラッシュに人々を惹き付けたきっかけとして次のような話があります。

 シアトルのニルス・アンダーソン(Nils Anderson)1895年の夏に、シアトル郊外の伐採の仕事にありつけなかったため、300ドルを借りてクロンダイクに行きましたが、妻に何も言わずに去ったので、何人もの幼子を抱えて妻は途方に暮れました。ある日何気なく港に行ってみたら、そこには重すぎて友達に手伝ってもらいながら112,500ドル分の砂金を携えた夫が立っていました。アナコーツのウィリアム・スタンレイ(William Stanley)は妻に12ドル残してクロンダイクに旅立ちましたが、ある日突然に夫のスタンレイから妻に、「もう洗濯なんぞ止めて好きなものを買いまくりなさい。」という電報が舞い込みました。しばらくして夫は9万ドル分の砂金を持って帰ってきました。

──────────────────────────

ユーコン砂金物語9.ゴールドラッシュ開幕(1)

ATSUSHI GOMI(2007/05/02 22:28:23)


 1897年当時の北米は不景気に喘ぎ、失業者が溢れていました。ユーコン準州のクロンダイクの豊富な砂金発見は刺激的なニュースとして人々に受け入れられました。実際1896年夏からの一年間で、当時の価値で560万ドル分の砂金が採掘されました。クロンダイクの現場ではすでに居た砂金掘り師達によって有望な河川には鉱区が設定されていましたが、何も知らずに砂金で一旗挙げようと夢見る人々がクロンダイクを目指しました。なかには砂金の掘り方を全く知らない人や、クロンダイクがどこにあるのかも知らない人すらいたといわれています。

 クロンダイク河の入口であるドーソンに至るには、いくつかのルートがあります(下図参照)。いずれも困難であるか時間のかかるルートで、旅費も高く掛かりました。最も簡単なルートは外洋汽船でアラスカ州西部のセント・ミカエル(St.Michael)まで行き、そこからベーリング海に注ぐユーコン河を河川蒸気船で遡上するものですが、道程は4,000マイル以上もあり2箇月ないし3箇月を要しました。さらに冬季はユーコン河が結氷するため、4箇月しか運航できません。それでもアラスカ西部の河岸では30もの運航会社によって河川蒸気船が急ピッチで建造され、1898年秋には60隻以上が就航できるようになりました。カナダのアルバータ(Alberta)州エドモント(Edmonton)や、アラスカ州バルデス(Valdez)から陸路で行くルートもありますが、何百マイルもの道無き原野を横切らねばならず、このルートを選択した人々の殆どはドーソンに辿り着けませんでした。

 米国西岸からクロンダイクへのルート(Stan Cohen(1982), Yukon River Steamboatsより)最も早いルートはアラスカ州スカグウェイ(Skagway)かダイヤ(Dyea)に上陸、徒歩でユーコン準州側に抜けて、湖とユーコン河を舟でドーソン・シティへ下るものであった。

──────────────────────────

北海道ではどーしたらいいんですか!?

啓介(2007/05/03 22:41:00)


 初めまして、北海道在住の砂金堀まったく素人です。生まれも育ちも北海道ですが今まで砂金という存在を知らずに育ってきました。いろんな投稿を見させていただくと、北海道には採取できるところが多々あるのでしょうか?今まで北海道のいろんなところに移り住み(まだ若いんですが・・・)様々な自然を肌で感じてきました。そこに砂金というスパイスが加わればなんて素敵かと思います。是非、北海道にお詳しい方、情報と助言をいただければ大変うれしいです。まずは宜しくお願いいたします。

──────────────────────────

Re:北海道ではどーしたらいいんですか!?

morimori(2007/05/05 13:39:13)


 啓介さん始めまして、札幌在住のmorimoriです。北海道には何百箇所も砂金が取れるところが有ります、砂金堀覚えたら自然満喫が倍増すると思います、詳しくは北海道砂金史研究会HPに問い合わせて、連絡下さい。

──────────────────────────

Re:北海道ではどーしたらいいんですか!?

啓介(2007/05/05 20:35:44)


 お返事ありがとうございます!morimoriさんのご高名はかねがね伺っておりました。北海道砂金史さんのところにもお邪魔させていただきました。自分の今後の予定としては、今月中には一度や二度、挑戦に行きたいと考えております。北海道砂金史さんのところは、電話で問い合わせたほうがいいのでしょうか?まだ具体的に掘ることに関しては考えていませんですが、こまめにご連絡をとって相談にのって頂ける方がいてくれると大変助かります。

──────────────────────────

Re:北海道ではどーしたらいいんですか!?

morimori(2007/05/07 20:20:46)


 北海道砂金史にメールして私の電話番号聞いて電話下さい。

──────────────────────────

毛利式マット 完成!!

小林(2007/05/05 08:08:31)


 昨年10月に北海道に行った時に、morimoriさんに見せていただいた毛利式マットをようやく作りました。仕事が忙しく、あれこれあって砂金掘りにいけない日々が続いていますが、早くこのマットを使ってみたいと思っています。なお、この毛利式マットの作り方や使い方については私も十分でない点があります。1度見て使わせていただいただけですので、もしかしたら間違っている点があるかもしれません。考案者morimoriさんのアドバイスもお願いしたいと思います。

──────────────────────────

Re:毛利式マット 完成!!

morimori(2007/05/05 13:12:43)


 完成しましたか。でも少し違います、上流部の木を両サイド長くして、石を載せます、下流部は木を上にして、アングルを長くして石を載せます。水深は浅め、水速は遅め、最後に上げる時上流部から、上げて水切りします。

──────────────────────────

Re:毛利式マット 完成!!

KABA(2007/05/05 16:05:21)


 小林さん、morimoriさん、こんにちは。いや凄いアイデアですね、お風呂の蓋使うなんて考えても見ませんでした。スルースの自作でいまひとつ工作に自信がなかったんですがこれなら出来そうです。唯一つ思いましたのは、りップル付きのゴムマットの接着ですが、これは必要でしょうか、アルミアングルと木の固定でうまく行きませんか?といいますのも、重砂の回収がはずした方がやりやすいようにも思うんですが如何でしょうか。

──────────────────────────

Re:毛利式マット 完成!!

小林(2007/05/05 17:04:41)


 morimoriさん、アドバイスありがとうございました。手直しをして再度画像を差し替えます。KABAさん、アイデアありがとうございます。でも、マットの固定が十分でないと悲しいことになりそうな気が・・・・。

──────────────────────────

Re:毛利式マット 完成!!

小林(2007/05/05 18:39:58)


 とりあえず、手持ちのもので手直しをしてみました。

──────────────────────────

Re:毛利式マット 完成!!

小林(2007/05/05 22:27:32)


 もう一つ、毛利式マットの利点を記述するのを忘れていました。このマットを使うと、得られた砂金がすぐに確認できる点です。普通のねこ板やスルースボックスでは取れた砂金を確認できませんが、これだとすぐに確認できます。砂金のたまる状況を確認しながら砂金掘りができる、砂金に対する高いモチベーションが保てるという点でも、このマットはお勧めです。

──────────────────────────

Re:毛利式マット 完成!!

KABA(2007/05/06 10:44:50)


>マットの固定が十分でないと悲しいことになりそうな気が・・・。


 確かに溜まった砂が目の前でバタバタと散っていくのは見たくないですね。しかし接着剤で固定すると風呂フタの折り目が縦になるとリップルマットは横になりますから、重砂の回収が難しく大型のスポイトで細かく吸わないと回収できないかと。例えばスルースの上流側を木、フタ、マット、アングルとボルトで貫通して固定してマット下流部分はハンガリアンリップル、エキスパンダメタルなどで押さえリプルを固定すれば止まりませんか?

──────────────────────────

Re:毛利式マット 完成!!

小林(2007/05/06 13:11:34)


 マットが平らであれば風呂のふたに接着する必要はないと思います。広い面積を接着するのは、思った以上に気を使いますので。ただ、このマットを使用したときの記憶では、残った重砂は少量だったような気がします。砂や砂鉄はどんどん流れ、砂金だけが溝に残っていたような気がします。当然、砂金も流れてしまいそうな気がしますが、考案者のmorimoriさんの話によれば、製作当初にマットから流れ出た重砂をパンニングして確認したが砂金は流れていなかったのことでした。それ以来、morimoriさんはこのマットを主に使って成果を挙げておられるそうです。そうそう、私が使ったときも半分より上流部分のマットに砂金があったように記憶しております。論より証拠、ぜひ作ってよりよく改良されて砂金の道を楽しんで生きましょう!

──────────────────────────

毛利式マット こうやって使います。

投稿者---小林(2007/05/14 21:31:07)


 5月13日、久しぶりに大分県まで砂金掘りにいきました。毛利式マットの具合を試すことが主目的です。結果は、まずまずだったと思います。morimoriさん、使い方にまずいところがあれば、ご指摘をお願いします。ごらんのみなさん、さらなる良いアイデアがあれば助言をお願いします。




──────────────────────────

ユーコン砂金物語10. ゴールドラッシュ開幕(2)

ATSUSHI GOMI(2007/05/10 02:04:30)


 誰よりも早くクロンダイクに到達するための最短ルートは、下図のようにアラスカ州南東のスカグウェイ(Skagway)またはダイア(Dyea)まで外洋汽船で行き、陸路30マイル以上をカナダ側のブリティシュ・コロンビア(British Columbia)州に抜けて、ベネット湖(Bennett Lake)に至り、ここで船を作ってユーコン河をドーソンまで500マイル下るものです。

 外洋の港からベネット湖までのルート地図/スカグェイ港−ホワイト峠−ロッグキャビン−ベネット湖ルートと、ダイヤ−シープキャンプ−チルクート峠−リンダーマン湖−ベネット湖ルートの2つのルートがあった。

 しかし、米国とカナダの国境にはホワイト峠(White Pass)やチルクート峠(Chilkoot Pass)といった険しい峠があり、人も物資もこれらを越える必要がありました。とりわけチルクート峠は馬を通さず、物資は人間が背負って越えました。物資は食料、衣類、毛布、テント、トランクなどですが、なかにはボート、橇、ビアノなど不定形のものもあったそうです。峠を越える人夫賃は当初1ポンド当たり12セントでしたが、後に38セントに跳ね上がりました。峠の登り口には秤が設置され、1回で峠を運び上げられる重量を測りました。大部分の人達はここで余分と思われる物資を1/10以下で叩き売り、峠を運び上げるのを諦めたといいます。チルクート峠の登り道はいつしか「金の階段Golden Step」と呼ばれるようになりました。女性や子供も黙々と歩き続けなければなりませんでした。

 スカグウェイ港/不凍港で現在でもアラスカ・クルーズ船が寄航する。

 家族連れの探鉱者

 ホワイト峠ルートの峡谷を行く探鉱者の馬橇

 チルクート峠ルートのシープキャンプに休む犬橇

 チルクート峠の「金の階段」を登攀する人々

 ホワイト峠頂上付近

 米国とカナダの国境ではカナダの北西騎馬警官(The Northwest Mounted Police)が、入国者の荷物が充分に冬を越せるだけあるのかどうかをチェックしました。

 1897年秋にやっと峠を越えてユーコンを目指した人達は、すでにユーコン河が結氷していたために、止むを得ずベネット湖畔にテントでキャンプして翌春を待たねばなりませんでした。

 1898年春までベネット湖畔で氷が融けるのを待った人々のテント村

 リーダーマン湖畔のテント村

──────────────────────────

リヤカー・トロンメル?

野村(2007/05/10 17:57:27)


 リヤカーの利用でしょうか?

──────────────────────────

砂金缶の中身

(2007/05/13 18:01:59)


 皆さま、こんにちは。今日は岐阜県各務原市鵜沼のチャートが出ているところでトライしてみました。砂鉄は出るが砂金は出ず。2粒目はいつになることやら。ふと、『もしやパンニングの仕方が悪いのではないか』と思い、身延の金山博物館で買っておいた砂金缶を開け、パンニングの練習をしてみました。一回目のパンニングで7粒の砂金が。念のため数回やってみましたが砂金はそれだけでした。ただし、何度もきらりと光る粒が流れてしまうのでさらに丁寧に拾ってみると雲母。まさか、雲母入りとは。砂金の他に画像のものが入っていましたよ。

──────────────────────────

Re:砂金缶の中身って

(2007/05/13 19:55:06)


 あんなに沢山の物が入っているのですか?私は博物館に入った事はないし、ましてや砂金缶詰なる物は買った事がないので知りませんが、何か欲しくなりました〜。

──────────────────────────

Re:そうなんですよ〜

(2007/05/13 21:31:49)


 蓋を開けたら、いきなりビニールの袋に入った瑪瑙のブローチ?が出てきてびっくりでした。パンニングしてみると砂金はパンにしっかり残って、初砂金を見つけたときと同じ感覚でした。早く2粒目を見つけたいです〜。

──────────────────────────

ebayに売りに出された25cmドレッジ

野村(2007/05/14 17:26:08)


 $4000からスタートです。一家に1台、如何ですか?(笑)

──────────────────────────

e-bayで購入して日本への発送はしていただけるの?

kooo(2007/05/15 05:15:04)


 e-bayでもし購入しても日本への発送はしてもらえるんですかね?わかりましたら、詳しく教えていただけないでしょうか?

──────────────────────────

Re:e-bayで購入して日本への発送はしていただけるの?

野村(2007/05/15 08:20:11)


 kooooさん、こんにちは。わたくしは詳しくないので分かりません。どなたかネットオークションに詳しい方、お願いします。

──────────────────────────

Re:e-bayで購入して日本への発送はしていただけるの?

ヒロです(2007/05/16 05:02:08)


 Ships to: United States となっているので 残念ながら米国国内だけのようですよ。

──────────────────────────

また新しいパンニング皿がTrinityBowlから

野村(2007/05/15 08:27:43)


 名前は「HEX」詳しくは

  http://pro-goldprospecting.com/hexgoldpan.htm

──────────────────────────

Re:また新しいパンニング皿がTrinityBowlから

KABA(2007/05/15 14:12:30)


 先生ご無沙汰しております。いや、カッコ良いパンですね、そそられます。スクウェアパンよりも選鉱しやすそうですね。勝手なお願いなんですが、もし先生が複数手配される時にはぜひ私も参加させてくださいませ。ちなみにお幾ら位になるんでしょうね。

──────────────────────────

Re:また新しいパンニング皿がTrinityBowlから

ヒロです(2007/05/15 20:01:16)


 私もKABAさんに右にならえ・・・です、よろしくー。

──────────────────────────

Re:また新しいパンニング皿がTrinityBowlから

(2007/05/15 21:30:14)


 以下同文

──────────────────────────

7月以降です

野村(2007/05/16 09:01:38)


 Coming July とあるので、早くて7月に入ってからです。輸入する気はあります。

──────────────────────────

Re:7月以降です

KABA(2007/05/16 10:19:15)


 やったー、先生御手数を取らせて申し訳ありません、よろしくお願いいたします。出来れば三枚ほど。色につきましてはお任せいたします。7月からのオーダーですねという事は早くて9月でしょうか、いやアメリカ感覚だと10月頃でしょうか?

──────────────────────────

3枚?

野村(2007/05/16 17:34:33)


 3枚ですか?前回の時、小石が引っかかりすぎて、こりゃダメだ!てな感じだったので、はずれだった場合、枚数を多く最初からたのむのはいかがなものでしょう?とりあえず1枚で、具合が良ければ追加されては?(Trinity

Bowlの名誉のために申しますと、丁度あった目的のためには絶大の性能を発揮する場合があります。)

──────────────────────────

Re:3枚?

KABA(2007/05/16 18:21:16)


 はい、お気使いいただきましてありがとうございます。なんか凄く形が良いといいましょうか、先生の写真に惹かれるものがありまして。また突風に遭って一度にパンを3枚も飛ばした知り合いがおりまして、つい頼みましたが先生の輸入される都合で2枚になってもかまいません。

──────────────────────────

Re:3枚?

