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山梨県下部町、早川町の報告(その1)

  山梨県下部町、早川町の報告(その1) 野村 2001/09/04 19:56:27 
  山梨県下部町、早川町の報告(その2) 野村 2001/09/04 19:59:22 
  山梨県下部町、早川町の報告(その3) 野村 2001/09/04 20:01:28 
  山梨県下部町、早川町の報告(その4) 野村 2001/09/04 20:03:30 
  山梨県下部町、早川町の報告(その5) 野村 2001/09/04 20:05:10 
   └訂正:納川−−>保川 野村 2001/09/05 11:12:05 
    └野村さん、こんにちは。 びんた切れの水晶 2001/09/05 21:52:43 
     ├花崗岩も要注意 野村 2001/09/07 09:44:59 
     │└なるほど。砂金はかなり流れるから、盤の良... びんた切れの水晶 2001/09/07 22:34:29 
     └黒色千枚質粘板岩ですか。 野村 2001/09/08 13:28:01 
      └巡検案内書は、野外に持ち歩くのでよく亡失... びんた切れの水晶 2001/09/09 10:36:20 

  山梨県下部町、早川町の報告(その1) 野村 2001/09/04 19:56:27  ツリーへ

山梨県下部町、早川町の報告(その1) 返事を書く
野村 2001/09/04 19:56:27
9月2日(日)に山梨県下部町と早川町で砂金を掘ってきた報告をします。
とは言っても、砂金の話はなかなか出てきませんが、我慢して読んでネ。

 下部町にある「湯之奥金山博物館」で9月2日に「こども金山探検隊」
のシリーズ最終行事として「灰吹き法」の実習をやるというので行くこと
にしました。前回お会いした大森さんに呼びかけたら、東京のナカノさん
も来られると言うことなので、甲府の弟子No.2夫妻ともども下部に行くこ
とにしました。朝9:30から始まるそうですが、一人当たりの作業時間
は10分程度と言うことなので、朝から下部川で砂金を掘ることにしまし
た。東京の大森さんとナカノさんも最初はそちらに来られるとのことです。
お二人は朝に東京から車で来られますが、私は前日出発せねばなりません。
前日の9月1日(土)は私の学校では始業式があり、仕事です。しかし、
今年は幸いにクラス担任がないので、始業式の後の職員会議さえ終われば、
学校を出られます。昼前には出られそうなので、「青春18切符」で行く
ことにします。
 何しろ、この夏は5回も砂金掘り旅行に出かけたもので、お金がありま
せん。うち3回は仕事とはいえ、生徒付き添い旅行の出張旅費が出るのは
まだ先なのです。「青春18切符」はありがたい庶民の味方です。時間さ
えかければ、神戸から山梨県まで2300円で行けるのですから。
 前の日はどこに泊まろう? どうせなら下部の砂金採集ポイントでキャ
ンプをしようか。そして夜通し徹夜で砂金を掘ろうかと考えました。
金沢市の橋本君という大学生に聞いた話なのですが、彼は昼間、鉱物採集
に行き、夜は犀川でヘッドランプを点けて砂金を掘っていたそうです。
基盤岩直上の段丘の底を掘っているので、手元さえ明るければ、パンニン
グも出来るというのです。私は、彼のこの話を聞いたとき感心しましたが、
今回、私もやってみようと考えました。下部のそのポイントは、地形的に
割と安全で、採集作業も割と単純な物ですから、夜に砂金を掘ることも可
能です。ポイントの近くにはトイレも水道もあり、テントも張れます。
 ところが、数日前になって天気予報が怪しくなってきました。9月1日
の山梨の降水確率が80%になっています。雨の中でテントを張って泊ま
るのは気が進みません。2日前になって、甲府の弟子No.2に電話をすると、
「先生、うちに泊まりなよー!」と言ってくれるので、結局、甲府に泊ま
ることにしました。

