テレビ なわお 2002/02/28 18:52:24 
　　└昨日はノーベル化学賞受賞者の野依さんに、... 野村 2002/03/01 10:10:41 

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テレビ	返事を書く
なわお 2002/02/28 18:52:24
今、NHK関西版を見ていると野村さんの学校が映ってました。 野村さんは映らないかな〜っと画面を見つめていたのですが映っていませんでした。残念・・・ 和束川ですけども採れると私が教えてもらった場所は道の駅から上流ではなく、道の駅のすぐ下流、道の向かいに木材加工所のあるところの前だそうです。 ところがどうやら上流でやった河川工事の土砂が堆積しているらしく掘っても掘っても基盤は出てきませんでした。

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Re: テレビ	返事を書く
野村 2002/03/01 10:10:41
昨日はノーベル化学賞受賞者の野依さんに、母校である我が校に来ていただき、生徒のために講演をしていただきました。 私は完全に裏方さんを勤めていましたので、テレビには写っていなかったと思います。 講演は幼年時代の思い出から始まり、小学生のとき父親に連れられて行った新製品発表会で、「このナイロンは、水と空気と石炭から作られた。」と聞いて感激し、化学の道を志した話。 また大学時代には、世界中の２０以上の研究機関がしのぎを削って競争していた触媒の合成に、６年間失敗しつづけながらもついに成功し、今日のノーベル賞のきっかけになる最初の物質の合成に成功したこと。 しかし当時の学会も産業界も、それをほとんど評価しなかったことなどを話されました。 最後のまとめは、「現実に直面し、未来を見据え、個を確立すること。しかしこの”個”というのは、”全体”、”部分”に対応するものであり、明らかに”利己主義”や”孤立”とは違う。どんなに優秀でも”一人”では何も出来ない。多くの人と友交、協調、協力して人類に貢献しなければならない。」と話されました。 　後ろの席で聞いていた保護者にはかなりきつく言われました。 「お子さんに勉強させて、東大や京大に入れたら、いい会社に就職できるわ、などという了見でおられては困る！ これらの大学には莫大な税金を投入している。これはリーダーを養成する大学なのです。リーダーは集団を指導し、人類の幸せに貢献する責任と義務を持っているのです。」と言われました。 今朝、生徒に訊いても、大変重みのある言葉として受け止められていました。 　夕方からの受賞祝賀会でも、私は受け付けをやっていたので、野依さんに近づくことも出来ませんでした。参加者８５０人！　県知事も来ていました。 野依さんの前には、名刺を渡したい人や、一緒に写真を撮りたい人が長蛇の列を作っていて、野依さんがお気の毒に見えました。 もしお話できる時間があったら、学校の横の住吉川で採れた「砂金」をお見せしたかったのですが、とてもとても・・・。 この１年間に３００の講演予定があると聞いていましたが、お忙しい中を母校の後輩のために、本当に判りやすく話していただけました。 感謝しています。 県知事もお祝いの言葉の中で、こんなことを言っていました。 「このところ、兵庫県発の暗いニュースが多かった。尼崎の虐待死、宝塚の高速道路放置死、明石の花火会場事故。そんな中で、人々に夢と希望を与える、うれしいニュースでした。」 まことにその通りです。 　野依さんの足元にも及びませんが、私も子供達に「夢」を与えられるように頑張っていきたいと思います。