ねこ(2007/05/17 19:30:36)


 すみません便乗で2枚お願いいたします。

──────────────────────────

Re:また新しいパンニング皿がTrinityBowlから

え〜の(2007/05/16 18:20:32)


 私も、話のタネに一つ追加お願いします。

──────────────────────────

Re:また新しいパンニング皿がTrinityBowlから

なわお(2007/05/16 23:34:48)


 私も〜。自分の2枚と父の1枚の3枚おねがいします〜。

──────────────────────────

なわお君、おひさしぶり

野村(2007/05/17 07:55:17)


 お久しぶり。元気に砂金掘ってますか?最近、関西で仲間が増えました。ぜひ参加してください。お父さんもお元気ですか?

──────────────────────────

Re:なわお君、おひさしぶり

なわお(2007/05/23 01:03:58)


 お久しぶりです〜。父は趣味のことをやってるときだけ元気ですよ。砂金、ヒスイ共にぼちぼちとやってますよ。

──────────────────────────

Re:また新しいパンニング皿がTrinityBowlから

広瀬(2007/05/18 00:49:01)


 購入枚数にもよりますが一枚¥3,000くらいですかね?3色あるようですが赤は無いようなので今回は見送りにしておこう・・・。

──────────────────────────

皆様は何処でどうやって

S(2007/05/16 12:27:00)


 仕入れていますか?皆さんの中でもポンプをよく使用されていますが・・・ご参考までに教えて下さい!

──────────────────────────

Re:皆様は何処でどうやって

ヒロです(2007/05/16 14:33:39)


 ポンプでしたらヤフオクで少し気長に見ていると出物がありますヨ。でも中古のポンプは止めておいた方が無難です。ポンプを買う場合もっとも気をつけるトコは重量です。25キロいや出来たら20キロまでのモノが運び易いです。

──────────────────────────

私は・・・・

野村(2007/05/16 17:40:50)


 国産ポンプはここで買いました。

 http://www.ishikawasyoukai.co.jp/tokkahin2kikai.htm

 小さいのはホームセンターの安売りで。あつ、揚程(圧力)の大きいドレッジ用のポンプは、やっぱりアメリカ製ですね。KeeneAMDSから輸入してます。輸入品でも最近は、国産のHondaエンジンが付いているポンプを逆輸入してますけど。理由は、エンジンのメンテや修理に、外国産エンジンでは信じられないほど苦労したからです!

──────────────────────────

Re:ありがとうございます

(2007/05/16 19:17:17)


 ああいうサイトがあるとは知りませんでした。家は農家なのでその他の用途でも大いに参考になります。

──────────────────────────

Re:ありがとうございます

(2007/05/16 19:16:00)


 参考になります!

──────────────────────────

東京国際ミネラルフェアがありますね

S(2007/05/17 12:43:51)


 どなたか行かれるんでしょうか?

──────────────────────────

Re:東京国際ミネラルフェアがありますね

広瀬(2007/05/18 00:41:36)


 行きますが、たいがいは見るだけで買わないで帰りますね。パンニング皿とか売っていればいいのに・・・。

──────────────────────────

Re:東京国際ミネラルフェアがありますね

野村(2007/05/18 08:08:29)


 ミネラルショウなどで堂々と売られている隕石の中にも偽物があります。砂金、ナゲットも産地が信用できるかどうかは、何とも?売っている人は善意の第三者ということもありえます。http://hpmboard3.nifty.com/cgi-bin/thread.

cgi?user_id=SGY01406&disp_no=3045&log_no=3045&msg_

per_page=10&def=10

──────────────────────────

Re:計画中ですが(濃厚)

(2007/05/18 22:05:07)


 金曜の晩に高速バスで行こうかと思っています。東京には朝6時には着きます。確定したらお会いしませんか???──────────────────────────

Re:計画中ですが(濃厚)

広瀬(2007/05/23 12:20:25)


 例年なら土曜日に行っているのですが、今年は来客の都合で土曜になるか日曜になるか、まだ決められません。ついでに山梨方面に足を伸ばしたりという計画はありませんか?

──────────────────────────

Re:計画中ですが(濃厚)

S(2007/05/23 12:39:35)


 まあ、是非ともGさんの御尊顔を拝し奉りたいので、行きたいなあとは思います。今のところの計画は木曜の晩に金沢発、金曜の朝には東京に着き、例の会場に行き、他2箇所のショップに鉱物探しに行く段取りです。何なら、そのまま、1泊し、土曜はそのまま、Gさんの車に便乗させて頂けるのでしたら、山梨に連れて行って欲しいですね〜〜!土曜の夜11時に金沢行きの新宿発のに乗れば帰れます。如何でしょうか??帰宅次第、直メールは送ります(携帯番号もそのときお知らせします)。

──────────────────────────

Re:計画中ですが(濃厚)

広瀬(2007/05/24 16:39:20)


 Sさんのメールは受け取れるのですが送信ができません。他のメールアドレス(携帯など)あればお知らせ下さい。

──────────────────────────

Re:計画中ですが(濃厚)

(2007/05/24 17:53:49)


 了解しました。

──────────────────────────

Re:先程メールしました

(2007/05/24 21:01:59)


 メール送りました。途中でアドレス変更していますのでアドレスを確認してみて下さい。

──────────────────────────

Re:先程メールしました

広瀬(2007/05/25 12:25:31)


 昨晩返信しましたが、届きましたか?

──────────────────────────

Re:先程メールしました

(2007/05/26 01:11:51)


 昼間もそうですが、今し方1時間48分もお話しにお付き合い下さいまして感謝致します!

──────────────────────────

津具に行ってきましたが。

(2007/05/21 14:10:44)


 皆さま、こんにちは。昨日、信玄坑で知られる津具に行ってきました。しかし、朝に弱いわたしはお昼に出発。現地でも車を止められる場所がなかなか見つからず、また、蛇にもビビり、良い場所とは言い難いところで2時間くらいパンニングしました。そして、採れたのはごくごく小さな1粒のみ。砂金はさんざんでしたが、画像のようなものがたくさん採れました。辰砂でしょうか?画像の瓶の胴径は18mmです。

──────────────────────────

ガーネットでしょうか?

野村(2007/05/22 09:04:51)


 お疲れ様でした。水の入ったビンの中では、形が分かりにくいので、外に出した写真を載せていただくと助かります。色が薄いので辰砂ではなさそうです。

──────────────────────────

接写してみました。

(2007/05/22 14:23:38)


 野村先生、どうもありがとうございます!外に出して接写してみました。いかがでしょうか?

──────────────────────────

Re:接写してみました。

野村(2007/05/23 08:10:06)


 きれいな結晶形のものもありますし、ガーネット(ざくろ石、石榴石)で間違いないですね。ただし石榴石には種類がいっぱいあるので、詳しい方、どれなのか教えてください。私は良く知りません。

──────────────────────────

Re:接写してみました。

S(2007/05/23 12:09:53)


 灰鉄石榴石ですかね??

──────────────────────────

Re:接写してみました。

野村(2007/05/23 12:55:21)


 アンドラダイトとか言うやつですか?

──────────────────────────

Re:接写してみました。

S(2007/05/23 17:56:05)


 可能性があります。長野県に産地もあります。厳密には化学分析ですが・・・(または鉄礬柘榴石か?!)。

──────────────────────────

Re:津具に行ってきましたが。

(2007/05/22 23:06:02)


 ザクロですね〜〜。

──────────────────────────

ありがとうございました。

(2007/05/24 02:35:39)


 Sさま、野村先生、どうもありがとうございました。辰砂ではなくガーネットということですが、鉱物の知識がまったくないわたしにとっては“ガーネット”の方が聞こえがいいので家族に自慢しやすいです。もう一度津具に行ってみたくなりました。今度はじっくりポイントを選び(考え?)ルーペサイズではない砂金を採ってみたいです。

──────────────────────────

Re:こちらこそ〜

S(2007/05/24 12:33:24)


 7月15日の件、こちらも段取りしますので蒼さんも宜しくお願いします。

──────────────────────────

7月15日は空けております。

(2007/05/24 14:46:12)


 はい、7月15日は空けております。よろしくお願い致します!Sさま、一度メールを頂けませんか?自己紹介などをしたいと思っています。また、携帯番号や携帯メールアドレスも交換しましょう。

──────────────────────────

Re:了解

(2007/05/24 21:00:46)


 メール送りましたが届きましたか???

──────────────────────────

届きました。

(2007/05/25 00:10:03)


 こちらからのメールは届きましたか?

──────────────────────────

Re:届きました。

(2007/05/25 02:06:02)


 届きました!

──────────────────────────

関西方面でナゲット(1グラムぐらい)は採れる川は無いのですか?

enoeno(2007/05/28 21:50:54)


 こんばんは。ネットや本でいろいろ採れる川は調べているのですが関西方面でナゲット(1グラムぐらい)が採れる川は全然でてこないのですがやはり関西方面では無理なんでしょうか?

──────────────────────────

Re:関西方面でナゲット(1グラムぐらい)は採れる川は無いのですか?

野村(2007/05/29 16:07:34)


 たとえあっても情報の性格上、公表はされ無いのではないですか?明治時代の記録に、「ウズラの卵」大が「蝦蟇が淵」という場所で出た、とあることは大昔に書きました。

──────────────────────────

Re:そう思います

(2007/05/29 20:37:33)


 ここでは公開は危険なのでどなたか知っている人に聞いてみた方がいいと思います。

──────────────────────────

Re:そう思います

KABA(2007/05/29 21:16:58)


 enoenoさんこんばんは、ナゲット見つけたいですね。お気持ちよく解かります。私もこの関西で、まず砂金を見つけるのが夢でした。そして全て自分で考えて、また勿論ネット等で、先駆の方がたのお話をヒントに、またアドバイスを受けて探しております。そして何より大切にしたいのは自分で見つけるです。勿論ここに砂金が出たよという教えてくださる先輩のお話や同行してくださる時は喜んで行きますが、私は自分で考えて、自分でもぎ取ってやるんだと言う気持ちで砂金が出そうなところを調べ予測して探し、また探し、またまた探し、してます。「この砂金は俺が自分で見つけたんだ」て思いながら見るサンプル瓶は大変嬉しいですよ。教えていただいた場所の砂金も変わりは無いですが、自分で一番に見つけた場所の砂金はやはり嬉しさが違いますよ。それの量とか大きさは別にして嬉しいですよ。粉ばかりでも、ナゲットは無いですね。さてえらそうな事ばかり書いてますが。

 ご存知でしょうか、奈良のレインボーガーネットの話し、産地がむちゃくちゃになったようですね。別に独り占めしたいわけではないんですが、せっかくの産地が荒廃して地元の方とトラブルが起きる事態は避けたい物です。皆さん同じ考えだと思うんです。ですからネットや掲示板ではかかれないことを知られたうえで、別の方法で砂金を探されたらどうですか。まだ始めて半年の私ですが、参考になりませんか?

──────────────────────────

Re:関西方面でナゲット(1グラムぐらい)は採れる川は無いのですか?

enoeno(2007/05/31 19:27:35)


 みなさん、ありがとうございます。いろいろ回ってナゲットをなんとか探せるように頑張ってみます。

──────────────────────────

Gさんへ

(2007/05/29 22:11:39)


 黒のパン皿もし何なら譲って下さい!

──────────────────────────

ユーコン砂金物語11. ゴールドラッシュのピーク(1)

ATSUSHI GOMI(2007/06/01 22:40:27)


 チルクート峠やホワイト峠を越えた、カナダ側のベネット湖畔やリンダーマン(Linderman)湖畔には2万人がボートを造って氷融けを待って越冬していました。これらのボートの大部分は付近の森林から切り出した材木を鋸で製板し、冬の間に作ったものでした。1898529日に氷が融けだしたため、一斉に湖に乗り出しました。北西騎馬警官が数えたボート数は7,124艘でした。

 ユーコン河ホワイトホース手前のマイルズ・キャニオンの荷物積み替え所

 米国本土から荷物運搬のために連れて来られた馬や驢馬は、酷使され飼料も充分与えられず、1897年の秋に3千頭が死にました。死体はスカグウェイ近くの「死の馬の谷(Dead Horse Canyon)」に捨てられました。慢性的に馬が不足したため、シアトルで15ドルの馬はユーコン準州では600ドルで取引されました。

 死の馬の谷

 米国ミネアポリスの市長だったジョージ・ブラケット(George Brakett)は馬車道路を整備するために30万ドルの資金を手当てし、189711月にスカグウェイから工事を開始しました。しかし事前に充分に測量しなかったので計画どおりに工事が進まず、8マイル完成しただけで資金が尽きてしまいました。ブラケットはやむを得ず馬車10ドル、歩行者1ドルの通行料金を徴収しますが、誰も払おうとしなかったため、とうとう破産してしまいました。

 ユーコン準州では押し寄せる人数に対し圧倒的な物不足が続きました。シアトルでは4部屋付きアパートが週1.25ドルでしたが、ドーソンでは一番安い小屋が一部屋25ドルでした。ウイスキーは140セントでしたが、同じ量の新鮮な牛乳は2ドルで売られました。シアトルで豆1ポンド13セントのコーヒーは、ユーコン準州では1杯50セントでしか飲めませんでした。チルクート峠の登り口の茶店は、1杯のコーヒーとドーナッツのセットを1ドルで売りました。

 チルクート峠山頂 1897

 チルクート峠を登る砂金掘り師一行

──────────────────────────

ユーコン砂金物語12. ゴールドラッシュのピーク(2)

ATSUSHI GOMI(2007/06/01 23:04:11)


 玄関口として急速に発展したスカグウェイでは治安が悪くなり、砂金や積荷の窃盗、いかさま賭博場の経営などを行う無法者集団が現れました。当時はアラスカ州まで電信線が通じていなかったにも拘わらず、彼等はスカグウェイに偽の電信局を開局し、10単語5ドルで米国向け電信を扱いました。依頼者の電信の文面から、どのくらい砂金を持っているのかを推測し、港で窃盗を重ねていました。

 スカグウェイのソーピ−・スミスと無法者集団

 1898年4月3日早朝にチルクート峠で大規模な雪崩が発生、数百人が埋まり、このうち63人が亡くなりました。

 ボナンザ・クリークとエルドラド・クリークだけから、1年間に採取された砂金は当時の金額で560万ドルに及んだと推定されています。特にエルドラドNo.17鉱区は長さ425フィートでしたが、最終的には砂金12.5万オンス(4.3トン:1980年金相場で9千万ドル相当)を採取したということですから、いかに豊富な砂金地であったか想像できるというものです。

 ボナンザ・クリークでの砂金採取 1899年 PA16223

 クロンダイクでの探検掘り 1897年 Archives of Canada C16459

 当初、40マイル・クリークや60マイル・クリークでの1日の日労賃は10時間勤務で610ドル、1897年には15ドルでしたが、後にゴールドラッシュで人口が増えてからは4.5ドル、プラス食費手当1ドルに下がりました。この間、金公定価格は1トロイオンス当り20.67ドルを維持し、現場での砂金買取価格は16ドルを維持していましたから、後には採掘機械の導入も相まって、品位の低い砂金地でも充分に採算をもって採掘できるようになりました。

 結局、ゴールドラッシュで約10万人がドーソンを目指しましたが、実際にドーソンに辿り着いたのは3万人ないし4万人といわれ、このうちの半数が砂金を探査したに過ぎませんでした。そして4千人程が何かしらの砂金の徴候を発見でき、数百人のみがまずまずの成功といえる量の砂金を採集できたといわれています。1898年に採掘された砂金の価値は1,000万ドル以上でしたが、人々が探査のために費やした費用は6,000万ドルに上ると推定されています。

 ドーソンにボートで辿り着いた人々

──────────────────────────

ユーコン砂金物語13. ホワイト・チャンネルの発見

ATSUSHI GOMI(2007/06/02 10:30:36)


 1898年にドーソンは人口3万人を数え、シアトルから北、エドモントンより西で最も大きな町となりました。ユーコンはそれまで単に北西準州のユーコン地方であったものが、準州として行政的に分離されます。