  山梨県下部町、早川町の報告(その2) 野村 2001/09/04 19:59:22  ツリーへ

Re: 山梨県下部町、早川町の報告(その1) 返事を書く
野村 2001/09/04 19:59:22
山梨県下部町、早川町の報告(その2)
 さて、いよいよ9月1日。始業式が長引いたり、職員会議が長引いたり
で、いらいらしながら出発のタイミングを待ちました。
11:30に大荷物を持って出発です。服装はネクタイ、革靴ですが、背
中にリュックサック、右肩には釣り竿ケース(バールと折りたたみシャベ
ルと手動ポンプ入り)、左肩にはバッカン(釣り用ビニールバケツのこと。
タワシやオタマ、ブラシ、箆など七つ道具入り)をさげた変な格好です。
さらに手には手製の「ロッカー」を1台持っています。この格好で、電車
でGOー! 東海道本線、中央線の新快速や各駅停車を乗り継いで、延々と
旅は続きます。途中、電車が川に差し掛かると、基盤岩が出ていないかと、
目を凝らします。今回も中央線多治見の近くで美味しそうな場所を発見し
ましたが、これはまた後日。甲府には20:24に着きました。車で旦那
とトシ君(1歳6ヶ月)がお出迎えです。遅くなって申し訳ないと謝りな
がら、弟子No.2の家へ行きました。食事をしながらトシ君をだっこして遊
んだりしました。そう言えばうちの息子(小学生)が、前の日に右顎が痛
いと言っていたのを思い出して、神戸の我が家に電話してみました。
妻が言うには「お多福風邪らしいとお医者さんに言われたよ!」
ヒエー! トシ君にうつしちゃったよー! ごめんなさい。
夜にはやっぱり雨がパラつきました。

 いよいよ9月2日(日)です。7時過ぎに甲府を出発。下部に着いたの
は8時45分を過ぎていました。大森さん達は8時には採集ポイントに来
ていて、私を駅まで捜しに行かれたりしたそうです。申し訳ない。大森さ
んは前に会っています。ナカノさんも、一目で、「あっ、砂金掘りの仲間
だ!」とすぐ分かったので声をかけました。挨拶の後、早速砂金を掘りま
す。1ヶ月前よりは水が少なくなっています。 しかし、その間に台風が
来ましたから増水で岸の様子は随分変わっていました。前回、大森さんが
紹介した採集の仕方で、浅いところの砂を掘ります。今回も深く掘ると、
砂金が減っていきます。不思議な場所です。

  山梨県下部町、早川町の報告(その3) 野村 2001/09/04 20:01:28  ツリーへ

Re: 山梨県下部町、早川町の報告(その1) 返事を書く
野村 2001/09/04 20:01:28
山梨県下部町、早川町の報告(その3)
 私が持っていった「ロッカー」の使い方を披露しました。次に「スルース
ボックス」、これは私の手作りで、弟子にあげた物ですが、本体は木製、
リッフルはアルミアングルから作った「ハンガリアンリッフル」、ちゃん
と「ノーマッドマット」も敷いてあります。これも使い方を披露します。
 今度は大森さんが、手作りの「板ネコ」を出してきました。木製です。
感心したのは、そのリッフルです。角材よりはやや薄目の板が、下流側に
倒れたように斜めに取り付けてあるのです。ハンガリアンリッフルと同じ
にしてあるのです。彼が言うには、大きい石が乗り越えやすいように、経
験的にこう改良したそうです。すごい! 日本で作られた板ネコは随分見
ましたが、どのリッフルも四角い角材をそのまま使っているものばかりで
した。アメリカではスルースのリッフルは、もうハンガリアンリッフルが
常識みたいになっています。しかし私は、本で知識を仕入れて、ハンガリ
アンリッフルを自作に使用しましたが、大森さんは経験から同じ様な物に
たどり着いています。すごい!
この後でも感じたのですが、彼の砂金のジャストポイントを見つける野生
の感は凄いです。それだけではなく、彼は観察力や洞察力も非常に鋭い訳
で、内心、舌を巻きました。
 次はナカノさんが手製のスルースボックスを出してきました。長いので
蝶番付きの二つ折り式です。材質はラワンしか手に入らなかったので、細
かい穴を塞ぐために耐水ニスが塗ってあります。リッフルは無く、底の面
に狭い溝が沢山きざんであります。このタイプは細かい砂金に向いていま
す。ただ、溝の傾きの向きが逆だと思いました。流れてきた砂金がそのま
ま滑り込むようなイメージで、下流側に深くなる斜めの溝を刻まれたと言
うことでした。「Back eddy(渦流)」や「low pressure(負圧) zone」
の説明をして、反対向きに使用することをお奨めしました。ただこれも、
私は本で読んだ知識と乏しい経験で言っているので、(実際に模型実験を
していないので)、「同じ条件の下、両方の向きで使用されてみて、どち
らの向きが良く砂金が採れるか、実験してみられるのが本当は良いですが」
とも付け加えておきました。

