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隕石?

  隕石? 野村 2001/09/18 13:55:05 
  隕石とは縁がない びんた切れの水晶 2001/09/18 22:02:52 
   └南極は行ってみたいですねえ。 野村 2001/09/19 10:29:58 

  隕石? 野村 2001/09/18 13:55:05  ツリーへ

隕石? 返事を書く
野村 2001/09/18 13:55:05
砂金とは関係のない話ですが・・・
昨日、卒業生が学校へ訪ねて来ました。
おばあちゃんの田圃の真ん中に、いつの間にか大きな石があった。
2,3日ごとに見に行っているので、前からあった物ではない。
その付近では見かけないような石なので、隕石ではないか。
わざわざ誰かが運んできて、捨てていったとも思えない。
と言う話でした。場所は兵庫県小野市でのことです。
彼が持ってきた石を見てみると、大きさ15cm程度。
ずしりと重い、黒っぽい石です。
表面には、特にフュージョンクラスト(隕石に特有の表面溶融層)は
見られず、地球上の石と見られます。一部、欠けていて、新鮮な面も
見えます。全体に火山ガスの抜けた穴が多数あいていて、結論として
玄武岩質溶岩と思われます。ただ、この付近には無い石なので、誰か
が運んできてわざわざ捨てたのでしょうか? その辺の理由は不明の
ままです。
 残念な判定結果に終わったものの、わざわざ重たい石を運んできて
くれた彼には、学生食堂で定食とうどんを奢り、勉強も頑張るように
言って(彼は浪人している)別れました。

 皆さんは2年前に神戸に落下した「神戸隕石」の事を覚えておられ
ますか? あの時は、落下軌道を推定するために、目撃情報を確認し
に、毎日のように飛び回りました。砂金の調査さえ、しばらく出来ま
せんでした。落下の途中に分裂したことが確かとなり、未回収の破片
を求めて、六甲山中を捜索したことも数回に及びました。結局、他の
破片は発見できませんでしたが、その時の様子は、その年の12月に
NHKの「サイエンスアイ 宇宙デジタル図鑑 隕石」で放送されまし
た。
 他にも1992年の筑波隕石の時は、3mm位の破片(フュージョ
ンクラストが付いている)を、最初に発見された自動車修理工場の
屋根の上で採集しました。その年の夏には、ロシアのツングースカに
隕石を捜しに行きました。しかしこれは、全く見つからず(見つかれ
ば世界的大発見になったでしょうが)、1997年にはロシアのシホ
テアリンに隕鉄を捜しに行き、こちらは金属探知機で100個以上
採集できました。最大のもので3.8kgでした。(この隕鉄は鳥取
県の佐治アストロパーク天文台に、金属探知機とともに展示されてい
ます。)
 隕石捜しは、砂金捜しと違い、めったに見つかるものでは無いです
し、アプローチは非常に困難な場所が多いです。そして、大概は外国
です。
 来年、ロシアに三度誘われていますが、どなたか一緒に行きたいと
いう方はおられますか?

  隕石とは縁がない びんた切れの水晶 2001/09/18 22:02:52  ツリーへ

Re: 隕石? 返事を書く
びんた切れの水晶 2001/09/18 22:02:52
隕石とは縁がない

 野村さん、私も隕石が好きですが、どうも嫌われています。
 若い頃は、南極に行きたかったのです。やまと山脈の露氷帯で隕石拾いをしたかったのです。でも、南極行きたいのなら地震の仕事から高層に変わってねと当時の課長に言われ、その時NOと言ったが最後、チャンスが無くなってしまいました。

 つくば隕石の前年に、私は転勤になってしまい、つくばを離れてしまいました。私の勤務先は、隕石が降ったベルトのまっただ中なのですが、深い草や森が多いため破片は発見されていません。昨年、再び転勤でつくばに戻ってきて、昼休みに下を向いて歩き回っているのですが、隕石にはぶちあたりません。栗はあるんだけど…。

   └南極は行ってみたいですねえ。 野村 2001/09/19 10:29:58  ツリーへ

Re: 隕石とは縁がない 返事を書く
野村 2001/09/19 10:29:58
南極は行ってみたいですねえ。
隕石捜しはもちろんですが,他にも鉱物やオーロラなど,いろいろ
面白そうですね。石炭や古生代の化石も出るから,砂金だってある
かも? でもちょっと難しいですね。
私の知り合いで,日本人女性として最初に南極観測隊に参加した
豪傑(本人見てたらごめんね)がいます。日本の南極観測隊として
2人の女性隊員が公式に南極へ送り込まれるより,何年も前の話です。
彼女はどうしても南極へ行きたかった! でも壁は厚かった。
とうとう彼女は私費でニュージーランド隊に参加して、南極へと
渡ったのでした。日本人女性として最初に南極へ行った彼女の名前
は竹中さんといいます。
私が彼女に会ったのは,実に,ツングースカ隕石の調査にロシアを
訪れた時,1992年でした。ハバロフスクからクラスノヤルスクへの
飛行機の中で偶然に出会いました。当時彼女は名古屋大学の博士過程
にいて,ロシアの「森林学会」で研究発表するために,単身やってき
ていました。結婚はしておられましたが,とてもお若い感じの方でし
た。彼女の英語には随分助けられました。(ロシア人の学者とは,英
語で話したから。)帰国してから,ツングースカ隕石の爆心地で切り
出してきた木材の年輪や放射性炭素異常の調査を,彼女に依頼しまし
た。その後,年賀状やメールの遣り取りしかしていませんでしたが,
彼女が日本人女性最初の南極観測隊になっていたことを後で知り,
大変驚きました。
砂金とは関係の無い話を長々と書きましたが,彼女くらいの情熱と
根性があれば,世界中どこだって行ける! ということで,私にとっ
ての一つの目標になっている人物の話でした。私も負けてられない!


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