 クロンダイクではボナンザ、エルドラド、ドミニオン(Dominion)、ビクトリア(Victoria)、アダムス(Adams)、マクコーマック(McCormacks)、レディ・ブリオン(Ready Bullion)、ナゲット・ガルチ(Nugget Gulch)、ベア(Bear)、サルファー(Sulphur)、ラスト・チャンス(Last Chance)、ゴールド・ラン(Gold-Run)、ベイカー(Baker)、チーチャウカ(Chee-Chaw-Ka)、オールゴールド(Allgold)、メイン・フォーク(Main Fork)、ゴールド・ボトム、クオーツ、ユーレカ(Eureka)などが豊富な砂金地として知られました。これらはいずれも下段砂礫(Low Level gravels)中の砂金鉱床で、河川の大きさに応じて、渓谷砂礫(Gulch gravels)、小渓砂礫(Creek gravels)、河床砂礫(River gravels)などと呼ばれました。

 クロンダイク、ボナンザ・クリーク下流の砂金鉱床模式断面図(岩崎重三(1932):金より転載)イ:腐草 ロ:渓流砂礫 ハ:段丘砂礫 ニ:ホワイト・チャンネル砂礫 ホ:クロンダイク砂礫 ヘ:結晶片岩

 シアトル出身のオリバー・ミレット(Oliver Millett)は、砂金掘りに関しては素人でしたが、旧河川の河筋を注意深く推定した結果、砂金を掘っていた河川よりも高い位置のチーチャコ・ヒル(Cheechako Hill)で砂金を発見しました。これは中段砂礫層(Intermediate level gravels)で、段丘砂礫(Terrace gravel)中の階段鉱床(Bench deposit)と呼ばれました。

 チーチャコ・ヒルの操業 ここで初めてオリバー・ミレット(Oliver Millett)により階段鉱床が発見された。

 チーチャコ・ヒルのインクライン 砂金を含んだ砂礫を処理するために中段からインクラインで河床まで砂礫を運搬した。PC.YT-230

 1897年、エルドラド・クリークから標高差数百フィートも高いところにあるフレンチ・ヒルのホワイト・チャンネル砂礫(White Channel Gravels)から、スカンジナビア人のナザン・クレスゲ(Nathan Kresge)とネルス・ピーターソン(Nels Peterson)によって、砂金が発見されました。これは上段砂礫(High level gravels)で厚さ60cm、最大3mありました。当初これらの鉱床には鉱区さえ設定されていませんでしたが、鉱量が豊富(1,000万立方ヤード(760万立米)以上)なために、やがてクロンダイクの産金量の大半を占めるようになりました。従来の考え方にとらわれず、新しい発想での探査によって一見単純な砂金鉱床でさえも新鉱床が発見された例です。

 ホワイト・チャンネルが発見された当時のフレンチ・ヒル

──────────────────────────

ユーコン砂金物語14. 水力採掘の登場

ATSUSHI GOMI(2007/06/02 10:43:17)


 段丘砂礫やホワイト・チャンネル砂礫は坑内掘ではなく、モニターによる水力採掘法によって採掘されました。水力採掘法はノズルから圧力水を砂礫層に噴射させ、掘削、運搬、水洗、分級を行うもので、かなり高いところから豊富な用水を引く必要がありました。1ポンド(454グラム)の砂礫を水洗するために水1.5ガロン(3.8リットル)が必要で、当初、砂金掘り師たちはクリークからポンプで揚水していましたが、1906年にユーコン金会社(Yukon Gold Co.)300万トルをかけて70.2マイル離れた12マイル河からボナンザ・クリークとハンカー・クリークへの水路を完成しました。この水路は幅920フィート、深さ3.5フィートの溝38マイル、6フィート×4フィートの樋19.6マイル、直径4254インチの木製パイプ8.8マイル、直径4249インチの鋼管3.8マイルから構成されていました。

 1900年にはユーコン準州からの砂金産出量は37トン、価値で2,200万ドル以上に達し、ピークを迎えます。

 チーチャコ・ヒルでの水力採掘

 オール・ゴールド・クリークでの水力採掘

 オール・ゴールド・クリーク産砂金

 マクドナルド(McDonald's)ポンプ施設 水力採掘のための揚水設備

 揚水ポンプのための蒸気動力プラント

──────────────────────────

ユーコン砂金物語15. ドーソンシティの繁栄

ATSUSHI GOMI(2007/06/02 15:20:00)


 ドーソンはクロンダイクの中心地として発展しました。一時は3万から4万人の人口を擁し、シアトルほどではないにせよ、バンクーバー(Vancouver)より大きな町でした。ドーソンの名前は、カナダ北西準州とアラスカ州の境界の測量に実績のあった地質技師、ジョージ・ドーソン(George Dawson)に因みます。

 ドーソンを実質的に開発したのはジョー・ラドゥ(Joe Ladue)という探鉱者でした。彼は比較的早くユーコン準州に来たのですが、それまでの経験から、ブーム時には砂金を掘るよりも不動産のほうが儲かるものと考え、鉱区を設定するよりも土地の権利を購入しました。当時、政府所有が22エーカー(27,000)に過ぎなかったのに対して、ラドゥは160エーカー(196,000)の土地を所有していました。それから製材設備を筏で運び上げ、土地区画とともに材木を売りまくりました。1898年5月にユーコン河の氷が融け、早くも6月にはベネット湖を発った人々が小さなボートで次々と到着しました。人々は最初テントに住んでいましたが、189691日に最初の1軒が建てられ、その後の6箇月で500軒以上が建てられました。最初の区画は5ドルで売られましたが、それが25ドルになり、やがては300ドルまで跳ね上がりました。一時期には角地は4万ドル、川沿いは2万ドルにもなったといわれます。

 初期のドーソンシティ

 ドーソンシティの街並み

 1898年当時のドーソンシティ

 町にはすぐに新聞社、パン屋、雑貨屋、洋服屋、煙草屋、鍛冶屋、賭博場、そして22以上のサロンやダンスホールが出来ました。製材所が6工場できましたが、いくら製材しても需要に追いつくことはできませんでした。商業銀行が開設され、砂金を現金に交換するため、紙幣100万ドルが運び込まれましたが、たったの2週間しかもちませんでした。当時の法律では銀行が7%以上の利率で貸し付けることを禁じていましたが、実際にはドーソンでは24%以上で貸し出されていました。

 カナダ商業銀行(Canadian Bank of Commerce)アトリン支店

 砂金採取や商業で成功した人々と、そうではない人々の生活の差は激しく、成功した者は朝食にシャンパン、キャビア、オイスターを食べ、優雅に午後の紅茶を飲み、ダンスやカードを楽しみました。一方、多くの人々が泥だらけの作業着をまとい、1日3食を豆で済ませ、こつこつと砂金を掘り続けました。しかし、せっかく稼いだ砂金も、賭博上やダンスホール、サロンで使い果たし、無一文に戻る人も多くいたといわれています。

 ドーソンで人気を博した賭博場モンテ・カルロ

 ドーソンのもうひとつの社交場オペラハウス

 こうした一見無秩序に見えるドーソンでしたが、法と秩序を遵守する目的で早い時期から北西騎馬警官が駐在しました。一時住人の殆どが米国人でしたが、ユーコン準州はカナダ領であり、カナダ法規に基づき拳銃の所持は禁止されていました。

 北西騎馬警官(Royal Northwest Mounted Police) 彼らは法治国家カナダの番人として現在もカナダ国民の尊敬と信頼を集めている。

 クロンダイクからドーソンまで砂金を護衛するカナダの軍隊

 クロンダイル・ケイト(Klondike Kate)こと、カスリン・ライアン(Katherine Ryan)1869年カナダ東部のニューブランズウィック州の出身で、後にシアトルに出て看護士になり、女性としてゴールドラッシュに参加した稀な存在でした。バンクーバーのハドソンベイ会社へ装備一式を買いに行ったところ、「単独でクロンダイクを目指すような勇気ある女性は、ハドソンベイ会社が援助するに値する。」といって装備提供を惜しまなかったといわれます。彼女はクロンダイクで3鉱区設定しますが、結局、女性で最初の北西騎馬警官になり、鉱区料として砂金を徴収(当時の鉱区料は1年間5,000ドル以上産額があたっとき、10%を納税する仕組みで、多くの砂金掘り師は砂金で納付しました)したり、留置所を管理したり、レストランを経営したり、政治的にも大いに活躍しました。バーで乱闘して唇を破り取られたスウェーデン人を、直ちにテーブルの上で縫合手術した話は有名です。

 クロンダイク・ケイト 本物の「クロンダイク・ケイト」は北西騎馬警官であったカスリン・ライアンである。ダンスガールであったケイト・ロックウェル(Kate Rockwell)がこのニックネームをとり、現在では彼女の名前としてのほうが知られるようになってしまった。

 急激に発達したドーソンでは上下水道、病院、消防などの公共施設が需要に追い付きませんでした。医者はいましたが、診察料は200ドルもしました。厳寒での暖房のために裸火を使うことが多かったため、1897年から毎年のように失火により大火が発生しました。しかし、役場ができ行政が整えられ、外界との交通手段が改善されるに従って、ドーソンの町としての体裁が整っていきました。

 1899-1900年にThe Alaska Commercial Companyのドーソン倉庫に保管された1.5トンの金

──────────────────────────

ユーコン砂金物語16. 整備される交通網

ATSUSHI GOMI(2007/06/03 12:46:37)


 1897年から始まったゴールドラッシュで最も切実な問題は、人と物資の輸送でした。とりわけチルクート峠やホワイト峠を越えて人馬で運搬する方法では、運搬量も制約があり時間もかかりました。そこでゴールドラッシュの早い時期からスカグウェイから鉄道をユーコン準州内まで引くアイデアがありましたが、国境付近の険しい山岳部をどう敷設するのかという技術的な大問題がありました。

 1898年英国投資グループのトーマス・タンクリード卿(Sir Thomas Tancrede)とカナダ太平洋鉄道を敷設した工事請負業のミカエル・ヘニー(Michael Heney)がスカグウェイで会い、スカグウェイからユーコン準州のホワイトホース(Whitehorse)まで鉄道を引くことを決心しました。18984月に現在のホワイトパス・アンド・ユーコン・ルート会社(WP&YRThe White Pass & Yukon Route)が設立され、測量が始まりました。測量の結果、ルートはホワイト峠越えと決定、狭軌で敷設することとし、1898528日にスカグウェイ側から順次線路が延ばされました。当時はまだ米国とカナダの国境がきちんと決められておらず、途中に政治的な問題も生じました。

 ホワイト峠のサミット(Summit)とログキャビン(Log Cabin)間での測量作業

 僻地であるため、圧倒的に労働者が足りませんでしたが、クロンダイクに行くことを断念した人々や、砂金を見つけられなかった人々が、米国本国へ帰る船賃稼ぎのために集まったため、何とか切り抜けました。10時間労働で日当10ドル、工事現場での宿泊は無料ですが食費は実費、酒類は厳禁という規則でした。一日に700人から2,000人が働きましたが、零下3060℃の厳冬のなかで人力を主体とした工事は遅々として進まず、WP&YR会社をもじって「Wait Patiently and You’ll Ride.(辛抱して待てば乗れる)」という冗談まで囁かれました。難関はトンネル・マウンテンの発破工事と、ユーコン準州側の原野の永久凍土の掘削でした。189976日、遂にベネット湖までの40マイルが開通、ようやく1900729日ホワイトホースまでの110.4マイルが全通しました。鉄道土木技術の粋と難工事、そして1,000万ドルをかけて完成した鉄道は、開通した時にはゴールドラッシュがすでに終わり、結局は目的に間に合わせることができませんでした。

 トンネル・マウンテン付近のフィークス・カット(Firk's Cut)掘削作業

 フィークス・カット(Firk's Cut)掘削作業 18999

 昼食をとる橋梁大工たち

 グレシア・ゴージェ(Glacier Gorge)を渡る15-C橋梁の工事

 ホワイト峠で大雪で埋まった線路を掘り出す乗客

 ホワイトホースからドーソンまでの460マイルは外輪の付いた河川蒸気船が就航しました。乗客100名、貨物300トンを運び、下降に1.5日、遡上に4.5日から6日を要しました。スカグウェイからドーソンまでの往復運賃は1908年に100ドルで、ユーコン河が結氷する間は馬橇が運航されていました。こうして第二次世界大戦で道路が出来るまで、クロンダイクへの交通は鉄道と河川を乗り継ぐ形として整えられていきました。

 鉄道が到達する前のベネット湖(Lake Bennett)

鉄道が開通した後のベネット湖の蒸気船クリフォード・シフトン(Clifford Shifton)号とクリーナー(Cleaner)号。ホワイトホースまで鉄道が開通する前は、蒸気船でベネット湖を縦断した。

 鉄道の終点だったホワイトホース。ここから乗り換えて蒸気船でユーコン河をドーソンに下った。

 ホワイトホース上流のマイルズ・キャニオン(Miles Canyon)

 ファイブ・フィンガーズ・ラピッド(Five Fingers Rapid)の急流を通過する蒸気船

──────────────────────────

今日はご苦労様です

(2007/06/01 23:41:23)


 今日は初対面でした。非常に緊張しました。CD−R見てくださいね。ではまた明日

──────────────────────────

スケールの名前

sugi(2007/06/02 09:31:32)


 砂金の大きさを測ているスケール(小さな目盛)の名前を教えてもらえないですか。

──────────────────────────

Re:スケールの名前

2代目店主(2007/06/02 15:18:22)


 手に入りやすいものですと、ノギスでしょうか(くちばしのような工具)。ホームセンターや工具店にあると思います。一般的なノギスは、1/20mmのものまで測定できます。す。それ以外の道具を使っている方がいらっしゃいましたら書き込んでくれると嬉しいです。目方ですと、天秤ばかり、電子秤を使っている方が多いと思います。

──────────────────────────

Re:スケールの名前

ishi(2007/06/03 15:59:02)


 3年ぶりの書き込みです。ホームセンターなどで売っているルーペに0.1mm目盛りのスケールがついていました(シンワ測定株式会社ルーペT-1スケール付15倍率など)。

──────────────────────────

Re:スケールの名前

sugi(2007/06/04 19:57:17)


 ありがとうございました。見に行って見ます。

──────────────────────────

この写真は本当なのだろうか?

野村(2007/06/08 18:39:07)


 詳しくはこちらで。

[アラスカプロスペクティングフォーラム]へジャンプ

 http://bb.bbboy.net/alaskagoldforum-viewthread?forum=2

 &thread=501

それにしても、LeTrap スルースは、何故、左右非対称なの???

