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その後の四国(その1)

  その後の四国(その1) 野村 2001/08/24 15:45:50 
  その後の四国(その2) 野村 2001/08/24 15:56:18 
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その後の四国(その1) 返事を書く
野村 2001/08/24 15:45:50
その後の四国
2001年7月23〜25日の後日談
野村は24日の6時間に渡るポットホール浚えの作業をTシャツと海パン
でやったので、手足にひどい日焼けをしてしまい(時々水に浸かっていた
にも関わらず)、帰宅してから熱を出して寝込んでしまいました。

イタさんの後日談
25日帰りに、徳島へ向かう途中、今回やり残した場所、美馬町中鳥へ寄
ったら短時間ながら結構出たそうです。(30分で20〜30粒)
前回の下見の時は北側の岸に近い基盤の小山で遣ったのですが、この時は
さらに流れに近い方のもっと大きな岩盤の小山で遣ってみたそうです。
これは長さ30m、幅10m位の小山で、一見、中州のように見えていま
す。その後側で結構採れたそうです。(実はもっと大きな中州もあるが
巨大すぎて手が着けられない。)

8月17〜19日
地球科学教育研究会なるものが四国で開催されると言うので、それに参加
がてら、また吉野川へ行く。17日朝、神戸を出発。高知県のkitaさんに
電話するが、体調を崩しているのと、仕事が入っているのとで、今回は一
緒できないとのこと。彼は8月12日までに大野には2回行って、川に沿
った大きなクラックを徹底的に浚えて、ホームページに写真を載せている
大きな砂金を採集したとのこと。「あの場所はもう残ってませんよ。」と
言っていた。今回の我々のメンバーは、私、イタさん、それとイタさんの
教え子で今は大学生のトクちゃん。トクちゃんは大阪市立大学で地球科学
を専攻している。彼の野外実習教育を兼ねた旅となった。
徳島に渡り、香川県引田町の「びんび屋」で遅い朝飯を食べる。ここの
釜飯とみそ汁はとびきり旨い。その後、讃岐山脈を越えて吉野川へ。
●美馬郡美馬町中鳥
まず美馬町中鳥に到着。前回の帰りに、イタさんがけっこう採れたという
場所を全員で遣ってみる。暑い。30分でギブアップ。でも各自20粒以
上は採れている。美馬町の「わらべ」で昼食。ここは5月にも食べた場所。
前回は祖谷蕎麦、今回は讃岐うどん。旨い。
●三好郡山城町大野
昼過ぎ、山城町役場に到着。中村氏を訪ねるが休みであった。訪ねた事情
を話して、大野付近の詳しい地図をもらう。(縮尺1/5000)
大野に行き、トクちゃんの砂金掘りの実習。kitaさんが掘った跡がよく判
る。こんな風にするんだよと説明する。夕方まで掘って、新宮村経由で香
川県観音寺市のタイさん宅へ行く。タイさんはイタさんと大学の同級生。
今は小学校の校長さんである。ビールをいっぱい飲ませてもらいました。
●香川県三豊郡財田町(砂金ではなく化石)
翌18日。朝、タイさん宅に集合したおなじみのメンバー5人と同行して、
財田町のイノセラムスの化石が出たところへ行く。時間が無いので採集に
までは至らなかった。
●再び三好郡山城町大野
阿波池田経由でとにかく大野へ。皆さんに、ここでの砂金の掘り方を教え
る。イタさんは草根引き2mmを出した! 13時まで掘って出発。地球
科学教育研究会のマイクロバスに追いつくべく、高知県へ。
●高知県高岡郡佐川町(地質博物館)
佐川町の地質博物館へ到着。こちらが先に付いてしまった。マイクロバス

