川の流れと砂金の大きさの関係 22K 2002/08/05 19:09:52 └基本的にある砂金の粒は、下流に行くほど大... 野村 2002/08/07 13:28:37 └ありがとうございました。 22K 2002/08/08 10:22:41
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川の流れと砂金の大きさの関係 |
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22K 2002/08/05 19:09:52 | |
川の流れと砂金の大きさの関係について分からない事があるのですが、どなたか教えていただけないでしょうか? 調べてみて分かったのは、砂金の大きさ、形は上流の金の産地の近くでは小さくて歪な形、下って行くに従い成長し大きくて滑らかな形になっていき、浜砂金はとても細かい、という事なのですが、中流あたりで大きくなった後は石と同じように下るにつれて小さくなっていき、最後は浜砂金になるのでしょうか? もし、そうだとすると小さい砂金を見つけた場合、流れを遡って行けばより大きな砂金が見つかる可能性が高いという事なのでしょうか? |
└基本的にある砂金の粒は、下流に行くほど大... 野村 2002/08/07 13:28:37 ツリーへ
Re: 川の流れと砂金の大きさの関係 |
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野村 2002/08/07 13:28:37 | |
基本的にある砂金の粒は、下流に行くほど大きく成長していきます。 成長の仕組みは、岩の割れ目の中で金粒同士の接触、圧縮、振動などによる「合体」です。 やや大きい砂金で、見るからに2粒、3粒が「合体したばかり!」というような物は、 我々の収穫物の中にもよく見かけます。 では、下流ほど大きい砂金があるかというと、必ずしもそうはなりません。 上に書いたのは「ある砂金粒」に着目した場合です。 また、「全ての砂金粒」が、幸運にも割れ目の中で仲間と出会い、衝突、合体ができるとは限りません。 海に出るまで、大して成長できなかったまま「川砂金」の人生を終わる砂金もあります。 いや、むしろ細かいままで海まで出てしまう砂金の方が量的には多いでしょう。 大きさの違う砂金を比べた場合、小さい物ほど「下流へと流され易い」という性質があります。 ですから「上流」「中流」「下流」夫々の場所で基盤岩の割れ目に引っかかっている砂金粒を比べた場合、 「最大粒径」は「下流のほうが大きい」ということになるかもしれませんが、 「平均粒径」では途中の「中流で最大」となる可能性が在ります。 また「浜砂金」はさらに話が違ってきます。 川を流されてきた砂金の全て(?)かどうかは判りませんが、そのかなりの部分が、 うまく条件がそろった場合は海岸の砂に混じって堆積します。 すると「浜砂金」の大部分を占めるのは、非常に細かい砂金ということになります。 また浜砂金は、一旦海に出た砂金が、波の作用で打ち上げられるのだとも言います。 波で打ち上げられるとき、粒径によって海岸への上がり易さが違うと考えられます。重力に逆らうので、 小さい物ほど打ち上げられやすいでしょう。これらの理由で浜砂金は細かい物が多いと考えられます。 以上は野村の仮説です。もっと詳しくしらべるには、河川を下る砂金粒の「移動」と「成長」を、 確率過程でシミュレーションしなければならないでしょう。 それをやれば、実際に調べた「河口からの距離と平均粒径の関係」のグラフから、その川の砂金が どの程度、海に流失しているか、明らかになるでしょう。 私は以前から、全ての砂金のうちほとんどは海溝にまで流れて行き、海洋プレートと共に地球内部に潜り込んで、 また再びマグマと共に地表に噴出する、という、「金循環説」を唱えています。 これが証明できるでしょうか? |
└ありがとうございました。 22K 2002/08/08 10:22:41 ツリーへ
Re: 基本的にある砂金の粒は、下流に行くほど大... |
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22K 2002/08/08 10:22:41 | |
ありがとうございました。 砂金の大きさは成長していく作用と、流れを下りながら磨耗していく作用で決まると思っていたので、「小さい物ほど下流へと流され易い」という要素があるというのは気が付きませんでした。 小さな砂金からスケールの大きい「金循環説」までイメージできるなんてすごいです。 |