──────────────────────────

ユーコン砂金物語17. 砂金採掘の機械化と組織化

ATSUSHI GOMI(2007/06/08 21:59:13)


 1902年頃、それまで焚き火をして凍土を融かして坑内掘をしていた方法が、薪焚きボイラーによる蒸気に代わりました。この方法はカリフォルニアの採鉱技師であったジョン・マクギリブレイ(John McGillivray)が開発したもので、端を閉じて周囲に穴を空けた1.51.8mのパイプを凍結した砂金層に突っ込み、ホースを通じてボイラーから40psi程度の蒸気を送り込むことによって、容易に砂金層を融かすことができました。そのため、1パンニングパン当り2〜3セントの金しか含まれないような低品位の砂金層も稼行できるようになりました。また、竪坑巻上げや揚水にも蒸気動力が使用されるようになりました。こうした機械化の初期投資は6千ドルないしは7千ドルで、50から60立方ヤード(3846m3)の砂礫を処理するために約100ドル必要でした。クロンダイクの砂金採取は最早個人ベースでの稼行を終わり、次第に資本を要する会社組織へと変貌していきました。

 坑道による含砂金層の採掘方法

 坑内における焚き火による凍結砂金層の熔解

 エルドラド・クリークNo.16鉱区 坑内掘 1898

 エルドラド・クリーク産結晶砂金

 蒸気パイプによる砂金層の熔融と坑内でのパンニング

 1905年には低品位の砂礫を大量に採掘、処理でいるドレッジャが導入され、個人鉱区を統合していったため、砂金掘り師たちは次第にクロンダイクを離れていきました。最早個人が手掘りで採掘できるような高品位の砂金地は少なくなって、一度掘ったところが再び機械で掘られるといったところが次第に出てきました。

 ドレッジャの構造図

 ベア・クリーク(Bear Creek)におけるドレッジャー

 ボナンザ・クリークにおけるドレッジNo.3と尾鉱

 1898914日にドーソンから蒸気船に積み込まれた金塊の入った箱

 1898年に隣のブリティシュ・コロンビア州アトリン(Atlin)で砂金が見つかり、1899年にはアラスカ州西部のノーム(Nome)で有名な浜砂金が発見され、こちらにも多くの砂金掘り師達が去っていきました。夢を追い続ける砂金掘り師にとって、クロンダイクは既に魅力的ではなくなっていたのです。

 ゴールド・ボトムの発見者であるロバート・ヘンリーもクロンダイクを去って、スティワート河(Stewart River)に移り、スコロジー(Scroggie)、バーカー(Barker)、ヘンダーソン(Henderson)、クリア・クリーク(Clear Creek)などの砂金地を発見しました。ユーコン準州の他の地方でも小規模ながら砂金が発見されます。1898年にはメイヨ(Mayo)地区のダンカン(Duncan)やダブリン・ガルチ(Dublin Gulch)1903年にはユーコン準州南西のクラーン(Kluane)1908年にはアッパー・スチュアート(Upper Stewart)などが発見されました。

 人口流出の結果、1930年代までにドーソンの人口は約1,000人に減っていきました。

 ダブリン・ガルチ産糸状砂金

 ダブリン・ガルチ産砂金

 クラーン砂金地、リード・クリーク(Reed Creek)産砂金

──────────────────────────

ユーコン砂金物語18. 活躍したドレジャたち

ATSUSHI GOMI(2007/06/09 12:11:55)


 クロンダイクでは採金ドレッジャが1901年から1966年まで使用されました。投入されたドレッジャは延べ19隻で、この間にドレッジャによって処理された砂礫量は記録にある量だけで合計370,343,697立方ヤードに上っています。

 ドレッジャは水に浮かんだ船体に採掘機械、選鉱、水洗などのプラントを載せた構造で、採掘しうる最大深度は40m、通常は1523m程度ですが、大きな礫や古木の根株があるところや、硬く固結した砂礫層の採掘には適さないといわれます。代表的なドレッジャはエンドレスバケット(Endless bucket)をもつディッギングラダー(Digging Ladder)を持ち、この上部は船体の甲板構造物に取り付けられ、先端は船首起重機に取り付けられて上下するようになっています。ディッギングラダー両端には大きなホイールがあって、このホイールの回転によって一連のバケットが池底を掘削します。掘削にあたっては反動によってドレッジャが動かないようにスパッドと呼ばれる杭で砂礫層に止められ、さらに船首はロープで岸と固定されます。掘削された砂礫はトロンメルで水洗され、篩下がジグ、スルース・ボックスまたはテーブルにかかり、砂金を回収します。スルース・ボックスは幅6090cmで、傾斜1/83/32、あるドレッジャでは深さ37.5mmのリッフルを31.2mm間隔でつけていたとのことです。また、ドレッジャの建造には多くの資金が必要であり、少なくとも15年分以上の鉱量が確保されていなければならないといわれます。

 クロンダイクでの最初のドレッジャはディスカバリー・ドレッジ(Discovery Dredge)1901年にボナンザ・クリークで稼動を始め、1908年にアラスカへ送られました。最大のドレッジャはカナディアン・クロンダイク・マイニング社(Canadian Klondike Mining Co.)1913年に投入し、後にユーコン・コンソリデイティド・ゴールド社の4号となったドレッジャで、16立方フィートのバケットをもち、1959年までに65,559,475立方ヤードの砂礫をクロンダイク河やボナンザ・クリークで採掘しました。現在はボナンザ・クリークに記念物として保存されています。ユーコン・ゴールド社(Yukon Gold Co.)の5号(1908−1917年)や8号(1911−1917)は稼動を中止した後、マレーシアへ砂錫のドレッジャとして売却されました。ユーコン・コンソリデイティド・ゴールド社の5号はハンカー・クリークとドミニオン・クリークで稼動していましたが、1943年に落雷によって全焼しました。クロンダイクで最後まで稼動していたドレッジャはユーコン・コンソリデイティド・ゴールド社の8号と11号で、サルファー・クリークとラスト・チャンス・クリークで、ともに1966年に解体されました。

 ボナンザ・クリーク下流ドーソン付近で稼動中のドレッジと尾鉱

──────────────────────────

ユーコン砂金物語19. ゴールドラッシュの終焉から現在まで

ATSUSHI GOMI(2007/06/09 12:17:56)


 1914年からの第一次世界大戦で、多くの砂金掘り師が出征していきましたが、残された者はユーコン準州の各地に広がり、さらに探鉱を繰り広げました。その結果、ロウアー・スチュアート河(Lower Stewart River)や、60マイル・クリーク、ドーソン・レンジ(Dawson Range)のセイモア・クリーク(Seymour Creek)などに新しく粗粒の産金地が発見されましたが、クロンダイクに匹敵するような富鉱部はありませんでした。

 1919年、新たにアラスカ州で開発された冷水による凍土の採掘技術によって、それまで不採算であった砂金層が稼行対象となりました。さらに小型ドレッジャがスチュワート河、40マイル河、ミラー・クリーク、メイヨ(Mayo)のハイエット・クリーク(Highet Creek)などに投入されましたが、利益を得たのはミラー・クリークとハイエット・クリークだけという有様でした。

 60マイル、ミター・クリーク産砂金 1目盛1mm

 最早ユーコン準州には豊富な砂金地は残されていないと思われたとき、19341月、米国が金1オンス当り35ドルに引き上げたため、多くの砂金地が再び活況を呈し始めました。昔ながらの手掘りが復活して、放置されていた低品位鉱床の採掘が開始されました。また、この頃にブルドーザが初めて導入されました。

 第二次世界大戦で労務費と物品費が上昇し、1940年代末までに多くの金鉱山が閉山に追い込まれた結果、カナダ政府は残った産金業者に補助金を支給するとともに、鉱産税を1オンス当り22.5セントに引き下げました。しかし、1960年代中頃までに殆どの砂金掘り業者が操業を止め、ユーコン・コンソリデイティッド・ゴールド・コーポレーション(Yukon Consolidated Gold Corporation)の大型ドレッジャ2隻も1966年に操業を止めました。

 1970年代の金価格の上昇とともに、再び古い砂金地に鉱区が設定され、1980年代には生産が徐々に増加し3トン台を回復しました。現在は金市況に左右されるものの、ブルドーザやバックホー、モニター、トロンメル、スルース、スパイラルなどによって操業されて、2005年にはまだなお128箇所の砂金地で約450名の砂金掘師が70,322オンス(2,187kg)の砂金を採掘しました。特に砂金を含む砂礫層に対する地震探査やボーリングがなされて、より正確に基盤岩との境界や金品位が把握されるようになりました。ブルドーザも大型が投入され採鉱効率も向上しました。また、選鉱の分野においてもニュージーランド浮上選鉱機(New Zealand floating plant)の導入により選鉱用水が有効に使用され、リッフルの形状が改良されて回収率が良くなりました。

──────────────────────────

ユーコン砂金物語20. 砂金の源

ATSUSHI GOMI(2007/06/10 17:24:52)


 砂金の発見がゴールドラッシュの端緒で、カリフォルニア州ではマザーロード(Mother Lode)、ビクトリア州ではバララット(Ballarat)やベンディゴ(Bendigo)の山金の発見と開発に結びつきましたが、ユーコン準州では今のところ大きな山金の鉱床は発見されていません。

 クロンダイクの豊富な砂金鉱床は、いったいどこからもたらされたのかという問題は常に関心が払われ、砂金掘り師たちはいつか高品位の山金の鉱脈(Lode)を発見できることを期待していました。しかし、若干の石英脈の試掘は結局のところ金鉱山になるまでには至りませんでした。カナダ地質調査所のR.G.マッコーネル(R.G. McConnell)は、クロンダイクの基盤岩の結晶片岩は、片理に平行に多数の石英細脈を含み、稀に大きな石英脈に切られたりしており、ときに自然金を含んでおり、例えばビクトリア小渓(Victoria Gulch)の石英脈では幅1.8mで金2625oz/st、銀3267oz/stを含むが、その規模はあまりに小さく、その含金量ははなはだ不規則で、稼業すべきところはなく、天然淘汰を受けて初めてこのような豊富な砂金地が出来たものと推定されています。彼は河床砂礫の量と砂金量とを比較して、原岩には1トン当り数セント分の砂金しか含まれていなかったと推定しました。

 世界の豊富な砂金鉱床の殆どが、砂金鉱床の豊富さが必ずしも初生鉱床の豊富さを表すものではないことを証明しています。カリフォルニア州でも豪州ビクトリア州でも、砂金をもたらした筈の含金石英脈が発見され、稼行されましたが、品位は低いものでした。インカの黄金を供給したペルー・アマゾンの豊富な砂金の源はいまだに良く判りませんし、北海道北見のウソタンナイの砂金もそれに相当する豊富な鉱脈は見つかっていません。ウソタンナイでは基盤岩の古生層中に多数の石英脈を有し、あるものは23g/tもの金を含みますが、多くは金の痕跡を含むに過ぎず、鉱脈も幅0.1から0.3m、延長も10m内外で小規模であるといわれます。

 とくに中熱水鉱脈(いわゆる老脈)の金鉱床では、しばしば肉眼金が認められていかにも金品位が高いように錯覚しますが、実際には何も含まれない石英が大部分で、金鉱脈全体では10g/t以下の品位であることが多いのです。それで、金鉱床全体の品位と、そこから生じたと考えられる砂金の豊富さとは、必ずしもリンクしないと考えられています。

 近年、金価格が上昇したときに、低品位、大鉱量処理の鉱床を発見する目的で、クロンダイクの砂金をもたらした初生の金鉱床の探査が再び実施されましたが、結果はあまり思わしくなかったということです。

 クロンダイクやユーコン準州の他の砂金地からは、しばしば結晶形を残すものや、ワイア状のものを産出しますが、これらは源から遠くなく、石英中に生じたものそのものが離脱したものと考えられます。

 ただ、西豪州のようにラテライト風化が進んだところでは、金は地下水中の塩素と反応して錯塩として移動し、コロイド状に沈殿しながら成長するということですから、場所と条件によっては砂金が僅かながらも成長することはあながち無いことではないのでしょう。

 クロンダイクのハンカー・クリーク、ダゴ・ヒル(Dago Hill)から産出した6面体の結晶砂金 1目盛=1mm

 クロンダイクのラスト・チャンス・クリークの15パプ鉱区(15Pup)から産出した、やや磨耗した結晶砂金 1目盛=1mm

 シストル・クリーク(Thistle Creek)のやや磨耗した樹枝状結晶砂金 1目盛=1mm

──────────────────────────

Re:ユーコン砂金物語20. 砂金の源

広瀬(2007/06/13 00:25:43)


 ミネラルフェアで写真のような結晶の形を残した砂金を販売していましたが¥12,000/g程度となかなか高価でした。鉱脈に極近い(と思われる)川でも砂金掘りをしますが、もともと自形を持つ自然金がないのか自分の手でこのような砂金を採ったことがありませんが・・・ルーペで見たらこんな砂金もあるだろうか?

──────────────────────────

Re:ユーコン砂金物語20. 砂金の源

びんた切れの水晶(2007/06/13 04:26:37)


 北海道の川で、小さいけどワイヤ状の砂金を採ったことがあります。そこも、結晶した砂金が採れる所で知られているところです。鉱脈の金は、いつも結晶しているわけではないようです。ですので、なかなか結晶した砂金にお目にかかれないようです。私は石喰いも、見つけてみたいと思っていますが、なかなか。

──────────────────────────

Re:ユーコン砂金物語20. 砂金の源

広瀬(2007/06/13 14:03:48)


 短い(数mm)ワイヤ状のものは何度か採ったことがありますが、どうせなら羽毛状のやつとか採ってみたいですね。数年前に仲間が採ったナゲットには結晶の外形と思われる形状が残っていましたがやはり、こういったものはごく稀です。山梨県西部では石喰い砂金はそれほど稀ではありません。通常石喰いの「石」は石英ですが、黒い粘板岩を喰った石喰いも稀に産出します。

──────────────────────────

フランス語に詳しい方

野村(2007/06/11 18:06:32)


 フランス語に詳しい方、次のページは何を話していますか?教えて下さい。自分のホームページが引用されていたので気づいた所です。大森さんのページなども引用されています。

──────────────────────────

Re:フランス語に詳しい方

(2007/06/12 10:11:19)


 単純に翻訳ソフトで判った事は、『なんだこれは?』『貧乏人の布団らしいな』『忍者が…』『猫はエジプトの…』ってな感じ。

──────────────────────────

鹿児島 S川支流

(2007/06/12 01:09:45)


 以前より知人からプラ製のパンニング皿を譲り受けていたのですが、九州では砂金など、採れないだろうと思ってました。こちらの掲示板で、鹿児島で砂金採集出来ることを知りました。月曜に、たまたま鹿児島S川付近まで出かける用事があり、3時間ほどですがS川支流に入り自然の河川では初めて砂金採集を試みました。結果は寛永通宝古銭1枚です(笑)。砂金は採れませんでした。これは、私がポイントを理解していなく、またパンニングの未熟さのせいです。パンニングは鯛生の体験程度しかありません。しかし、楽しかったですね。時間を見つけては通ってみたいと思います。分からないことがあれば、こちらに質問したいと思いますので、その時はよろしくご教授くださいませ。

──────────────────────────

Re:鹿児島 S川支流

sugi(2007/06/12 09:40:48)


 見つけたら教えてください。自分も行ってみようと思います。

──────────────────────────

Re:鹿児島 S川支流

(2007/06/13 00:34:45)


 ありがとうございます。しかし、なにぶん初心者もいいところなので・・・。がんばってみます。

──────────────────────────

Re:鹿児島 S川支流

sugi(2007/06/13 18:58:59)


 情報メールありがとうございます。

──────────────────────────

ユーコン砂金物語21. 砂金の成長−機械的作用と化学的作用

ATSUSHI GOMI(2007/06/13 21:31:16)


 ナゲットの生成については、石英脈などに生成した初生の自然金が、砂礫中を移動する間に機械的作用で丸められたり引き延ばされたりするものの、基本的には元の重さと変わりないという説、水に溶解した金が沈殿して化学的作用によって成長するという説、また、機械的と化学的両方が作用するという説があります。カナダ地質調査所が1979年に出版した「金とその鉱床の地球化学(The Geochemistry of Gold and Its Deposits)」には、砂金鉱床やナゲットの生成について触れられています。

機械的作用説の論拠は以下のとおりです。

1.砂金鉱床は初生鉱床の圧倒的に近辺に存在する。もしも化学的作用によって成長するならば、砂金は初生鉱床の近辺と化学的な条件が好適な離れた所の二箇所に生成する筈である。

2.ナゲットは初生鉱床の石英と同様な石英を伴う(石喰い)ことがある。

3.多くの砂金鉱床では源流で粗粒であるが、機械的な削磨と細砕で下流に向けて急激に細粒となることが多い。

4.砂金鉱床には初生鉱床で自然金に随伴するような灰重石、重晶石、黄鉄鉱、硫砒鉄鉱などの粒を伴う。これら随伴鉱物は二次的に生成したものではないので、砂金も同様な行動をとる筈である。

5.砂金には初生鉱床に含まれる元素(HgAgCuなど)や微量の鉱物粒(硫化物、テルル化物、石英など)を包含するものがある。鉱物粒が砂金に包含される理由は化学的成長では説明し難い。