  山梨県下部町、早川町の報告(その4) 野村 2001/09/04 20:03:30  ツリーへ

Re: 山梨県下部町、早川町の報告(その1) 返事を書く
野村 2001/09/04 20:03:30
山梨県下部町、早川町の報告(その4)
 水が少ないので、川底に大きなコンクリート板が敷き詰めてあるのが見
えています。そのすき間が、幅20cm位ずつ開いているので、そこに砂
金が溜まっているに違いないと、みんなの意見が一致しました。掘ってみ
ることにします。ところが流れが早すぎて、ナカノさんのカッチャですく
っても、砂がすぐに流されてしまって思うように取り出せません。大きな
石を上流側に斜めに並べて流れの勢いを反らします。砂を取り出してパン
ニングしたナカノさんが叫びます。「野村さん、これスゴイよ!」
見ると、砂鉄の中に20粒以上砂金が見えます! 興奮して、掘り続けま
したが、この場所も深く掘るほど砂金は減ってきました。不思議です。
どうも砂防ダムの工事の時に流れ出した砂金が、表面付近に多く堆積して
いるのではないかと推測しました。この後、「盤叩き」もしてみました。
ナカノさんは2mmを出しました。大森さんは大きな石の上流側に溜まっ
ている砂を掘って、石と石の間の砂から2mmを2つ出しました。野生の
感というやつですか! まいった!
 ナカノさんが言うには、「野村さんの盤叩きが、私が理解していた通り
であることを確認しました。」そうです。彼は、私が何か新しいことをや
ると、前に来てジーと見つめています。全てを見抜くように観察している
様なのでちょっとビビッたのですが、「砂金を掘るのって、人がやるのを
見ていても、どうしてこんなに楽しいんだろう!」「人の皿でも、沢山出
ればいいな!と思っちゃうね。不思議なことに、人のが少なくて、自分の
が多いと良いな、とは思わないね。」と彼は言いました。 ああ、それで
ジーと見つめていたのですか。この言葉に、ナカノさんの性格がよく現れ
ていると思いました。
そんなこんなで13:30を過ぎてしまいました。最初の予定では、昼頃
に金山博物館に顔を出そうと言っていたのですが。遅くなったけど、博物
館に移動しました。行くと子供達が一生懸命、金粒を磨いています。
灰吹き法で作った純金です。1gの金ってこんなにでかいのか! 改めて
自分たちの採った砂金の小ささが身にしみます。館長さんと小松さん(学
芸員のお姉さん)に挨拶しました。大森さんは子供達におみやげを持って
きていました。山梨県竹の森の水晶と、富山県のサファイアです。子供達
は金だけでなく、水晶とサファイアをもらえて大喜びです。
私は持ってきたロッカーの使い方を説明します。博物館の「砂金掘り体験
コーナー」で実演して見せました。カリフォルニアのゴールドラッシュ時
代によく使われた道具だと説明すると、館長さんが、「中の構造が分かる
ように写真を撮らせてくれ」と言います。「そういうことなら、もう一台
作って差し上げますよ。この夏も生徒と使うために4台作ったのですから。」
と気前よく言ってしまいました。材料費は安いものなんですが、作る時間
がねー。まあ、いいか。何とかなるだろう。と言うわけで、私の自作ロッ
カーの9台目は「湯之奥金山博物館」に寄付することに決まりました。
博物館の皆さんや子供達への挨拶もそこそこに、遅くなった食事をします。
あのお蕎麦屋さんは美味しかったけれど、ごめんなさい、名前を忘れまし
た。

