鳴海金山の砂金探索記 大森 2001/08/15 15:09:59
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鳴海金山の砂金探索記 |
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大森 2001/08/15 15:09:59 | |
8月12日新潟県で私の母校の剣道部が合宿をしているので参加をするため新潟方面に向かった。一応前日に地図と検索で砂金採集に有望な地を探し、少々遠いが朝日村の鳴海金山に目を付けた。この金山は807年頃から幕末まで採掘されていたようです。秀吉の元に運上されていた全国の黄金の3割を占めていたと言うから期待が高まる。 これがまた東京からは遠いところで朝の5時に出たが渋滞も重なり12時頃到着した。村上市街から朝日スーパー林道を35キロほど走って到着する。現場にはゴールドパーク鳴海という観光坑道があり大切坑と黄金坑の2つが見学でき説明板と説明アナウンスと電球のみでマネキンや電飾などの小細工がなく好感が持てる。坑道の保存状態も良く一見の価値はあります。ここは6月から11月までの土日祝日のみの営業で近辺には食堂も土産物屋も自動販売機もないので訪れる方は注意をしていただきたい。坑道の入口には無造作に鉱山臼や擂り石がおいてある。出来れば説明を付けて大事に展示保管してほしいものである。 さて、見学も終わり肝心の砂金探索に入る。鉱山の下流にある猿田川でパンニングをすべく河原に降りる。するとアブの集団が私を襲ってきた。10や20といった程度の数ではない。恐怖に駆られすぐ逃げ出したが勇気を出して顔にタオルを巻き少し下流に降りたが結果は同じでしかも川の中に転んで全身ずぶ濡れだ。しかしどうしても気が済まない。気を取り直し冷静に考える。この鉱山は石英脈を掘ったのではなく岩盤の中の粘土脈から砂金を採取していたことを思い出した。そういえば林道を降りてくる途中、坑道と同質の岩盤が露出していることを思い出した。 現場に戻ると前日からの雨のため露頭の下には泥が溜まっていた。持っていたバケツに泥を詰め込みここを引き上げた。 翌日合宿地の近くの川で泥をパンニングする。当てにはしていなかったがちゃんと10粒ほどの砂金が見つかった。かなり小粒ではあるが、これが私の21番目の標本ラベルになった。 |