6.砂金鉱床で認められる結晶金は、初生鉱床で認められる自然金結晶に似る(ただし後に化学的作用でも結晶金が生成することが判ってきた)。

一方、化学的作用説の論拠は以下のとおりです。

1.金銀は水に溶解し、永久凍土に移動し、含まれるフミン酸などの有機酸によって河川底で沈殿する。

2.ナゲットは乳房状形態で産出するものがあり、同心円状の微細構造が認められる。これはナゲットが成長してできた構造であると解釈される。

3.砂金鉱床に認められる結晶金の稜線ははっきりしており、砂礫のなかで自由に成長したものと考えられる。

4.あるナゲットでは内部で二次的に結晶化が生じている構造が認められる。この構造は初生の自然金には認められない。

5.箔状、針状、樹枝状自然金が砂金鉱床の砂礫、磁鉄鉱、褐鉄鉱、埋れ木などの有機物に付着して認められる。

7.ある砂金鉱床の樹木化石を置換した黄鉄鉱には金を含む。

8.実験的に金コロイド液から金が沈殿することが確かめられている。

9.砂金の純度は源流で低いが、下流へいけば連続的に高くなる。或る砂金粒内部の金銀分布を分析すると、粒の周縁では金が相対的に高い。これは従来から無機酸によって銀が溶出するためと説明されていたが、実際には冷たい河川水にはその能力がないし、銀の溶出する厚さは0.002mm以下であって、粗粒な砂金では全体の純度に影響を与えるほどではない。また銀が溶出して体積が減少したような形跡がない。したがって純度の高い金が砂金表面に成長してできたものと解釈される。

 なお、渡邊(1933)によれば、北海道枝幸のウソタンナイでは鉱脈の自然金純度784.8に対して、砂金は最低804.2、最高932であったといいます。

10.初生鉱床の自然金よりも、それを源とする砂金鉱床の砂金のほうが水銀を多く含む。水銀は四面銅鉱や閃亜鉛鉱の酸化によってもたらされたと考えられ、砂金は酸化帯で成長する間に水銀を取り込んだと考えられる。

  ユーコン準州では乳房状でいかにも化学的に成長したようなナゲットではなく、機械的に生成したようなナゲットの方が一般的だと認識されるようです。しかし、西豪州パース(Perth)南南東120km1980年代にボーキサイトの探鉱中に偶然に発見されたボッディングトン(Boddington)金山などでは、熱帯地方のラテライト風化の過程で金が溶解して再沈殿して鉱床ができることが知られています。また、地中の塩素濃度が高いところでは金銀は容易に溶解、移動するようです。ユーコン準州やアラスカ州地方はかつて地質時代に熱帯だったこともあり、あながちナゲットの化学的成長を否定するほどの積極的理由はないと思われます。それで機械的作用と化学的作用の両方があるのだろうという立場をとる人がいます。

 紐状砂金 ユーコン準州メイヨ(Mayo)、ダブリン・ガルチ(Dublin Gulch)産 1目盛=1mm

 石英の石喰いを伴うナゲット 西豪州、ピルバラ地方、ナラガイン(Nullagine)、モスキート・クリーク(Mosquito Creek)産1目盛=1mm

 やや磨耗した樹枝状自然金 西豪州、ピルバラ地方、ナラガイン、モスキート・クリーク、ヤンディ・パッチ(Yandi Patch)産1目盛=1mm

──────────────────────────

どこのサイトの地図を活用されてますか?

enoeno(2007/06/18 23:44:55)


 こんばんは。川の衛星写真を詳しく見たくいろいろ探していますが皆さんはどこのサイトの地図を使われていますか?有料でも良いので教えていただけないでしょうか? ちなみに私は http://map.livedoor.com/ と

  http://www.ikutoko.com/index.html を使っています。

──────────────────────────

Re:どこのサイトの地図を活用されてますか?

(2007/06/19 00:02:56)


 毎度様です!えのえの先生!私は電子地図を使っています!写真もいいですが私は地図の方がイメージも湧きますし見慣れているので・・・。

──────────────────────────

Re:どこのサイトの地図を活用されてますか?

(2007/06/19 00:03:37)


 まだ砂金を手にしたことも無い初心者もいいとこの者ですが・・・。これなんかは詳しくていいのではないでしようか。ただ印刷は出来ないようです。国土地理院の地図閲覧サービスです。http://watchizu.gsi.go.jp/

──────────────────────────

Re:どこのサイトの地図を活用されてますか?

野村(2007/06/19 11:04:01)


 地図上でマウスの右ボタンをクリックしてください。出てくる「名前を付けて画像を保存(S)」で地図を取り込み、あとで印刷してください。なお、左クリックすると経度緯度が表示されることは皆さん良くご存知と思いますが、切り替えにより、立体視画面も出ます。面白いです。例:

 http://wss.gsi.go.jp/wss.aspx?id=53381305&xy=?1246,1525

──────────────────────────

Re:どこのサイトの地図を活用されてますか?

S(2007/06/19 12:07:49)


 N村先生のやり方は私もしています。

──────────────────────────

Re:どこのサイトの地図を活用されてますか?

(2007/06/19 21:56:27)


 「名前を付けて画像を保存(S)」すればいいとこに気がつきませんでした。ありがとうございます。

──────────────────────────

Re:どこのサイトの地図を活用されてますか?

enoeno(2007/06/19 23:06:38)


 皆様ありがとうございました。参考にさせてもらいます。

──────────────────────────

Re:どこのサイトの地図を活用されてますか?

neko(2007/06/19 23:19:15)


 私はヤフーの地図を利用します。地図で目的地を表示してから表示形式を航空写真に切り替えると同じ場所が画像で出てきますので山の形等を参考にしています。

──────────────────────────

Re:必要分だけにしないと

(2007/06/19 23:20:51)


 私のような真似はしてはいけません!3ヶ月掛かりました!!!

──────────────────────────

航空写真も利用してください

野村(2007/06/20 09:12:03)


 以前にここで歴舟川の河口付近を紹介したことがありましたが、本格的航空写真もいくつか利用できます。

 国土地理院空中写真閲覧サービス

  http://mapbrowse.gsi.go.jp/airphoto/index.html

 国土交通省航空写真閲覧

  http://w3land.mlit.go.jp/WebGIS/index.html

 海上保安庁空中写真閲覧サービス

  http://www4.kaiho.mlit.go.jp:8082/Air_code/INDEX/s_

  index00.htm

他にもありましたら教えて下さい。

──────────────────────────

ユーコン砂金物語22. ナゲットの起源

ATSUSHI GOMI(2007/06/24 17:38:55)


 豪州の研究機関CSIROでは最近ナゲットの生成に関する研究を始めました。ナゲットの生成については初生(Primary hypogene)なのか、次生(Secondary supergene)なのかは、長い間論争があります。初生説ではナゲットはもともと大きな自然金で存在したものが母岩から分離したものに過ぎないことを主張し、むしろ機械的成長に通じる内容であり、次生説では化学的な金の溶解と沈殿による成長を主張し、化学的成長に通じる内容となっています。主にパース在住の探鉱家マーク・クレーシー(Mark Creasy)氏が寄贈した西豪州やビクトリア州のナゲット標本を使用し、標本を切断して内部の組織や組成を調べることによって、ナゲットの起源や金の風化特性を推定するものです。

 研究に使用された結晶質ナゲット(CSIRO資料)

 ナゲット内部に認められる多結晶構造(CSIRO資料:縮尺不明)

 EBSDマッピングによって示される多結晶構造

 その結果、ナゲットの成分は初生にみられる銀550%を含む金・銀合金で、内部は結晶質の金・銀合金の結晶が集まった多結晶体(Polycrystalline)であって、これは250℃以上で生成する組織であることから、ナゲットの起源は初生であると結論つけています。しかし、ナゲットには孔や欠如部分のような腐食跡や銀の溶出などが認められ、これらは風化作用によるものと推定されています。特に銀の溶出は結晶粒界に沿って進行するようで、地表近くでの風化作用ではナゲットは成長するのではなく、むしろ分解する方向に進んでいるものと推定されています。

 このことから、ユーコンの砂金についても起源は初生であり、化学的な成長は考え難いということがいえるかも知れません。

 BSE像によるナゲット中の銀の溶出(灰白色部)

 結晶粒界での銀の溶出によって生じた溝

──────────────────────────

ユーコン砂金物語23.金粒の化学的成長−西豪州の例

ATSUSHI GOMI(2007/06/24 23:53:55)


 CSIROの研究ではナゲットの起源は初生であるということになっていますが、ナゲットではない微量の金の移動はラテライト風化の環境では在ることを述べています。

 西豪州はユーコン準州とは大いに異なる乾燥気候です。年間平均気温は25℃、日中の最高平均気温は35℃で、年間降雨は200400mm程度です。そのため中生代からの地質時代を通じて土壌のラテライト風化が進みました。ラテライト風化は基盤岩の花崗岩や緑色岩(主に玄武岩)が高温多湿条件で風化し、珪酸が溶脱して水酸化鉄や水酸化アルミニウムに富む土壌ができる作用です。西豪州中南部では地表から01mにピソライト帯(Pisolitic layer:豆状の水酸化鉄と鉄質土壌)、110mまでに斑紋帯(Mottled zone:カオリン粘土と鉄酸化物の混合層)、そして基盤までの1040mに青白帯(Pallid zone:主に淡色から白色のカオリン粘土)が分布します。ラテライト土壌中の地下水を分析すると、pHが4以下であること、硫酸イオン濃度が500ppm程度あること、また塩素濃度が高く6000ppmを越えることなどが判っています。低いpHと高い硫酸イオン濃度は、基盤岩中の黄鉄鉱の分解によるものと考えられます。また、豪州内陸部には塩湖が多く存在し、もともと地下水の塩素濃度が高いのです。

 従来からナゲットは地表に近いピソライト帯から発見され、最近では斑紋帯に金鉱床が発見されて、金の存在と鉄酸化物には強い関係があることが判りました。鉄酸化物を伴うナゲットの境界部を詳細に観察すると、ナゲットに近い部分の鉄酸化物中に微細な自然金が生じていて、その金純度はナゲットより高い(銀が少ない)という結果が得られました。また、ラテライト中から得られた微細な自然金結晶(直径20μm以下)は、殆ど純金に近い(Ag0.4%)ものでした。また、水素イオン濃度が高く(pHが低く)、酸素濃度が高いような環境では、金の溶解度が著しく高くなることが判明しています。

 これらの観察結果や実験結果から、基盤岩中の金鉱床中の金は酸素濃度の濃い地表付近で低いpHと高い塩素濃度の環境で、次式に従ってクロロ金錯イオン(AuCl4−)として溶け出すと考えられます。

  4Au0+16Cl−+3O2+12H+4AuCl4−-+6H2O

 銀も同様に溶け出します。

  4Ag+4Cl−+O2+4H+4AgCl0+2H2O

 クロロ金錯イオンは鉄の多いピソライト帯や斑紋帯で次式に従って沈殿し、水酸化鉄を残します。銀はこの反応では沈殿し難いので、結局はピソライト帯や斑紋帯の鉄酸化物に純度の高い金が伴われることになると解釈されています。

  AuCl4−+3Fe2++6H2OAu0+3FeO(OH)+4Cl−+9H+

 このように、地表近くの金鉱床でpHが低くて塩素濃度と酸素濃度が高く、水酸化鉄を生じるような環境では、金は溶けて移動し、水酸化鉄とともに沈殿することがあり得るわけです。しかし、やはり化学的な沈殿による成長だけでは、巨大なナゲットができるとは考え難く、もともとあった大きな山金に若干の化学的作用が加わった結果と考えるのが自然かと思います。

 塊状褐鉄鉱に伴う自然金粒 豪州ニューサウスウェールズ州バサースト(Bathurst) 1目盛=1mm

 鉄質ピソライトに伴う自然金 1目盛=1mm

 西豪州ナイアガラ(Niagara)、ルブラ・クイーン(Lubra Queen)鉱山産

──────────────────────────

砂金堀がテレビで放映されるのですか?

enoeno(2007/06/25 22:51:21)


 こんばんは。知人から聞いたのですがインド?かどこかの国の子供が砂金堀をしている予告がテレビでやっていたと言っていました。もう終わってしまったのかすら定かではないのですが 御存知の方が居ましたら 詳しい情報教えていただけないでしょうか?よろしくおねがいします。

──────────────────────────

Re:砂金堀がテレビで放映されるのですか?

広瀬(2007/06/26 23:59:05)


 もしかしたらこれかも?

6/3021:0023:10/フジテレビ系/土曜プレミアム/世界がもし100人の村だったら

  http://www.fujitv.co.jp/b_hp/premium/

砂金の番組ではないようですが、予告編には確かに砂金も映っていました。

──────────────────────────

ユーコン砂金物語24. ラテライト金鉱床−金の化学的移動の例

ATSUSHI GOMI(2007/06/30 13:45:15)


 西豪州のボッディングトン金鉱床は1980年にボーキサイトを探鉱していた際に、金の地化学異常があることが注目されて発見されました。これはラテライト中に発見された初めての大型金鉱床で、鉱量4500万トン、品位1.8g/tを露天掘で採掘中です。

 鉱床地域のラテライトの典型的な断面は、地表から8mまで鉄質帯(Ferruginous zone:針鉄鉱、赤鉄鉱、ギブス石、カオリン粘土などからなり、ピソライト帯に相当)838mまで粘土帯(Clay zone:主にカオリン粘土、石英、針鉄鉱、赤鉄鉱、白雲母などからなり、斑紋帯に相当)3841mまでサプロライト帯(Saprolite zone:カオリン:、スメクタイト粘土、石英などからなり、青白帯に相当)、それ以深が基盤岩です。基盤岩中の初生金鉱化は始生代の安山岩ないし玄武岩中の金−銅−モリブデン−タングステンの網状脈で、金は0.012g/t程度、銅は100700ppmしか含まれません。しかし、これがラテライト風化した粘土帯には金が0.18g/t、鉄質帯には14g/t含まれ、まとまった部分は金鉱として採掘されています。とくに鉄質帯の金濃集帯は通常厚さ5m、最大20mに達し、拡がりが連続的なので、当時の地下水面直下に生成したものと考えられています。自然金は極微粒(220μm)で、水滴状粒子ないし鉄酸化物に包含されて産出しますが、銀を殆ど含んでいません。

 現在の地下水はpH6.58で高く、塩素濃度10002500ppm、硫酸イオン濃度50200ppmでそれほど高くないのですが、ラテライト風化が盛んだったときには現在よりもpHが低く、塩素濃度が高く、金は溶けて移動し、水酸化鉄とともに沈殿していたと推定されています。

 ユーコン準州やアラスカ州の極地方はかつて熱帯だったことがあるようですから、もしかするとクロンダイクのホワイト・チャンネル砂礫層などには粘土や鉄酸化物とともに再沈殿した砂金を含んでいたのかも知れません。

 また、鹿児島県枕崎周辺には金鉱床に伴って割れ目などに細粒で非常に純度の高い自然金が褐鉄鉱と一緒に産出しますが、これなどは初生の金が、黄鉄鉱の酸化と海風によって運ばれた塩素によって溶出し、水酸化鉄とともに再沈殿したものとも想像されます。

西豪州リーディ(Reedy)鉱山産初生自然金粒の電子顕微鏡像 なめらかな表面をもち、鉄酸化物を付着し、Ag含有率が高いのが特徴(CSIRO資料)

西豪州バードック(Bardoc)鉱山産二次生自然金粒の電子顕微鏡像 不規則な自然金の集合体で、Agを含んでいない(CSIRO資料)

西豪州バードック(Bardoc)鉱山産二次生自然金粒の電子顕微鏡像 自形の自然金が互いにくっつき、表面は溶出した形跡がなく、Agを含んでいない(CSIRO資料)

──────────────────────────

ユーコン砂金物語25. 砂金の純度

ATSUSHI GOMI(2007/07/01 11:10:54)