  山梨県下部町、早川町の報告(その5) 野村 2001/09/04 20:05:10  ツリーへ

Re: 山梨県下部町、早川町の報告(その1) 返事を書く
野村 2001/09/04 20:05:10
山梨県下部町、早川町の報告(その5)
15:30になりました。次は下部町の西の早川町に行きます。大森さん
が見つけた採集ポイントです。彼が言うには、小さいけれど数は出る場所、
だそうです。早川の支流の納川で、結晶片岩の基盤が出ている所です。
ここも不思議なことに、そこいら中の砂に砂金が入っています。ただ、多
い少ないの当たり外れがありますが。盤叩きの方は、私がやった中州のよ
うな場所では殆ど出ませんでした(1粒)。ナカノさんがやった、岸の風
化した結晶片岩では少々出たそうです。この場所での特筆は、アマルガム
砂金に気づいたことです。金と同じくらい重たい銀色の粒が結構混じって
いるのに気づいて、慎重に皿の水を回してみましたが、明らかに砂金と同
じ比重です。銀色の光沢も非常に明るい艶をしています。「これはアマル
ガム砂金だよ!」というと、大森さんが、「ここの納金山は昭和まで掘っ
ていましたから、水銀を使っていたでしょうね。」と言いました。
金の採集用に用いた水銀が流出した結果のようです。
弟子No.2夫妻も子供の相手を交代でしながら、砂金を掘ります。久しぶり
に砂金をとって、いい気晴らしになったと言ってくれました。
18:00に終了し、流れ解散となりました。大森さんは近くの名水を汲
んでから帰るそうです。私は弟子No.2の車で、JR富士川駅まで送っても
らうことにしました。富士川の河口の基盤岩をどうしても確認しておきた
かったからです。しかし、富士川の河口に着いたのは19:20で、もう
真っ暗。河原をヘッドライトで照らしても、危なくて下りていけませんで
した。仕方なく諦めて、駅に向かいました。JR富士川駅を19:48に
乗り、静岡に。静岡からは新幹線でないと今日中に帰れないので、チケッ
トショップで買って置いた安売り切符を使ってヒカリに乗りました。
その前に、お土産の「安倍川餅」を買うのを忘れずに、と。
神戸の自宅にたどり着いたのは23:58でした。家の前100mで、雨
がパラつき出しましたが、ぎりぎりセーフ!
この夏6回目の砂金採集の旅も終わりです。

金山博物館の小松さんによると、このホリオ君のホームページの掲示板を
読んでいて、「野村先生はしょっちゅう出歩いているけれど、独身なのだ
ろうか?」ということが、博物館で話題になったそうです。
いえいえ、ちゃんと結婚していて子供も2人います。ただ、「非常に理解
ある妻」に恵まれただけです。いつも感謝しております。
そして家にいるときの私は、もう「子供ベッタリ」なんですよ。念のため。

   └訂正:納川−−>保川 野村 2001/09/05 11:12:05  ツリーへ

Re: 山梨県下部町、早川町の報告(その5) 返事を書く
野村 2001/09/05 11:12:05
訂正:納川−−>保川
大森さんから指摘がありました。
(その5)に書いている早川町の場所は、納川ではなくて保川です。
私、野村の勘違いです。すみません。

    └野村さん、こんにちは。 びんた切れの水晶 2001/09/05 21:52:43  ツリーへ

Re: 訂正:納川−−>保川 返事を書く
びんた切れの水晶 2001/09/05 21:52:43
野村さん、こんにちは。

 採集記、楽しませてもらいました。

 手元の金山誌によると、保川周辺には自然金粒が見えるような、いわゆる老脈タイプの金山があるので、かねてから狙っていました。やっぱり、採れるのですね。機会があったら、行きたいです。