  その後の四国(その2) 野村 2001/08/24 15:56:18  ツリーへ

Re: その後の四国(その1) 返事を書く
野村 2001/08/24 15:56:18
その後の四国(その2)
は大歩危や龍河洞、桂浜を見学してから佐川に来る予定であった。遅れ
ているらしい。化石の展示を見学する。マイクロバス到着。メンバーと
合流して須崎市のホテルへ。
●四国南部の砂金の可能性、及び夢のような話「日本でダイヤ」
夕食時、顧問の大先生に我々が採った砂金を見せ、意見を聴く。三波川
帯で砂金が出たのは不思議ではないが、その大きさに驚いた!との反
応。さらに、四国南部の四万十帯での砂金産出の可能性を聴いてみる。
足摺岬の花崗岩の元になった酸性マグマの上部はどこへ消え去ったか?
その中に含まれていた金は今どこに? などである。結論として大先生
も、四国南部に「もし」砂金が出るならば、足摺方面であろうとのご意
見であった。他にも、これを機会にと色々質問した。もしも日本でダイ
ヤモンドが出るとしたらどこか? 大陸の一部であった時代にもたらさ
れたダイヤの2次堆積、3次堆積があるとしたらどこか? 私は以前に
地質調査所の人から聞いた「天草説」で意見を伺ったが、大先生は
「飛騨外縁帯」の方が可能性が高いだろうとのこと。この日はよく飲
み、よくしゃべった。
●高岡郡越知町大樽滝と横倉山(化石)
翌19日。寝過ごした!8時に電話で起きたら、他の部屋は皆、出発し
た後だった。目的地の横倉山で追い付くことにして朝食。横倉山の博物
館で皆に追い付いたが、見学している時間は無くなった。先に黒瀬川構
造帯の露頭を見学に、大樽滝へ行く。花崗岩だけでなく、片麻岩や結晶
片岩、凝灰岩まである。これも昔の大陸の一部であるから、砂金が無い
か(ダイヤも?)パンニングしてみることにする。滝のすぐ下流にポッ
トホールを見つけ、浚えるが、以外に深く底まで達しないうちに時間切
れ。残念。次に横倉山に登る。ここは有名なシルル紀の化石が出る石灰
岩の山。昼まで採集するが、きれいな化石は採れなかった。地球科学教
育会はここで解散になったが、イタさんの強い勧めでもう一度、化石捜
しに登る。夫婦杉の近くまで登って捜すと、見事な珊瑚の化石を発見!
イタさんは四射サンゴの単体分離したものを、私はハチの巣サンゴのや
はり単体分離したものを発見。15時近くになったので、急いで引き上
げる。遅い昼食を高知の近くで食べた。ビントロ丼(マグロを竜田揚げ
にしてご飯に載せタレをかけた物)は非常に旨かった。
●三度、山城町へ
同じ山城谷でももう少し上流の、愛媛県と徳島県の県境付近で、良さそ
うな場所を見つけておいたので、行ってみる。県境の臨時バス停から河
原に下りる道があった。川のカーブの内側で水平に基盤岩が出ている。
高いところではその基盤岩の上に堆積層が2mくらい積もっている。こ
れがもしかしてエドワード・モースの報告している7尺掘って基盤岩直

  その後の四国(その3) 野村 2001/08/24 15:57:07  ツリーへ

Re: その後の四国(その1) 返事を書く
野村 2001/08/24 15:57:07
その後の四国(その3)
上の粘土層のある場所ではないだろうか?などと話ながら、暗くならな
いうちにサンプリングに取りかかる。手頃なポットホールがあったので
浚えるが、これは不発。次に流れに直交する岸のクラックをバールで割
る。これは当たり。10粒ほど出た。ここら辺りも鉱滓が堆積してい
る。段丘堆積物を基盤まで掘るにはパワーシャベルが要るね、などと話
ながら撤収。暗くなる前、最後に次回の調査候補地を下見だけしてお
く。山城谷と小川谷との合流点付近を今までと反対の対岸から観察す
る。暗くなりすぐに見えなくなる。完全撤収。阿波池田から高速に乗
り、吉野川サービスエリアで夕食(あれ、何を食べたかな?)道は混ん
でいなかった。淡路島経由で神戸に22時過ぎに到着。お疲れさま。


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