 ユーコンの砂金採掘業者は砂金の純度について、私達が考えている以上に気にしています。それは含まれる金の含有量によって、砂金の売却価格が影響を受けるためで、砂金地によって砂金の純度には意外に差があります。これは砂金をもたらした鉱脈中の自然金の純度の差、大まかに言えば、鉱脈が中熱水鉱脈(老脈)か浅熱水鉱脈(幼脈)かということがあります。さらに砂金に化学的作用があったと考えられる場合(銀が溶出するか金が付加する)には金の純度があがります。通常、砂金の純度は1000分率で表します。

 主な砂金地の砂金純度は、オールゴールド・クリーク858−860、ボナンザ・クリーク上流809−827、中流781、下流739−798、チーチャコ・ヒル750−785、エルドラド・クリーク733−80340マイル河814−845、ゴールド・ボトム・クリーク780−800、ハンカー・クリーク上流798−859、中流725−820、下流701−726、クオーツ・クリーク732−80060マイル河810−840、スチュアート河837−850、メイヨのダブリン・ガルチ860−923などとなっていて、クロンダイクでは750−850と、意外と低いのに驚かされます。

 1932年に岩崎重三先生が著した「金」(内田老鶴圃発行)という著書には、日本各地の砂金の純度が示されています。産地によっては含まれている銀の純度も示されています。ただし、どのくらいの試料を分析して得た値なのかは判りません。

 相川  佐渡     585.1

 西三川 佐渡     666.6

 ペーチャン      792.3 192.9

 天塩         838.0 158.3

 ウソタンナイ     877.7

 夕張         895.0 97.2

 空知         843.0

 荘川  岐阜     838.3 157.1

 吉野川 愛媛     903.9 94.8

 台湾         733.9 237.9

 朝鮮         802.8

 満州         938.5

 ロシア イルクーツク 905.2

 豪州ビクトリア    908.9 94.8

 米国ダコタ      923.5 72.5

 これをみますと、浅熱水鉱脈(幼脈)からもたらされたと考えられる佐渡では700以下で、中熱水鉱脈(老脈)からもたらされたと考えられる北海道、岐阜、吉野川の砂金では800900という純度になっています。有名な宮城県鹿折鉱山から産出した山金(モンスター:地質標本館)は老脈からのもので、948.9とのことですから、北上産地の砂金の純度も900程度でしょう。他の老脈としては山梨県の保が940、茨城県の塩沢が920、大子が915程度でこれらを源とした砂金も900以上の純度だと思われます。ユーコン以外の外国では、殆どが中熱水鉱脈からもたらされたと考えられる砂金であるため、900以上が殆どです。

──────────────────────────

Re:ユーコン砂金物語25. 砂金の純度

野村(2007/07/02 09:09:55)


 お話が日本国内のことにも発展して、興味深く読ませていただいてます。


1932年に岩崎重三先生が著した「金」(内田老鶴圃発行)という著書には、日本各地の砂金の純度が示されています。


 この本は近くの図書館にも増補第3版があるようなので読んでみます。


>吉野川 愛媛     903.9 94.8


 この夏に生徒を連れて四国に行きます。吉野川でも砂金を掘る予定です。なお、現在は上流側の愛媛県内では吉野川とは呼ばずに銅山川と呼んでるようですね。

──────────────────────────

Re:N村先生!

S(2007/07/02 12:15:17)


 ご苦労様です。金沢にはいつ頃になりそうでしょうか?関係各位先生のお越しになるのを首を長くして待っています〜〜。

──────────────────────────

Re:N村先生!

野村(2007/07/02 14:34:51)


 熱烈なるラブコールをありがとうございます。仕事(生徒付添と出張)とカナダ行きの合間を縫って、予定を調整します。他にも一緒に行ける方を誘ってみます。

──────────────────────────

Re:ユーコン砂金物語25. 砂金の純度

ATSUSHI GOMI(2007/07/10 22:56:25)


 伊藤ら(1947)日本鉱物誌()をみますと、愛媛県宇摩郡銅山川流域ではイリドスミンの記載がありますから、砂金のみならずイリドスミンも採れるかも知れませんね。

──────────────────────────

Re:ユーコン砂金物語25.砂金の純度

野村(2007/07/11 09:25:46)


 以前に、非常ーに怪しげな(笑)砂白金のような物をこの川で一粒だけ採集しております。今年確認できればよいのですが・・・・。生徒は「ウズラの卵大」のナゲットが取れた場所に憧れているようです。

──────────────────────────

近代デジタルライブラリーで・・・

三木(2007/07/03 13:20:10)


 以前、御紹介させて頂いた近代デジタルライブラリーで、本日から大正期の図書、約15700冊(国立国会図書館が所蔵する、大正時代に刊行された図書(約9万冊)のうち、約17%)が閲覧出来るようになりましたので、御連絡致します。鉱区一覧(東京鉱山監督局のものは、まだ閲覧出来ませんが)等、ちょっと大きな図書館へ行かなければ閲覧出来なかった図書が、自宅のパソコンで見れるようになったのは、嬉しいですね。

──────────────────────────

ユーコン砂金物語26. スルース・ボックスの改善(1)

ATSUSHI GOMI(2007/07/04 19:21:46)


 ユーコン準州ではゴールドラッシュ当初から、水が豊富なところでは、ジグやスパイラルよりも操業が簡単でコストが安いため、殆どの砂金地でスルース・ボックスによる樋流し法が実施されています。近年までは粗粒の砂金が重要視されていたため、それほどスルースの構造に関心が払われなかったのですが、最近は細粒の砂金の回収率を向上させるため、いろいろな構造改良がなされています。1991年にユーコンで発行されたクラークソン(R.Clarkson)の文献を要約してみたいと思います。なお、私はスルースを使用して砂金を掘ったことがないので、以下の要約には誤りがあるかも知れません。御覧になった方々の御意見をお待ちします。


 グランド・フォークス(エルドラド・クリークとボナンザ・クリークとの合流点)における長大なスルース・ボックス群

 ノームの小渓におけるスルース・ボックス使用例


・構造

 スルースはかつて木製で、幅30から130cm、深さ30から100cmで、これを継ぎ足して10から100mとして使用していました。最近では鋼製が使用されています。解砕しやすい砂礫には短い長さで充分ですが、粘土質砂礫には長いものが必要とされます。スルースの勾配は212.5%、通常45%で使用されることが多いようです。スルースの底にはリッフルがあって、砂礫といっしょに流れる砂金を捕捉するようになっています。リッフルの材料はかつて丸太や角材でしたが、現在は鋼材で、アングル材(ハンガリアン:Hungarian)や平材(Flat bar)、エクスパンデド・メタル(Expanded metal)が使われます。スルースの底には砂金を捕捉するために化学繊維製のマット(製品名:NomadCocoa matAstro TurfMonsanto)が敷かれています。


 樋流し掘り法の模式図

 リッフルの種類


・砂金捕集のメカニズム

 従来のスルースでの砂金捕集メカニズムの研究では、流速低下による砂金の沈降速度が重視されてきました。しかし、最近の研究ではスルースは一種の遠心分離機と見なされ、沈降速度よりもリッフル間で発生する渦動(Vortex)が重要視されています。スラリーがリッフル間に入ると、リッフルとの摩擦から生じた低圧帯が発生し、次のリッフルとの間で渦動を形成すると考えられ、軽い粒子は渦の外にかき上げられ、重たい砂金はこの渦動と重力により底に近いところでマットに捕集されます。捕集されなかった砂金は渦動中で回転し続けるか、次のリッフルに移動して捕捉されます。渦動によってリッフル間には、粒子が充填した部分が出来ますが、ここに砂金が溜まることはめったにありません。

 したがって、スルースの回収率を左右する要因として、リッフル間でうまく渦動を形成させることが重要で、このためには流速、リッフル距離、リッフル高さがうまく調整されねばなりません。


 スルースのリッフル間で生じる渦動の説明図


 もしリッフル間距離が短いと、水流が充分な渦動を形成しないため、リッフルが粒子で充填されてマットに捕集されず、逆に長いと、水流はリッフルの上を抜けて渦動を生じないことになります。したがって、砂金もマットに捕集されない状態となります。


 1インチ・アングル鋼材でつくったリッフルを1インチと3インチ間隔で並べたスルースの渦動の出来方の模式図


 砂金の回収に最も適切な渦動をつくるという観点から、いろいろな形のリッフルがテストされています。また、スルース・ボックスの大きさに合わせた適切な土砂供給量や流速が求められています。これらのことについても書き込みをしていきたいと思います。

──────────────────────────

ユーコン砂金物語27. スルース・ボックスの改善(2)

ATSUSHI GOMI(2007/07/04 19:52:22)


 アングル材を使用したリッフルの場合には、1mm以上の粒径の砂金捕集に有効で、1インチ・アングルの場合、上部の翼を1/2インチに切り縮め、傾斜3インチ/フィート以上の急傾斜で多量の流水(320インペリアl・ガロン/分以上)で使用するのが良いとされ、給鉱もスルース・ボックス幅1フィート当たり16立方ヤード程度の多量の土砂を処理できるといわれています。

 平帯(フラットバー)を使用したリッフルは、渦動が必要以上に激しく発生するため、ナゲットの捕集はできますが、2.4mm以下の粒径の砂金捕集に有効ではないようです。

 エクスパンド・メタル製のリッフルは、小さなサイズの渦動が発生するため、1mm以下の粒径の砂金捕集に有効で、多くの砂金掘り場で使用されています。しかし、給鉱は微妙で、スルース・ボックス幅1フィート当たり8立方ヤード以下、傾斜も1.52.5インチ/フィート以下に制限するべきであるといいます。エクスパンド・メタルの面はボックス底のマットに隙間無く乗っていなければならず、また渦動が変形し不規則となるので、二重にして使ってはいけないといわれます。


 リッフルの改良例の模式図/アングル翼を1/2インチに縮め、高さ1インチのリッフルを間隔2インチ、スルースの傾斜を-15°とした。これによってリッフル間の堆積物が減少して、適切な渦動が発生する。

 エクスパンド・メタルすのこ板を使った場合の渦動の出来方の模式図

 スルース・ボックスへの適切水量を求める線図/左上の㈰スルース・ボックスの幅(インチ)に、㈪水流深度(インチ)をみて、㈫スルース・ボックス傾斜(インチ/フィート)をみて、㈬適切水量(毎分インペリアル・ガロン)を求める。例えば、ボックス幅36インチ、水深4インチ、傾斜1.5インチ/フィートでは、2700インペリアルガロン/分の水量が適当となる。単位がメートル法でないため、換算が必要。


・揺動スルース・ボックスと水圧リッフル

 砂礫に磁鉄鉱などの重鉱物が多いと、リッフル間が重鉱物で充填されて渦動が発生せず、またマットが充填物で覆われて、砂金がマットに捕集されにくい状態になります。これを防止するために、スルース・ボックスを130180rpmで揺動させて、リッフル間の重鉱物をルーズにして取り除きながら稼動させる揺動スルース(Oscillating sluicebox)というのがあります。また、リッフル間に低圧の水流を当てて充填物を取り除きながら稼動させる水圧リッフル(Hydraulic riffles)というのがあるようです。


・スルース・ボックスへの砂礫供給量

 1989−1990年にユーコン準州の24砂金地を対象に、カナダ・インディアン・北方局、砂鉱採掘課は、砂金粒に放射性を帯びさせて砂金の回収率を調査しました。即ち、4種類のサイズ(直径1.40.730.360.18mm)の砂金粒各100粒に原子炉で放射能を帯びさせ、砂礫とよく混合させて、スルース・ボックスをクリーニングする前1224時間前に給鉱ホッパーに投入しました。クリーニング時にこれら放射能を帯びた砂金をシンチレーション・カウンターで見つけ出して回収し、各粒度別の回収率を調査するという方法が採られました。また、各砂金地では砂礫の給鉱量、水量、スルース・ボックスの大きさ、リッフルの形状などが計測されました。100粒当りの標準誤差は23%、回収率が低下して50%に近くなると5%となりました。

調査結果については下記から要約しました。

Clarkson, R.R.(1989): Gold losses at Klondike placer mines. Klondike Placer Miners Association.

Clarkson, R.R.(1990): The use of radiotracers to evaluate gold losses at Klondike placer mines. Klondike Placer Miners Association.

──────────────────────────

Re:ユーコン砂金物語27.スルース・ボックスの改善(2)

ヒロです(2007/07/05 10:51:56)


 凄いです! 目からウロコです。貴重な資料、ありがとうございました。水量とリッフルの高さ・形・間隔、土砂の搬入量で、砂金の採れる大きさが変る事は、何となく感じていましたが・・・。今までは、試行錯誤でのリッフル形状・その他でした。

──────────────────────────

Re:ユーコン砂金物語27.スルース・ボックスの改善(2)

ATSUSHI GOMI(2007/07/06 23:52:29)


 ヒロさま、早速のコメントをありがとうございました。これらの情報がいくらかでもお役にたてれば、たいへん幸いに思います。スルース・ボックスについては、さらに実験的なデータが入手できていますので、書き込みをしていきたいと思います。よろしくお願いします。

──────────────────────────

Re:ユーコン砂金物語27.スルース・ボックスの改善(2)

ヒロです(2007/07/07 20:14:05)


 いえ! こちらこそ宜しく御願いします。この頃はアユ釣りとバッティングして、動力での砂金掘りが困難になって来ました。この半年間、試行錯誤でした・・・リッフル形状・その他については、何かを感じていたのですが、それを系統立てる事が出来ず、困惑の状態でした。アユ釣りが終わる頃まで、砂金掘りは休業状態ですが、この秋に向けて新たなチャレンジを試みるつもりです。これからも、宜しく御願いします

──────────────────────────

ユーコン砂金物語28. スルース・ボックスの改善(3)

ATSUSHI GOMI(2007/07/08 13:03:22)


 スルース・ボックスへの砂礫供給量について、従来はスルース・ボックス幅1フィートに対する水量を160インペリアル・ガロン/分としたときに、8立方ヤード/時間程度に抑えるべきといわれていました。経験的に給鉱量を増加させると、下図のように砂金の回収率が低下していくことが判っていました。1989−1990年の調査により、エクスパンデド・メタルのリッフルには8立方ヤード/時間程度の割合が適当であるが、アングル鋼材を使ったリッフルではこの倍に近い給鉱量でも機能することが判りました。水量は給鉱量よりも重要ではなく、スルース・ボックス幅1フィートに対する水量は、エクスパンデド・メタル(46ポンド/平方フィート)のリッフルで160インペリアル・ガロン/分、アングル鋼材のリッフルで320インペリアル・ガロン/分が適切とされました。


 スルース・ボックスへの砂礫供給量増加と砂金回収率の低下の関係

 スルース・ボックス幅(フィート:上横軸)または単位面積(平方フィート:下横軸)当りの砂礫供給量(立方ヤード/時間)の過剰によって、砂金回収率が低下することを示した図


・篩い分け

 スルース・ボックスに適当な粒度の砂礫を流す目的で、礫を予め除去する篩を設備すること(Pre-screening)が推奨されています。少なくとも直径1インチ以上の礫を除去しておくことにより、砂金の回収率は著しく向上し、必要な水量も少なくて済みます。このために、デロッカー(Derocker)、トロンメル・スクリーン(Trommel screen)、振動篩(Vibrating screen)などが用いられます。デロッカーはユーコンで開発された機械で、グリズリー・フィーダー(Grizzly feeder)を前後に揺動させながらフィーダー目によって細粒部を篩い分けるもので、非常に能率的に篩い分けができるということです。ただし処理能力が150立方ヤード/時と限られ、篩下も2.5インチ以下で比較的粗粒です。トロンメル・スクリーンは一般的に見られる機械で、筒状のスクリーンを傾斜させて設置し、これに散水させながらゆっくりと回転させて、上方から砂礫を供給し、解砕と篩い分けを同時に行うものです。振動篩は2〜3種類の篩目のスクリーンを重ね、機械的振動を与えながら篩い分けするもので、トロンメル・スクリーンよりも価格が安く効率的だといわれています。いずれも砂礫に粘土や表土が混ざると篩い分け効率が低下します。スル?ス・ボックスの上に穴を開けたパンチ・プレート(Punch plate)をつけて礫を除くのは、スルース・ボックスの傾斜を急にしても、スラリーの流速を非常に遅くさせ渦動を発生させにくくするため、砂金の回収率を低下させると考えられています。