 それと、盤が「結晶片岩」とのことですが、あの辺は泥岩しかでません。泥岩が風化すると、ペラペラになり、一見結晶片岩風になります。

 それと、多治見周辺は、花崗岩が多く、あまり金が出ません。ペグマタイトがあるので、ジルコンとかトパズは出るかもしれませんが。

     ├花崗岩も要注意 野村 2001/09/07 09:44:59  ツリーへ

Re: 野村さん、こんにちは。 返事を書く
野村 2001/09/07 09:44:59
花崗岩も要注意
あれは泥岩だったのですか。
お恥ずかしい話、盤叩きをやっても、砂金を出すことに夢中で、
石そのものは持ち帰って確認していません。片理に沿って石英脈
が入っているなあと思いながら見ていたのですが、てっきり結晶
片岩だと思いこんでいました。次回行ったときにサンプリングし
てみます。
多治見の近くの「古虎渓」だったかな? 基盤岩は花崗岩では無
いようです。また、花崗岩地帯でも絶対に砂金が出ないとは限り
ませんので、要注意です。私は滋賀県の瀬田川の鹿跳峡(花崗岩
とホルンフェルスが接しているところ)で、田上山から流れてき
たトパーズと一緒に、2mmの砂金を出したことがあります。
どこから来たかはよく判りませんが。(田上山のアプライトや石
英脈からか、古琵琶湖層に入っていたものとの説も聞きました。)
また中津川で採れた砂金なる物を、鉱物関係のホームページで見
たことがありますし、千葉県にある「金鉱石博物館」で、これと
は別の「中津川の砂金」という標本も見せて貰いました。おそら
く錫石を採集していて出てきた物では無いでしょうか。
 上流が長い川では基盤岩さえ出ていれば、基盤の種類によらず、
砂金が引っかかっていることが多いようです。

     │└なるほど。砂金はかなり流れるから、盤の良... びんた切れの水晶 2001/09/07 22:34:29  ツリーへ

Re: 花崗岩も要注意 返事を書く
びんた切れの水晶 2001/09/07 22:34:29
 なるほど。砂金はかなり流れるから、盤の良さそうなところを狙うのがポイントなのですね。
 でも、やはり、私は老脈タイプの金鉱床がありそうなところの川を狙いたくなります。粒も大きいし、確率が高い。山金も肉眼で見えるのが多いですし。

 瀬田川では、やっぱりトパズが採れるのですね。私はそっちの方が欲しいです。あの辺はスカルンもあるので、砂金の起源はそれかもしれませんね。

 中津川も、砂金より錫石とかトパズのほうが欲しいです。ペグマタイトでも、金を含むことがありますし、ちょっと北にある石英脈なら金も出るのでしょう。

 私は、あまり時間がとれないので、ついつい資料に頼ってしまいます。それでも、スカが多いですが。

     └黒色千枚質粘板岩ですか。 野村 2001/09/08 13:28:01  ツリーへ

Re: 野村さん、こんにちは。 返事を書く
野村 2001/09/08 13:28:01
黒色千枚質粘板岩ですか。
大森さんからの手紙で、早川町の岩石を教えて貰いました。曰く、
「今日 コロナ社の山梨県地学ガイドに目を通してみますと、黒色千
 枚質粘板岩と書いてありました。早川町には雨畑硯という銘品があ
 りますが、この粘板岩が原石になっているようです。」
だそうです。コロナ社の山梨県地学ガイドは私も持っている筈なんで
すが、このところ見かけなくなって、どこか行方不明です。困った。
 瀬田川では、なかなかスゴイ経験をしましたが、また後日書きます。
今日は子供にせがまれていて、夕食は庭でバーベキュウです!
急いで帰って用意をしなくては。

      └巡検案内書は、野外に持ち歩くのでよく亡失... びんた切れの水晶 2001/09/09 10:36:20  ツリーへ

Re: 黒色千枚質粘板岩ですか。 返事を書く
びんた切れの水晶 2001/09/09 10:36:20
 巡検案内書は、野外に持ち歩くのでよく亡失しますね。私も、見つからない本とか地質図があります。
 石の記述は、文献により違っていたりします。早川町周辺は、瀬戸川層群というあまり古くない第三紀の石です。続成作用がどこまで進んでいるいるかの判断で、微妙に石の名前が違うのでしょう。泥岩・頁岩・粘板岩は、どれも泥が固まった石ですから。

 瀬田川の話は、是非聞かせてください。私は、上流の田上山で山を歩き回り、ガマを当てたことがあるのですが、あまり川とか沢を狙ったことがないので。過去の記録をみると、明治の頃にこの周辺の沢でトパズを採掘して輸出したみたいですね。薄い黄色の川流れのトパズの標本を見たことがあります。


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