 トロンメルとスルース・ボックスの組合せによる砂金回収装置


 ユーコンの大きな砂金地ではトリプルラン・スルース・ボックス(Triple-run sluice box)がしばしば使用されています。これは商品名ロス・ボックス(Ross Box)とも呼ばれています。構造は滑り板(Slick plate)、ダンプボックス回収(Dump box recovery area)、分配部(Distributor)、センターラン(Center run)、アンダーカーレントラン(Undercurrent run)、サイドラン(Side run)から構成されています。給鉱された砂礫は滑り板の部分で噴射水によって洗浄され、分配部の穴あき板またはスクリーンで篩われて、細粒部は両側のサイドランへ流され、礫はセンターランを押し流されます。ナゲットはセンターランで回収され、細かい砂金はサイドランで回収されます。


 トリプルラン・スルース・ボックスの見取り図

──────────────────────────

ユーコン砂金物語29. スルース・ボックスの改善(4)

ATSUSHI GOMI(2007/07/08 13:22:47)


 1986年にカナダのブリティシュ・コロンビア大学ではスルースボックスによる細粒砂金の回収率について実験しました(Poling,G.W. et al., 1987)。実験に使用されたスルースボックスは幅12インチ(30.5cm)、長さ8フィートで、全体は厚さ3/4(19mm)インチの合板で作られ、底部は厚さ1/8インチ(3.2mm)の耐磨耗性ゴム(アーマーボンド)で補強しました。このスルースボックスにリッフルはアングル材(1-1/4インチ:31.8mm)とエクスパンデドメタル(1-10H)の2種類、マットはノーマッド(Nomud)とココアマット(Cocoa matting)の2種類を設置し、給鉱量、水量を変えて、それぞれの砂金回収率を調べました。実験に使用した砂礫は3/4インチ(19.1mm)以下に篩って用いました。粒度分布は篩い目通過19.16.35mm30%6.350.42mm15%0.420.074mm5%0.074mm以下が10%で、19.1mm以上40%の礫は使用しませんでした。砂金は0.60.85mm(2028mesh)0.30.425mm(3548mesh)0.150.212mm(65100mesh)の3種類の粒度のものを用いました。


 スルースボックス実験装置の外観


 この結果、リッフルはアングル材ではマット面から高さ1-3/8インチ(35mm)、間隔1-1/4インチ(32mm)、エクスパンデドメタルでは高さ1/4インチ(6.35mm)、最大間隔3/4インチ(19mm)で使うのが良く、またエクスパンデドメタルの方が常に回収率が良く、目の方向は砂金回収率にあまり影響しないことが判りました。また、スルースボックスの角度は1-5/82-3/8インチ/フィート(7.7°11.2°)まで変化させてみましたが、回収率に相違はなかったようです。エクスパンデドメタルを使用した場合、少ない水量のほうが良く、水と砂礫の割合は4:1が最も高い回収率となりました。ノーマッドとココアマットはどちらも砂金を捕集するが、クリーニングにはノーマッドのほうが簡単であることが確認されました。


 エクスパンデドメタル・リッフルとアングル材・リッフルの渦動のできかた観察図


 I相(Phase I)ではリッフル間で水平軸をもつ渦動が発生し、リッフルの端に接触した全ての固体と液体がこの相に取り込まれる。II相(Phase II)はリッフル直上の流れで、ほぼスルースボックスと平行で殆どの固体が流下するが、一部はI相と常に交換されている。この相の厚さは通常12mmから25mmであった。III相(Phase III)はII相に重なり、主として粘土やシルトなど細粒固体から構成される。

 この実験で得られた砂金回収率に関するグラフを下記に紹介します。


 スルースボックス給鉱量と砂金の粒度と回収率の関係(横軸:給鉱量:0.015を乗じると凡そのkg/min/cmスルース幅に相当、縦軸:砂金回収率)

 スルースボックス幅1フィート当たりの1分間の砂礫給鉱量(重量ポンド)を変化させて流したところ、給鉱量が増えると粗粒の砂金では著しく回収率は変化しないが、細粒の砂金では回収率が悪くなった。最適な条件は300lb/min/ft width(4.46kg/min/cm スルース幅)付近であった。

条件:水量毎分400米ガロン(1,514 l/min)、スルースボックス傾斜2-3/8インチ/フィート(11.2°)、エクスパンデドメタル・リッフルを使用

 1-10Hエクスパンデドメタル・リッフルを使用した場合の砂金粒度と回収率の関係

 31.8mmアングル材・リッフルに比較して、0.2mm以上の砂金だとほぼ回収率90%以上で良好、かつ0.150.2mm程度の砂金でも回収率80%を示す。

 31.8mmアングル材・リッフルを使用した場合の砂金粒度と回収率の関係

 エクスパンデドメタル・リッフルよりも10%程度回収率が低い。

 スルース・ボックス中の砂金を回収する砂金掘り師たち(クロンダイク)

──────────────────────────

長崎県で浜砂金は採れる?

sugi(2007/07/09 19:31:01)


 昔の資料(20年位前)を見ていたら大串金山跡の近くで浜砂金が採れると書いてありました。早速行って見ましたが(場所も分からずに)金山跡さえ分かりませんでした(バイオパークの辺りと思う)。どなたか詳しい場所をご存知な方がおられれば教えていただけないでしょうか。

──────────────────────────

Re:長崎県で浜砂金は採れる?

野村(2007/07/10 08:27:18)


 九州の方ですか?「福岡石の会」に問い合わせられたら良いと思います。

──────────────────────────

Re:長崎県で浜砂金は採れる?

三木(2007/07/10 18:45:52)


 確かに採れますが、なかなか苦労しますよ。現在、鹿児島へ出張中なので、詳細な位置等は御連絡出来ませんが、過去ログ等を良く御覧になられることをお奨めします。なお、九州は全県で砂金が採れます(採集確認済み)ので頑張って下さい。

──────────────────────────

Re:長崎県で浜砂金は採れる?

K林(2007/07/10 22:14:05)


 私も、情報源は忘れましたが、旧長崎オランダ村の駐車場そばの海岸で浜砂金を採ったという話を見た(聞いた)覚えがあります。

──────────────────────────

Re:長崎県で浜砂金は採れる?

野村(2007/07/11 09:22:33)


 えーっと・・・・。それをK林さんに話したのはたぶん私です。昔にここの掲示板にも書きました。この話の出典は益富地学会館主催のミネラルショーに来ておられた「福岡石の会」の方から直接聞いたものです。お恥ずかしい話ですが、私自身は確認に行ってません。この話を聞かれたM木さんが行かれて、大変な苦労の結果、採集してこられました。私も分けていただきました。ただ場所的には「美味しく無い」所のようです。ねえM木さん?九州にはもっと「美味しい」所が沢山あるようです。

──────────────────────────

Re:長崎県で浜砂金は採れる?

M木(2007/07/12 22:54:52)


 ええ、野村先生の昔の書き込みを見て行って来ました。改めて、貴重な情報をありがとうございました。御礼申し上げます。

 ええ、本当に苦労しました。非常に処理しにくい土砂で、砂金の含有率も低いので、あまり「美味しく無い」場所ですね。九州で、私的に「美味しい」所は、宮崎県と熊本県でしょうか。宮崎県は、奥地にあり、遠いのが難点ですが、北海道を彷彿とさせる清流です。熊本県は、桜の名所近くにあるので、春は桜を愛でつつ・・・。九州では、砂金に関してはあまり注目されない地域ですが、機会が有りましたら、一度行ってみて下さい。

──────────────────────────

熊本で採れる?

sugi(2007/07/13 14:29:26)


 もう少しヒントがほしいです。

──────────────────────────

Re:熊本で採れる?

野村(2007/07/13 16:46:19)


 熊本県の桜の名所と言えば・・・・。

 http://www.kumakanren.com/faq/detail_12.html

──────────────────────────

さて、どこかな?

K林(2007/07/13 19:20:46)


 熊本はまだ行っていませんが、興味はありますね。と、手持ちの資料で調べたのですが、1つ目の資料には熊本県での金山資料なし。別のもので調べたら、何とかあったのですが・・・・・・「おどま」かな?

──────────────────────────

Re:さて、どこかな?

s原(2007/07/13 20:54:14)


 K林さん、先週そちらにメール入れときましたので確認のほどよろしく〜。

──────────────────────────

う〜〜ん、わかりません。

K林(2007/07/14 17:57:13)


 最近、迷惑メールが多くて削除してしまったかもしれません。すみません。昨年から職場が変わり、休日がほとんどなくなって砂金掘りに行くどころではなくなってしまいました。せっかく九州地方にも砂金掘りの方が現れたのにとても残念です。砂金掘りがしたいなぁ・・・・・。今日は午前中仕事、明日は息子の習い事の試合、明後日は午前中仕事・・・・はぁぁ。早く8月にならないかなぁ!!

──────────────────────────

Re:う〜〜ん、わかりません。

s原(2007/07/16 20:14:23)


 そうだったんですか!!そんなこととはツユ知らず・・・でした。体を壊さないようにしてください。もうすぐ8月!では、そのうち、また。

──────────────────────────

ヒント?

三木(2007/07/14 11:29:27)


 う〜ん、判ってしまうだろうなぁと思いながら書いたのですが・・・。桜の名所と書いたのが、混乱を招いたようですね。ローカルな名所なので、紹介のホームページには出ておりません。○○ウォーカーとかの春の特集で出てくるような、小さなものです。川そのものは(アタリが付いていると思いますが)、桜よりむしろ他の方で知られているかな?場所は、砂金掘りのセオリーは外していませんが、下流にトラップとも言うべき岩盤があります(この川で初めて採った場所です。けっして採れない訳ではありませんが、今の場所から考えると、罠だったと思えます)ので、御注意の程を。

 また、熊本県には、小規模な金山がいくつかあり、銅山もありましたので、この川に限らず、他の川でも採れる可能性はあります。事実、先日もs原さんと大雨のなか砂白金探索に出かけ、砂金(小さいですが)の方を見つけてしまいましたので・・・。ちなみに、県北には金の試掘鉱区がありまして、今も国道沿いのバス停と交差点名に名残りが見られます。上流部の山を越えた先では、砂金が採れていましたので、可能性があると思い行ってみたのですが、頑丈な堤防と酷い葦原に阻まれ断念しました。以上、ヒント?でした。

──────────────────────────

Re:ヒント?

sugi(2007/07/14 14:55:13)


 ぅ〜ん 難しい。

──────────────────────────

Re:ヒント?

s原(2007/07/14 16:00:54)


 明日15日の砂金掘りへのお誘いメールを入れときましたので、確認のほどよろしく〜。

──────────────────────────

Re:ヒント?

野村(2007/07/14 17:10:09)


 台風の増水、大丈夫ですか? 流されないように(笑)。じつは昨日、台風の増水を当て込んで、近くの川に砂金が引っかかるトラップ(鉄製の重いハンガリアンリッフル)を二つ、川底に仕掛けてきました。まだそれほど増水してなかったけれど、流されそうになりました。新しい方の登場で、九州が盛り上がってきましたね。行きたいなぁ!2009年には皆既日食のついでに寄せてもらうかも知れません。

──────────────────────────

Re:ヒント?

neko(2007/07/14 23:03:02)


 赤岩のところに仕掛けたプランターに砂金が溜まってるかな(笑)。今日見てきましたら濁流になっていたので流されていたりして・・・・。そのトラップはハンガリアンリッフルと言う事は基本型はスルース型ですか?

──────────────────────────

Re:ヒント?

s原(2007/07/16 21:01:38)


 今日、川内川の中流岸辺で昔の砂利採取トロンメル(けっこう大型でチェーンバケット付き)を見つけちゃいました!いつ頃放棄されたモノか、真っ赤に錆びて蔓草に覆われていて、何か日本離れした光景でした。見れば見るほど砂金採りに使えそうな感じでした。場所は薩摩川内市とさつま町の境界付近の北岸です。


>台風の増水、大丈夫ですか? 流されないように(笑)


 実は今日濁流に流されかけまして・・・と言うほどたいしたことは無かったのですが、増水に足捕られて2回も転倒でした。2日間連続の砂金掘りは堪えました。こんな時期に行くのがアホなのかな〜。


>2009年には皆既日食のついでに寄せてもらうかも知れません。


 2年後ですね。半日でも暇ありそうな時は声かけてください。一緒に砂金掘りしましょう!

──────────────────────────

三木さんどーも。

(2007/07/15 11:57:42)


 先日の件、推測をたてました。いつ行けるかは未定ですが調査予定です。

──────────────────────────

剛さんどーも。

三木(2007/07/15 23:55:55)


 こちらも、担当部課へ問い合わせてみましたが無駄足でした。引き続き調査を実施中です。なにか判りましたら、また御連絡致します。

──────────────────────────

Re:長崎県で浜砂金は採れる?

s(2007/07/11 10:21:36)


 日本地方鉱床誌によりますと、大串金山は「西彼杵郡大串村鳥加郷にある」と書かれていますので、鳥加川の流域にあったみたいですよ?

──────────────────────────

Re:長崎県で浜砂金は採れる?

野村(2007/07/11 11:25:01)


「日本金山誌」によると

 http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=32.59.31.043&lon=129.45.9.

 848&sc=4&mode=map&type=scroll

に大串金山の印が付いています。

──────────────────────────

お礼

sugi(2007/07/11 19:04:10)


 ありがとうございます。これで次回は目的地にたどり着けるはず。

──────────────────────────

ついでに香春町も分からず

sugi(2007/07/11 19:23:08)


 7月7日は大分の砂金を採りに行ったが、雨で川が増水、仕方ないので山越えして田川の方へ。香春町でも採れる(山口のK林さん?のサイト)との事だったので下見に行って見た。たぶん(勘で)K辺川かとでも違う様な(写真と違う様な)。川底もこれまた増水で底の様子が分からず。もう少しヒントがほしいです(川の名前とか)。

──────────────────────────

Re:ついでに香春町も分からず

K林(2007/07/12 19:09:30)


 何年か前のことなので、なんとなくしか覚えていませんが、K辺川までは正解です。具体的な場所は説明できませんが、川沿いの道をずんずん行ったところの広い川原から適当に降りたら花崗岩質の岩盤を見つけその上の堆積層から砂金を取りました。ご存知でしょうが、SD所付近でしたよ。ただ、訪れた季節は11月でしたので水量が少なかったです。最近のように増水している様子だと完全に水没していると思います。参考になったでしょうか。K林

──────────────────────────

お礼

sugi(2007/07/12 19:55:31)


 ありがとうございます。大変参考になりました。それとs原さんからメールが来てました。

──────────────────────────

四国Y野川の砂白金

s原(2007/07/12 20:11:48)


 三木さんから寄贈いただいたY野川の川砂の中から、砂金とともに4粒の砂白金が見つかりました!粒形は0.5〜0.1?ほどの微粒ですが、ともかく嬉しい〜!同定に至った根拠は次の通りです。

 ㈰北海道産と同じような銀白色の金属光沢を持つ

 ㈪水中での揺動感が砂金と同等以上の比重を示す

 ㈫モース硬度が6以上ある

 ㈬通電性がある

 ㈭塩酸に無反応である

以上、イリドスミン系の砂白金に間違いないと思います。また、この産地は、かつて文献などに記載されていた場所とは違っていて、新産地のようです。なお、5?ほどの自然銅も1個ありました。表面に孔雀石と赤銅鉱の被覆をまとっており、端を削り出してみたところ、石質のインクルージョンの入った銅が現れたので自然銅と同定しました。これも、嬉しい〜!

──────────────────────────

大森さんのページがアラスカゴールドフォーラムで紹介されてます。

野村(2007/07/15 17:01:42)


 大森さんのページがアラスカゴールドフォーラムで紹介されています。

──────────────────────────

六厩で

(2007/07/16 17:43:46)

http://park12.wakwak.com/~kosenkan/index.html


 15日は台風の影響が心配でしたが、Sさんと六厩に行ってきました。ポイントを教えてもらいながら、岩に張り付いた苔や岩の隙間をあさり、粉金を含めて20粒以上採ることができました。Sさん、どうもありがとうございました!

──────────────────────────

Re:ご苦労様です。またまた揺れました〜〜・・・

(2007/07/16 22:46:27)


 昨日行って正解でした。昨日はどうしてもどうしても無理してでも行きたい気分だったので。ご無理させましてすみませんでした。常識で考えれば今日が最適な日でしたね。ある意味今日の地震を予期したのかもしれません(??)。地震は震度5弱でかなり揺れました。仕事関係の施設が心配になり半日見回りしましたが何とか大丈夫でした。3月にも地震があったばかりなので揺れた時は慌てませんでした。私は無事です。

──────────────────────────

Re:大平金山に関する新聞記事

ATSUSHI GOMI(2007/07/22 14:51:12)


 神戸大学電子図書館の新聞記事文庫 金・銀(14-070)に、六厩近くの大平鉱山の山金に関する大阪毎日新聞の記事があります。


大阪毎日新聞 1936.3.10(昭和11)

 ズック袋の土塊は何んと『自然金』だ。造幣局の試金場で分析を頼まれ小松原博士おつ魂消る。

 造幣局試金場から冷やかに黄金に踊る世間をみつめている場長小松原博士すらが、労働者風の男が垢にまみれたズックの袋から取り出した一つの土塊を見て「これはすばらしい自然金だ」と驚嘆、ここではこの日のトピックの花形、広田内閣問題なんか吹き飛んでしまうほどの驚き。

 [写真(【写真は顕微鏡で見る泉局長と説明する小松原博士】)あり 省略]

 九日□□□□□□□□の作業服にコールテンズボン、ゴムの長靴という男が、同局の地金係を訪れ、袋の中から無造作に掴み出したのが七、八百匁もあろうかと思われる土塊、その土塊に粟粒大の自然金が無数、噴き出るようにこびりついている見事さに係員はまずびっくり、さっそく泉局長と試金場長の小松原工博に知らせた一目見て驚嘆した同博士はその男が右のほか別に持ってきた三種の砂のなかからピンセットで小さな金塊を摘み出し、顕微鏡にかけてみると全くインチキものではなく自然金であることが判明、さっそく分析に取りかかったが、この結果は十日間後でないと判明しないけれど博士の見当では十万分のいくらかと百万分の五だなんていうありふれた代物ではなく、めったにない実にめずらしい含有金のある鉱石であるとみられている

 政府の産金買上値が平価一匁五円の倍以上の十一円五十八銭、同日の大阪市中相場で売が一匁十二円五十銭もするので、百万分の五以上の含有量さえあれば採掘しても引合うというので、十万分台の鉱石は勿論のこと、ずいぶんひどい鉱石が持込まれ飛んだナンセンスを生んだり、品位の高い選鉱した鉱石を分析して、鉱山知識に不案内な世人を惑わせたりとかく悪用されることが多いこのごろなので、同局でも分析の結果を規定によって証明する外、何人の問に対しても、それ以外のことは絶対に告げなかったのであるが、この鉱石ばかりには全く驚き、二十余年間、分析事務にたずさわっている田中主任もこんな鉱石をみたのは初めてだといっている

 さて問題の労働者風の男の正体だが、同人は規定の書類に京都市猪熊八条下る鎌田藤太郎と記し、自然金の産地は岐阜県で「直径四尺、長さ百余間の鉱脈がある」などといっていた

 小松原博士談/一口にいえば、手でつまめるほどの自然金がある事が実にめずらしいのだ、数年前大分の一時有名だった馬上金山で見て以来はじめて見るもので、ずぶの素人の持って来た鉱石にこんなすばらしいものがあるなんて全く驚く、目で見て手でつまむ事が出来るからといって必ずしも品位が高いと定まっていない、だがこの鉱石はパーセンテージになることは間違いない、問題は鉱脈の点で、果してこんな鉱石の出る金山が発見されたとすれば日本も大金持になるのだがね…。

 徳川時代に掘った廃鉱 鎌田氏の話/分析依頼の主、京都市猪熊八条下る鎌田藤太郎氏を訪うと氏は熱心な神理教信者で自宅裏には神殿を設けその横に正面一面に金脈の露出した五貫もあろうと思われる鉱石が飾ってあって氏はその鉱石を顧みながら語る。

 品位試験を依頼した鉱石の産地は岐阜県大野郡荘川村の大平金山二十一万余坪およびその隣接地で百余万坪の広大な地域です、大平金山は徳川時代に金を採出したことがあったがその後ずっと廃山になっていて本年一月二十二日私の所有に帰するまで岐阜県の長田という人が所有していました、その当時は金は出なかったのです、こんなに金が含まれていようとは想像しませんでした、目下雪が一丈二尺も積もっていて手がつけられないが春になり次第徐々に事業を起そうと思っています。

           データ作成:2001.7 神戸大学附属図書館

──────────────────────────

Re:大平金山に関する新聞記事

(2007/07/22 15:47:19)


 誠にありがとうございます。非常に参考になります。いつも拝見させていただいております。こういう資料などがあれば又宜しくお願い致します。

──────────────────────────

Re:光金山に関する新聞記事

(2007/07/22 16:09:50)


 はないでしょうか・・・。太平金山については地元の人に非常に詳しい人がいましたので今度行った時に伺います。

──────────────────────────

無理だとは思いますが・・・。

チャレンジャー(2007/07/21 00:03:08)


 奄美大島で砂金の取れる場所は存在するのでしょうか?

是非チャレンジしてみたいのですが、あまりにも命がけのような気がして今一歩踏み込めない状況です。現実に取ってる方がいらっしゃるのなら勇気が持てるのですが・・・。もしくは、過去に取れていた場所などご存知でしたら明確な場所までは無理でも、何かヒントになるような事を教えて頂けませんか?どうか宜しくお願いします。

──────────────────────────

Re:無理だとは思いますが・・・。

ATSUSHI GOMI(2007/07/22 14:28:38)


 チャレンジャー様、残念ながら日本鉱産誌(I-a)(1956)によれば奄美大島に金銀鉱床の記載がありませんが、(I-b)によれば銅鉱床の記載が4箇所あります。このうち2箇所(大勝(屋入)、大浜)は鉱脈鉱床、残り2箇所(竜郷、寄浜)は層状含銅硫化鉄鉱床(キースラガー型)です。銅鉱床には微量の金を伴う可能性があり、実例からみて、砂金の存在する可能性は、層状含銅硫化鉄鉱床よりも鉱脈鉱床のほうが可能性が高いと思われます。

 大勝(屋入) 名瀬港北東15kmで浦、その北東約2.5kmの屋入の北方(図幅 赤木名)粘板岩中の鉱脈、走向N010E、レンズ状の富鉱体の大きさ30×15m程度、厚さ最大1m、黄銅鉱・磁硫鉄鉱・石英、1931年以後採掘、当時200t/月、1940年頃休山

 竜郷 名瀬港の北東21kmで阿円崎、その北方1.5km(図幅 赤木名)千枚岩質粘板岩中の層状含銅磁硫鉄鉱鉱床2鉱体、走向ほぼN05W、傾斜2040E、延長3055m7、深さ2530m、厚さ2m、黄銅鉱・磁硫鉄鉱・閃亜鉛鉱・石英・緑泥石、1932年から1940年頃まで古河鉱業採掘、当時最高400500t/

 大浜 名瀬港の南方30kmで西仲間、その南東10kmで大浜、その東方市崎の東方断崖(図幅 湯湾)粘板岩・砂岩互層中の網状鉱脈数条、主脈の走向N6070E、延長約100m、幅0.1m、黄銅鉱・磁硫鉄鉱・石英、19171918年探鉱、19311932年採掘

 寄浜 名瀬港の南方30kmで西仲間、その南方4kmの山間から舟で4km(図幅 湯湾)、粘板岩・砂岩互層からなり、鉱床は粘板岩中のせん断帯の層状含銅硫化鉄鉱鉱床、走向N4050E、傾斜3040NW、延長200300m、幅0.10.5m、黄銅鉱・磁硫鉄鉱・閃亜鉛鉱・石英、1940年頃、採掘当時3040t/

 一方、日本地方鉱床誌九州地方(1961)によれば、奄美大島の銅鉱床として、崩、屋入、名音、竜鼻山の名前があります。

 崩 竜郷村字竜郷の北1.5km

 屋入 竜郷村字屋入の北0.6km

 名音 大和村名音

 竜鼻山 住用村字戸玉の北北東2km

──────────────────────────

Re:無理だとは思いますが・・・。

三木(2007/07/22 19:51:42)


 チャレンジャーさん、はじめまして。さて、奄美大島で砂金が採れる場所は存在するか? という話ですが・・・。残念ながら、寡聞にして私は知りません。ただ、ATSUSHI GOMIさんが書かれているように、奄美大島には、かつて銅山が(奄美市名瀬や住用町、龍郷町等)あり、その内の龍郷鉱山は、『金、銀、銅、硫化鉄』で鉱区登録されておりました(福岡鉱山監督局管内鉱区一覧 大正15年版による)。お話の通りキースラガー鉱床ということであれば、別子銅山の例もありますので、周辺の川や浜で採れる可能性はあるかと思います。もっとも、量や大きさに拘らなければの話ですが・・・。

──────────────────────────

Re:無理だとは思いますが・・・。

チャレンジャー(2007/07/24 09:45:46)


 ATUSHI GOMIさん、細かい説明本当にありがとうございます。初心者にはちょっと意味不明な部分もありますが書いてある名前を元に色々調べて頑張ります!

 三木さん、楽しめれば良いと思ってるので、あまり量とかは拘ってないのです。ただ、大きい物が取れたらいいなぁ〜って夢だけは持ち続けて居たいです。

 それと、奄美大島の最大のネックは「ハブ」なのです・・・。北海道などは熊だと思うのですが、そんなには遭遇しないと思うのです。でも、ハブは・・・結構頻繁にいるから怖いですね。特に川等の涼しい場所に夏場は多いのです。安全最優先で頑張ってきます!教えていただいたお礼に必ず結果報告いたしますのでどうかお楽しみに・・・。それでは本当にありがとうございました。失礼いたします。

──────────────────────────

Re:無理だとは思いますが・・・。

チャレンジャー(2007/08/27 16:19:32)


 率直に結果だけを先に言いますと、ダメでした。色々頑張ったつもりなんですが、砂鉄やらさびた釘などは見つけられたのですが砂金は見つけられませんでした。草根引きも、メガネ堀も試したのですが全くダメで・・・。多分全く無いって事ではなくて、自分の実力が足りない結果だと思います。まだまだ諦めずに、時間を見つけて続けていくつもりなので見つけることが出来たら報告させていただきます。本当に色々教えていただいてありがとうございました。

──────────────────────────

Re:無理だとは思いますが・・・。

三木(2007/09/01 14:03:01)


 う〜ん、残念でしたね。でも、砂鉄や錆クギ等が出たのでしたら、掘る場所の考え方は合っていたかと思われます。それに、奄美の砂金掘りシーズンは、ハブの活動が鈍る冬になってからでしょうから、まだまだこれからだと思っております。諦めずに頑張って下さいね。

──────────────────────────

ユーコン砂金物語30. ロッカー

ATSUSHI GOMI(2007/07/22 15:03:08)


 ロッカー(Rocker)は別名クレイドル(Cradle)とかドーリー(Dolly)ともいい、ある程度の水が入手できる砂金地で、砂金を含む砂礫をパンニングよりも能率的に回収する道具として使われました。とくにクロンダイクの初期では沢の水量が限られていたため、直列に並べて使用されました。スルースと同様に、材木が入手できるところでは、砂金掘り師たちが手っ取り早く組み立てられ、すぐに実戦配備できる道具でした。

 通常のロッカーの大きさは長さ42インチ、幅16インチ、高さ12インチでの箱型で、揺りかごのような脚部(G)が付き、1820インチ四方、深さ4インチくらいのトレイ(A)が載ります。トレイの底は1/2インチ程度の穴あき鉄板(C)がつきます。トレイの下にはカンバス(E)を張ったエプロン(D)が挿入してあります。ロッカーの横には全体を揺動させるためのハンドル(H)がついています。ロッカーの底にはリッフル(B)が並べられています。

 砂金を含む砂礫はトレイの中で、水をかけられ揺動されて、細粒部がトレイ底に移動します。さらに底板の穴から落ちて、重たい砂金はエプロンのカンバスや底のリッフルに捕集されます。粘土の多い砂礫の場合には、エプロンに粘土層が集積し、砂金の回収率が悪くなるため、都度清掃が必要といわれます。


 クロンダイクのキングソロモン(King Solomon)鉱山におけるロッカー

 ロッカーの作動を示す断面図(Garnet Basque(1983)Method of Placer Miningより)

 典型的なロッカーの寸法(Garnet Basque(1983)Method of Placer Miningより)

 カナダのブリティシュ・コロンビア州クーテナイ(Kootenay)砂金地で使用されたロッカー

──────────────────────────

ユーコン砂金物語(最終回) 黄金狂時代

ATSUSHI GOMI(2007/07/22 15:44:27)


 ユーコン砂金物語も今回でおしまいです。

 クロンダイクのゴールドラッシュを題材にした有名な無声映画に、1925年の喜劇王チャールズ・チャップリンの「The Gold Rush(邦訳)黄金狂時代」があります。この映画はチャップリンが36歳のちきに、知人の家で見たチルクート峠(Chilkoot Pass)の黄金の階段(Golden Step)を登る探鉱者の列の写真によって、構想を思いついたといわれ、ゴールドラッシュの27年後の映画になります。

 ここに登場する山師はどうやら砂金ではなくて山金を目当てに探鉱しているように描かれています。実際、映画の中に砂金や山金を採掘している場面はなく、かわりに有名なギャクの連続場面が続きます。吹雪の山小屋で食料品がなくなり、仕方なく靴を食べる場面、相棒が鶏に見える幻覚に襲われる場面、強風で小屋が崖淵に飛ばされ落ちそうになる場面、ドーソンをモデルにしたと思われる町の酒場の女性に恋して裏切られ、パンとフォークとで彼女との踊りをイメージする場面など、後世に傑作といわれた数々の場面が見られます。

監督:チャールズ・チャップリン Charles Chaplin 

脚本:チ ャールズ・チャップリン Charles Chaplin

出演:主演 チャールズ・チャップリン Charles Chaplin

   探鉱者ジム マック・スウェイン Mack Swain

   酒場の女性 ジョージア・ヘイル Georgia Hale


 チルクート峠の黄金の階段を登る人々

 空腹に耐えかねて靴を食べるチャップリン

 山小屋のチャップリン

──────────────────────────

是非みたいです

(2007/07/22 12:20:51)


 日本鉱産誌をお持ちの方で貸していただけるかたいませんか・・・。

──────────────────────────

Re:是非みたいです

野村(2007/07/22 13:15:20)


 金沢大学の図書館で見せてもらえると思います。

──────────────────────────

Re:是非みたいです

(2007/07/22 13:23:19)


 流石に行き辛いです〜〜!先生ないですか?!

──────────────────────────

Re:是非みたいです

s原(2007/07/22 20:00:23)


 はじめまして!石川県立図書館にあります。また、大学図書館は受付で手続きすれば、誰でも閲覧できます。

──────────────────────────

Re:是非みたいです

(2007/07/22 20:48:43)


 こちらこそ宜しくです。ありがとうございます。石川県立図書館で確認します。大学図書館は訳ありで今は都合が悪いので行けないです。

──────────────────────────

Re:是非みたいです

K林(2007/07/24 07:09:40)


 鉱物関係じゃ「金属資源情報センター」の図書館で借りることができます。インターネット上で蔵書を検索でき、とても便利です。送料は負担しなければなりませんが、重宝しています。

──────────────────────────


──────────────────────────


──────────────────────────